【創作物】The SCP Foundation
「The SCP Foundation」
The SCP Foundationは、海外の怪奇創作をまとめたもので、非公式で日本語翻訳版が出ています。
http://scpjapan.wiki.fc2.com/
雰囲気で言えば、世界の怪奇的なもの大辞典的な感じ。全て創作で、完全オリジナルからパロ、日常的なネタも数多く含まれます。
ちなみに、SCPとは、「Secure(確保).Contain(収容).Protect(保護)」。The SCP Foundationのベース設定に関係します。
"人類はこれまでにおよそ25万年もの歴史を歩んできた。しかしその歴史のうち特筆すべきは僅かこの4000年に過ぎない。
我々は25万年に渡って何をしていたのか?そのほとんどを、理解の外にあるものを恐れて、洞窟の中で小さな焚火を囲み身を寄せ合って過ごしていたのだ。何故太陽が昇るのか、それを明らかにすることよりも、岩壁に刻まれた人頭を持つ巨大な鳥の神秘こそが真に迫るものであった。そして我々はそのような存在を『神』と、あるいは『悪魔』と呼び、許しを乞い、救済の祈りを捧げた。
時は流れ、それらは次第に衰え、我々の数は多いに増えた。恐れるものは数を減らし、世界はより理に適ったものへとなり始めた。しかしそれでも、不可解なるものは決して消え去りはしなかった。まるで世界が不条理と不可能を必要としているかのように。
人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない。他に我々を守るものはいない、我々自身が立ち上がらなければならないのだ。
人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。
We secure.(確保) We contain.(収容) We protect.(保護)
-- The Administrator"
"財団は異常な物品、存在、現象を封じ抑え込むことを任務として、秘密裏かつ世界規模での活動を行っています。それらの異常存在は世界の安全に対する重大な脅威であり、財団の活動は主要各国の政府から委任され、管轄権を越える権限を認められたものです。
財団の活動は正常性を維持するためのものであり、世界中の一般市民が異常に対する恐怖や疑念を抱くことなく日常を生きることができるよう、地球外、異次元、その他の超常的存在が及ぼす影響からの人類の独立を維持します。
我々の任務は3つの要素から成ります。
確保(Secure)
財団は異常存在が一般市民や対抗組織の手に落ちることを防ぐため、広域に渡る監視活動と通信傍受を通じ、可能な限り早期に異常存在を確保します。
収容(Contain)
財団は異常存在の影響が拡散することを防ぐため、あるいはそれらに関する知識が公衆に流布されるのを防ぎもみ消すため、移送、隠蔽、分解などにより異常存在を収容します。
保護(Protect)
財団は異常存在の影響から人類を保護するとともに、それら異常存在の性質と挙動を完全に理解する、あるいはそれらに基づいた新しい科学的理論が考案される時が来るまで、そうした異常存在を保護します。財団が異常存在の無力化・破壊を行うのは最後の手段であり、その異常存在を収容し続けることがあまりに危険すぎると判断した場合に限られた選択肢です。"
日本語版wikiより引用。
架空の機関、SCP財団が収集した「もの」の記録という形式で様々な創作がなされています。
例えばどんなものがあるかというと…
SCP-002 - The "Living" Room ("生きている"居間)
SCP-035 - Possessive Mask (取り憑くマスク)
SCP-145 - Man-Absorbing Phone (人吸い電話)
SCP-180 - Identity Thieving Hat (アイデンティティ盗難帽子)
…(適当に抜粋
いろいろなものがあります。結構どぎつい絵も入ってたりしますが、創作しているひとで特にSFとかこういう不思議なものが好きな人はのめり込むかも。僕も一時期時間を忘れてこれにはまっていましたw
おすすめのサイトです。