精霊
あれが精霊なのか。
形も色もない、存在感だけ。
嬉しい、楽しい、面白い、そんな、なんていうか、雰囲気がした。
「グレンさん、、」
「なんだ」
「グレンさんには、精霊が見えるのですか?」
「グレン、だ、ユーリ」
何気にハードルが上がった!
「ぐ、グレンっ、は、精霊が見えた?」
グレンさんは私を膝にのせて、良く出来たと肩を撫でる。
だけど不思議そうに、精霊の何が見えるのかと逆に聞きかえされた。
「色?形っていうか、、すがた?」
イメージは、泉に斧を落としたら、水中から出てきてナゾナゾで人を試す、長い髪の女性?
なんか、コワ。
「すがた?
形を持っているのですか?精霊も?」
側で控えていたイザベルさんも不思議そうに云う。
アレ?
「え、うーん。
私も見たことは無いんだけど、なんか、物語のイメージでは女性?なのかな〜って思ってたの。」
「森の妖精の様な?」
「よ、妖精はいるの?」
「いるな。」
「いらっしゃいます。」
「え!!、会ってみたい!」
グレンさん、イザベルさんは微妙な沈黙を返す。
どうしたの?!
「いいこにしてたらな。」
「あら、そろそろの様ですわ。」
またベランダでこんにちはの時間になった。
最初は今日結婚した人達で、次は入れ替わりでお祝いに来た人達に挨拶。
来てくれた人達には、お菓子を渡すんだって。
私も味見させて貰ったけど、白いのとピンクの色した丸いクッキーみたいなお菓子で、サクっとして、甘くてにんまりする味だった。ピンクのは、あの特産サクランボが入っていて、甘酸っぱいのがまた美味しかった。
OOOOOO
終わった!!
自分の部屋でイザベルさんにあれやこれやを全て外して貰い、とりあえずお風呂で頭を洗って貰っている。
いつもは自分でなんとかしてるけど、今日は疲れてたのと、頭が複雑なことになってたのでプロの手に甘えることにした。
イザベルさんも、一緒にはいったらいいのになぁ。
ソファでウトウトしてた筈がいつの間にかベッドにいる、ということは、グレンさん帰ってきたのかな?
イヤイヤ、イザベルさんも力持ちだから意外によいしょかも。
ぼぁっとした頭で起き上がる、お水飲もう。
あ、グレンさんまだ帰ってきてないや。
そういえば、もうピーター犬の夢見なかったな、あのオマジナイが効いたのかな。
分かったから、ちょっと待って。が、グレンさんが教えてくれた呪文。
分かったって言って大丈夫なのか聞いたら、大丈夫らしい。
でも、どんな夢でも使えるわけじゃないから、また変な夢をみたら話して欲しいって、、恥ずかしい夢みたら大変だなぁ。ちゃんと話せるかな?




