カウントダウン
……なんてね。 ここまで読んでくれたってことは、私の人生最大の「転機」――あのクソみたいな95点のテスト事件まで知ってくれたってことだよね? 重かった? 引いた? でも、過去の話をダラダラ書くのはここでおしまい。だってみんな、私のことなんてまだ何も知らないんだし。
だから、改めて自己紹介をするね。 名前とか年齢とか、そんなつまんない情報じゃない。 私という人間を証明する、もっと正確な「数字」で。
リスカの総数、2,874本。 自殺未遂、12回。 ODで救急搬送された回数、7回。 閉鎖病棟への入院、3回。
ねえ、すごくない? これ、私が32年間生きてきて、積み上げてきた「スコア」だよ。 ふふ、引かないでよ。これは私の「戦歴」であり、生き延びてきた「勲章」なんだから。
普通の人たちは「貯金」とか「勤続年数」とか、そういうプラスの数字を積み上げていくんでしょ? でも、あの95点の日に「お前はいらない」って言われた私にとっては、人生はずっとマイナスからのスタート。 だから、この傷の数こそが、何十年も「マイナス」にならずに「ゼロ」をキープし続けてきた、血の滲むような努力の証拠なの。
私がいつからこの「スコア」を数え始めたか。 そう、あの95点の日の夜から。 まだ聖書(南条あや)にも、神様(Cocco)にも出会う前。 あの小さな部屋で、私が記念すべき「1本目」の儀式を見つけた日の日記を見せてあげる。




