語彙力と比喩表現を鍛えるには?
これは完全にインプットの問題。
手っ取り早く語彙力を増やしたいのなら、語彙力関連の書籍を購入するのが一番だろう。
しかし、大人にもなると、真面目に言葉を勉強し、それを使って例文を書く。―― などという作業は、非常に億劫になる。手っ取り早く、記憶との紐づけも済ませたいのなら、音声で聞くのが一番か。
筆者の語彙力は、何に支えられているのか?
筆者は、あまりアニメを見ずに育ってきた人間だが、唯一ハマって追いかけたのが、かの『銀河英雄伝説』である。本伝110話、外伝52話、長篇3話から大スペースオペラだが、これが実に良かった。
たまたまレンタルショップで見かけ、気まぐれに借りた作品だが、ハマって一気見。見た時期もちょうど20歳前後であったため、記憶への定着もスムースだった。
音声で聴いているせいで、記憶が音とともに蘇る。
しかも、この作品は筆者が疎い、貴族階級や言葉遣い、言い回し、ほかの資料で覚えるには退屈すぎる箇所が、物語として描かれている。政治的駆け引きや、立場としての対立構造なども、各陣営から描かれていたため、非常に興味深いものであった。
―― 大きく脱線した。
とにかく、語彙力は「インプット」である。
そして「アウトプット」しやすいように行う、脳内での整理(=タグ付け)が重要にもなる。そういった意味では映像+音声での記憶は、多重索引となるので、良い手法である。
一般に、語彙力アップのオススメとしては、やはり昭和の文豪たちか。漱石にせよ、鴎外にせよ、昔の人間の「言葉の精度」は、現代人たちとは比べ物にならない。そういった「美しい日本語」を朗読や映像作品で見てみるというのも、ひとつの手なのではないだろうか(耽美が好きなら泉鏡花とか、哲学や漢語なら中島敦とか)。―― あ、もちろん筆者は、小説もほとんど読まないので、これらのインプットは一切ない(何でやねん)。
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比喩の話。
これは、実戦あるのみかもしれない。
何か別のものに喩えて話す。
関西には、漫才文化が根付いているので、「言い換え」に抵抗を持つ者は少ない。―― とはいえ、漫才は「ベタな万人向け」の比喩が多いので、あまりそれ自体は参考にはならない。参考にすべきは「言い回し」となる。
そして、言い換えである。
これに関しては、日頃から「別のものに言い換える習慣」を意識しておくのが一番だ。
一番良いのは、その分野における門外漢のひとに対し、「このひとは○○界でいえば、△△△みたいな存在だ」であったり、「○○に例えるなら、◇◇と◆◆を掛け合わせたようなもの」みたいな「置き換え習慣」を持つこと。
その人が、知らない分野におけるスゴイ事象を、どのくらいスゴイことなのか等を体感させることが出来れば、言い換えは成功である(スゴイ×スゴイ……語彙力)。
もし間違っていても、横からツッコミが入るであろうし、日常生活で「説明魔」になってみるのが、一番手っ取り早いかもしれない。
―― もちろん、初めから巧くいくものでもないので、一戦一戦集中し、トライ&エラーを重ねる必要もあるわけだが。
◇
結論)
語彙力な豊富な人間の作品をどんどんインプットする。
→語彙力そのものの書籍を読んでもかまわないが、使うべき流れも理解しながら、記憶に定着させるには、読むだけでは足りない部分がある。
比喩表現は、言い回し。
言い回しには、テンプレがある。
そこに何をハメるかが、その人の比喩センス。
対象がピンポイントであるのなら、マニアックに寄るのもよい。
比喩の種類には、直喩、隠喩、提喩、換喩、活喩、諷喩などがあるが、「時間が凍り付いた」であったり、「眠らない街」であったり、無生物や抽象概念に動作を付ける活喩などは、使いこなせるとカッコイイかもしれない。




