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【心理学】シンクロニシティ

「シンクロニシティ」


日本語に直すと、共時性。いわゆる、「意味のある偶然」。


一見、何の因果もない二つの事象がどこか意味のあるように思えてしまうことがあることから。以下はユングが語ったこのシンクロニシティに関する有名な話です。


ある詩人がとある人からプラムプディングをごちそうしてもらった。その十年後、詩人はパリのあるレストランでプラムプディングを注文したが、給仕はもう最後のプディングが出てしまったという。実はそのプディングを頼んだのが十年前に詩人にプディングをごちそうした人物であった。更に17年後、詩人はある集会でプディングをたのみ、昔の出来事を思い出して友人に冗談で、「彼(プディングをごちそうしてくれた人)がいれば役者が揃う」と冗談で話していた。するとまさにその瞬間その彼が店に入ってきた。


このプラムプディングの話は詩人による作り話とされていますが、たぶんみなさんも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。


ユングはいくつかの「偶然の一致」は単なる偶然ではなく、因果関係のない複数の事象が同時に発生していると考えました。この考えは集合的無意識にもつながっていきます。

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