Phase4-2
!CAUTION!
プレイヤーはプレイ前に必ず契約書のページをよく読み、同意した上でプレイ画面に進んでください
一度プレイが始まりますと、二度と契約書のページには飛べませんのでご注意ください
「注意…」
文字が全て映し出されると下の方に契約書のページへ移行の文字と、全てに同意しますという文字、同意せず戻るの文字が浮かんできた。
試しに契約書のページをクリックするが、一面に注意書きが詳しく書かれていて、ゲームを始める前の但し書きのようなものがスクロールしきれないほど書かれている。
(ええっと…ダウンロードと通信料は無料…)
珍しい。普通こういったゲームはダウンロードは無料なのはよくあるが、通信料は携帯会社の管轄になるから有料になるのがほとんどだ。
(紹介制度‥これから私のところに誰かが送ったのかな)
誰か…
(匡…なの…?)
最初の画面で送られてきたコードを入れることが出来るようだが、それも1番最初の画面だけで2回目以降はコードを入れられないようだ。
(別に入れなくてもゲームは出来るようだけど、少しでも匡に繋がるようなものがもしあるのなら…)
一度画面を戻し、ノートの端に匡から送られてきたコードを走り書きした。
(そうだ)
そのコードの下に文字と時間を書く。
(ママからもらったメールの内容と時間も書いておこう)
折角書き留めるなら少しでも情報は多い方がいい。
もう一度メールについているURLからサイトに飛び、注意書きの下にある『同意します』のボタンを押すと、近くにあったクッションを壁と自分との間に挟み、画面を見つめた。
ダウンロードしますか? →はい いいえ
『はい』を選択してしばらくすると、携帯画面の右下に扉のアイコンが出来ている。
その新しいアイコンをクリックすると、さっきと同じように注意書きが出てきた。
@ATEENNTION@
このゲームはプレイによっては人体に影響を及ぼす可能性があります
現実世界で時間に制限のある場所、または人体に危険を及ぼす可能性がある場所でのプレイでは、クエスト受注・ストーリー選択は出来ません。
長時間プレイを希望の方は必ず身の安全が図れる場所でプレイしてください。
なお、当サイトへの問い合わせは一切受け付けておりません。
みなさまの手で世界を作り楽しんでください。
クリックボタンを押すと、アイコンと同じような扉が画面いっぱいの大きさに表示されていて、下にいくつかの選択肢が表示されていた。
その隣には鍵のマークがかかれており、下から2番目のところだけ黄色く光っている。
START
SETTING
CODE(初回プレイのみ)
CLOSED:00:00:00/ 71:59:48(0/1)
「時間?」
一番下にタイマーのようなものが書かれていたが、しばらく眺めていても左側の数字は増えず、右側の数字だけ減っていく。
その隣の数字の0も増えない。
眺めていても始まらないので、とりあえず光っている『コード』の画面を押すと、画面が切り替わり、ゴシック調の鳥かごのようなものが置かれている画面に切り替わった。
-コードを入力してください-
□□□□□□□□ ― □□□□□□□□
そこにメモしてある16ケタの数字を入力すると、『これでよろしいですか?』の文字。
『はい』を選択すると、鳥かごが開き手紙のようなアイコンから文字がアップされた。
これを受け取った方は タスク 様の紹介で参加された方へ送られております。
当サイトより紹介いただいた タスク 様、紹介を受けたプレイヤー様へささやかなプレゼントを送らせていただきます。
今後のプレイに役立ててください。
また、プレイヤー様宛に タスク 様から荷物をお預かりしています。重ねてご確認ください。
招待状×1
白の小包×1
青の小包×1
「ここでも『タスク』…」
無意識につぶやきながら元の画面に戻ると、そこにはコード選択の文字は消えて、今度はスタートの文字の隣にある鍵が光り、その下に表示されている時計がさらに少し減っていた。
スタートを押すと、ゲームではお決まりの『名前を教えてください』の文字が出てくるのかと思えば、
あなたは ゆずる 様でよろしいですね? →はい いいえ
「え…」
思わず携帯電話のクリアボタンを押すと、表示が切り替わり
あなたは ユズル 様でよろしいですね? →はい いいえ
クリアを押す
あなたは YUZURU 様でよろしいですね? →はい いいえ
クリア
あなたは 夕弦 様でよろしいですね? →はい いいえ
何度クリアを押してもこの繰り返し。
どうやって私の情報が漏れたのか私が『ゆずる』であることをあちらは知っているようだ。
私が選べるのは私の名前をひらがなにするかカタカナにするか、表記の仕方程度でしかない。
しかもそれ以外を選べないかのように、その言葉の末尾に
“でよろしいですね?”と書かれてある。
(間違いない…このゲームはおかしい)
うすうす感じていた予感が現実味を帯びてきている。携帯を持つ手もこころなしか震えている。
(けど)
ここに『タスク』はいる。
→はい
ボタンを押し、気持ちを落ち着けるように目をつぶる。
携帯を持っていない方の手で髪の端をつかむと、気持ちがほんの少しだけ落ち着いてきた。
そしてゆっくりと目を開けると、目の前には紫色の扉と真っ白い部屋だった。




