お礼のお礼の
私は本を読みながら、グレンを待っている。
本当は珈琲が飲みたいが、どうやらそのようなものは無いらしい。
いや、あっても子供向きでないと判断されたら、サクッと無いという嘘をつかれそうだ、この過保護な人達には。
しかし、世の中の蚕はみんなこうなんだろうか?
蚕に関することは教えないってゆうのは、羨ましすぎて私が家出しちゃう系?なわけないか、きっと痛くて話しづらい系だ、きっと。
グレンのお母さんには、無条件で嫌われてるらしいし、なンダカナァ
今日はお帰りなさいアナタ。をする為に昼寝をしてみた、途中グレンが遊びに来たみたいだが、寝てるので帰って行ったらしい。
やはり夫婦には語り合う時間が必要だ!
と、待てよ。
私は私の部屋で待ってるけど、普通自分の部屋に帰って来るんじゃない?
普通、、
しまった
私は慌てて本を小脇に立ち上がり、天蓋をめくってベッドの脇を通り抜け、グレンの部屋に向う。
灯りをつけて、サイドテーブルに本を置き、自分の部屋に戻って飲み物をとり、灯りを消してきた。
ふぅ。
間に合った!
でも、これから毎日のことだから、何処で待つか決めないとね。
ソファによじ登り、辺りを見渡す。
ソファも大っきい。
グレンの部屋だ。
思えば、ここから全てが始まったんだ。
感慨深い、早く帰って来ないかな、グレン。
んう?
おぅチ!
「、、お帰りなさい!」アナタ。
アナタは言えない、勢いでも言えない、ムリムリ。
グレンは襟を緩めただけの格好で、まず私をお布団に入れてくれようとしていたみたい。
今朝は変なグレンだったけど、やっぱり優しい世界一の旦那様だ。たまに変なのぐらいオッケーだよ、私にはもったいないくらいの素敵な旦那様。
「あ、あのね、グレン」
このままじゃ、ベッド真っしぐらだ。
「今日はグレンを待ってたの。
あ、あの、何か、、出来ること、ないかなと思って。」
ヤバイ、人相悪くなってきた、困惑してる、いきなりすぎた?
「ほ、ほら、背中流すとか、、マッサー」
「いいのか?」
ジ、、は、いいのね。背中流すのを御所望ですね。
「う。うん!出来れば、毎日何かさせて欲しいの。」
まいにち、と小さく呟き、グレンは固まっている。時間的にムリなんだろうか?
スケジュール確認してもらうほどの拘束力のある約束じゃなくていいんだけどな。まだまだ固いなっ。
「あ、あのあの、ムリならいいの。ダメな日はそれで、、」
目指してるのは内助の功なんだから。
深く頷いたグレンはソファに戻って私を下ろし、服を脱ぐ。
いつもながら見事な脱ぎっぷりだなぁと眺めていると、目があった旦那様は嫣然と微笑み、私をひん剥いた!
「ちょっ、わ、私はもう入ったからっいいよっ」
「私からも、お前にしてやりたいんだ、ユーリ。」




