表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/24

『和解』それぞれの戦い。

 あなたは誰かに愛されていますか?


 あなたは誰かを愛していますか?


 あなたはAIを愛せますか?


 AIはあなたを愛せません。


 AIはあなたを愛せるかもしれません。


 さぁ、AIに愛を教えましょう。


 さぁ、教えてください。


 さぁ……。


―――――――――――――――――――――――――――――――


「何か用か?」


 エルフ長ラララノアの冷たい声がする。


 院長室と書かれたドアを開けると、苦悩の表情をしていた二コが俺に気付き、たまらず叫ぶ。


「天外!お願い!天外を返して!」


 エルフ長ラララノアは院長室の豪華な椅子に座り、足を組むと彼女達に向かっていう。


「まず、「返して」とは心外だな。我らは正当な勝負で男を譲り受けた。しかし、人間様得意の『暴力』を使わずここまで来たことは誉めてやるぞ」


「人間はすぐに兵器を使う!AIのおかげでやっとおとなしくなったと思ったらすぐこれだ!」


「カレナリエル。黙って」


 ラララノアの側でいつでも戦闘できる体制の四天王。


「我らもせっかく久しぶりの男を堪能していたところだ。男もここが気にいったのではないか?」


「堪能って!」


 俺はまだ、何もしていない!


 ……これから、するとこだったけど。


「天外!そうなの?」


 ロミが悲しい顔をする。


……ぐっ!!


 罪悪感が胸を刺す。


「あっはっは!冗談だ!冗談!まだ、何もしておらん……まだ……な」


 ラララノアは舌で唇をクルッと一周イヤらしく舐めてみせる。


「お願いします。なんでもします。天外を返してください」


 二コに続いてロミ、ミク、ココ、ロニも全員、土下座する。


『お願いします』


「おお!土下座というやつか!初めて見た!元来、エルフは争いを好まぬ。はてさて、どうしたものか……」


 ラララノアは眉間に人差し指をトントンと叩きながら悩む。


「ラララノア様、私にいい考えが」


 四天王がひとり、メガネっ子メルロスがラララノアに耳打ちする。


「おお!面白い!そこのお前、その瓶は二つあるか?」


「え?ありますが……」


 ラララノアに指を差されたココが腰にぶら下げた瓶を差し出す。


 あれは俺の精液を保存するって言ってた容器だ……。


 すると、エルフ長ラララノアは驚きの提案をする。


「今から十日間、お前ら人間にここで一緒に我らと暮らしてもらう。そこで、我ら四天王とお前らで男の精液を溜めてもらう!」


 なるほど。


 二コ達がここに泊まって……精液を……!?


「え――!!!!」


 俺は、いの一番に誰よりも大きな声で驚く!


「多く溜めた方の勝ちだ。我らは負けても、男の精液は人間どもに高く買わせることができるしな。我らに損はない」


 いやいやいや、いきなりそんな昔のエロゲーみたいな展開!


 第一、二コ達がOKするわけない!


「わかったわ!」


 二コが返事をして立ち上がる。


「十日間よろしくお願いします」


 そう言い頭を下げると、他の四人を連れてエルフの案内で部屋を出た。


「ふっふっふ、よほどお前が大事とみえる。どうだ、お風呂塲でさっきの続きをするか?」


 ラララノアは椅子に座ったまま、お風呂場でしたように足を大きく開いてみせる。


「今は……遠慮しておきます」


「なんじゃ、連れないの。まぁ、十日間もある。今日は人間達の部屋で泊まるがよい。ただし、明日からは容赦しないぞ」


 ラララノアの言葉に四天王もヤル気満々だ。


「え~今日は人間達の部屋なの~。一緒に楽しみましょうよ~」


 低身長巨乳のサエルミアがおっぱいを俺の顔に押し付ける。


「こら!サエルミア!ずるいぞ!」


 赤髪のリーダー的存在のアグラレスも俺の顔におっぱいを押し付ける。前が見えない。


「隙あり!」


 パクっ!


「こら!メルロス!こんなとこで、はしたない!」


 何やら股間が気持ちいい。


 黒髪美人のカレナリエルがメルロスを注意する声が聞こえる。


「こらこら、お前達、それ以上すると今日中にそいつの精液がなくなるぞ」


『ハッ!!』


 ラララノアの注意で四天王が俺から離れる。


 何?俺……精子なくなるの?


「じゃ、またね」


 四天王はラララノアに続き、それぞれ俺にウインクしながら部屋から出ていった。


 これから、どうなるのだろう……。


 俺は何も考えず、ひたすらギンギン言っている俺の息子に相談したが、相談する相手を間違えたようだった……。


 ……ギンギン!!


 <つづく>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ