夢
「あの時の犬か、、」
「はい。」
「厄介だな、、
ユーリの魔力に味をしめたか。」
「おそらくは。」
「跳ね返せないか?」
「ユーリ様の夢です、私ごときには、とても。」
「、、、近くにいるのか?」
「領内、、でしょう。」
実体が近づくことは不可能だろう。
あの事件以降城の警備も厳しい。
勿論、城から出すつもりはない。
だが、ただ、夢の中であっても、一方的であっても、男と会っていることが腹ただしい。
「ユーリ様の方から、遮断して貰うわけにはまいりませんか、、?」
無理と分かっている口調でピピンが云う。
、、それは、最後の手段だな
無言の私にピピンはそうでしょうね、と独り言ちた。
OOOOOO
「だから、きけよ、話を!」
いきなり現れて、だからって、何事?!
「ずっと待ってんだよ、こっちはよ!!つまらないこと考えてねえで、キッチリ話を聞きやがれ!」
またピーター犬か。
なんでこんな夢みるんだろう?
「黙れって、黙れ!」
あまりに煩いピーター犬
「犬はつけるな!!」
もとい、ピーターに、仕方ないから目をむける。
「大事な話だ、余計なこと考えずに良く聞けよ!
そんでそのまま、お前の猛犬に伝えるんだ。」
猛犬?って犬?
わたしの?
「何も考えるなっ」
OOOOOO
「と、いうわけなんです。」
私はブランコでうっかり寝てしまったらしく、起きたらグレンさんが膝に抱えてくれてました。
そのままどうした、と問われ、夢の話をしています。
「それで、その印はどうせよと?」
夢の話でも、グレンさんはしごく真面目に聞いてくれます。
「それが、可笑しいんですよ〜!
私の髪の毛を指の長さほど入れて欲しいんですって!」
乙女かっ
髪が欲しいだなんて、追っかけな猛烈ファンみたい!
困っちゃうね。
いや、夢でみたんだから、それって私の願望めいた何かなのかな〜恥ずかしい!?
グレンさんは夢占いとか信じる方なのかな?どんな意味があるんだろ?




