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『告白2』ゴブリンの価値観。

 男は大きいほうがいいと言います。


 女は小さいほうがいいとも言います。


 男は大きいと言われると喜びます。


 女は大きいと喜ばない人が多いです。


 大変、申し訳ないですが、


 どんな大きさでも「あっ……おっきぃ……」と言ってください。


 大変申し訳ないことですが……。


―――――――――――――――――――――――――――――――


 岩陰に隠れた二コ、ロニ、ミクの三人は何度かフリーズ(※異世界人は自分で考えることができないため、エラーを感知すると5分間動かなくなります)しながらも、『告白』の『解析』をしていた。


「……ハッ!また止まってた。ゴブリンの『告白』に遭遇しても、これだけフリーズしてたら意味ないわ。二コ!ミク!起きなさい!」


 二コがロニとミクの頬を叩く。


「あら……二コ、おはよう。……そうそう、『告白』解析できそう?」


 寝起きのような表情のロニ。


 ミクも目を覚ます。


「んにゃ!あう~止まってた。ゴブリンの『告白』すごいな……」

  

 ミクが岩陰からそっと顔を出す。


 ミクの視線の先でゴブリンが『ゴブ(ゴブリンのエッチ)』をしていた。


 【遡ること30分前】


「話って何ごぶ?」


 クラスのアイドル『エフリン』に呼び出されたゴブゾウはドキドキしていた。


「ゴブゾウ君にお願いがあるゴプ。ゴブエと付き合ってほしいゴプ」


 エフリンは親友のゴブエの恋を応援したかった。


「お、オデ……エフリンが好きゴブ!」


 エフリンに襲いかかるゴブゾウ。


「きゃ!ゴブゾウ君!落ち着くゴプ!えいっ!」


 エフリンは棍棒のように肥大したゴブゾウのゴブ棒を両手で掴み、ゴブゾウの動きを止める。


「あぅ!」


「ゴブエと付き合ってくれたら、ここをいつでもスッキリさせてあげるゴプよ」


 エフリンはゴブ棒をこねくり回す。


「わ、わかったゴブ!ゴブエと付き合うゴプ!」


「ゴブエをここに呼んであるゴプ。ん~まずはここをおさめないとね」


 エフリンがゴブゾウのゴブ棒に涎を垂らしたぐらいで岩陰に隠れていた二コ、ロニ、ミクはフリーズした。


 【そして、今】


「あのゴブリン達の行為が『告白』?」


 ミクがフリーズしないように岩陰からそっと覗く。


 パァン!パァン!パァン!


 ゴブゾウはエフリンに何度も腰を打ちつける。


「たぶん違うわ。『告白』は『行為』ではなく『伝達』のはずよ。『行為』はその先……ハッ!まさかあれが『失われた古代文化』……『結婚』!?」


 ロニが解析を急ぐ。二コも岩陰からそっと覗く。


「結婚……気持ち良さそうね」


 雌ゴブリンが雄のゴブ棒を受け入れている箇所を確認し、自らの秘部に自然と手が伸びる。


「助けてゴブ~!」


 二コ達と反対の方向からゴブリンが走ってきた!その後ろにはオークが追ってきている!


「え!?オークゴプ!?ゴブゾウ君、早く抜いて」


「え!?オーク?わぁ!」


「嘘……ゴブゾウとエフリンが……そんな」


 二人の行為を目の当たりにして立ち尽くすゴブエ。


「グウォォ――!!」


 三匹のゴブリンの前にオークが立ち塞がる。


「グルォア――!!」


 バキッ!!


 オークのパンチがゴブゾウを直撃!


「コブァ!」


「ああ!ゴブゾウ!ゴブゾウ!」


 ゴブゾウに駆け寄るゴブエ。


「ゴブエ……付き合ってくれ……ゴブ」


 瀕死のゴブゾウがゴブエに告白する。


「え?だって、さっきエフリンと……」


 涙を目に浮かべるゴブエ。


「キャァ――!!無理ゴプ!入らないゴプ!!」


 オークがエフリンに襲いかかった!


 ビキッ!ムリムリ……。


「ゴバァ――!!」


 突如、オークが倒れた。


 倒れたオークの後ろに二コ、ロニ、ミクが立っていた。


「危なかったね……ゴブ」


 ミクの手にはドラゴンも一撃で倒すパワーグローブがはめられていた。


「あなた達、いろいろ参考になったわ。ありがと」


 二コはそう言うと、振り返り歩いていった。


 ミク、ロニも振り返る。


 去り際にロニが三匹のゴブリンに一言声をかけた。


「結婚……おめでとう」


 三人は立ち去った。


「ごぶ?……けっこん?」


 キョトンとするゴブエ。


 基本、ゴブリンに結婚という概念はない。雄のゴブリンは誰彼かまわず犯すからだ。


「ゴブエ……ゴブゾウ君に告白されたんでしょ。よかったゴプね」


 エフリンがゴブエに近づく。


「え?だってエフリン……ゴブゾウと……」


「ああ、これ?けっこう良かったゴプよ」


 エフリンは瀕死のゴブゾウのゴブ棒を握る。


 すると、ゴブ棒はみるみる大きくなり、腕ほどの大きさまで成長した。


「嘘……ゴブゾウ……ゴブリンロードに進化したゴブ?」


 ゴブゾウは数々の修羅場をくぐり抜け、ゴブリンロードへと進化を遂げた!


 目の前にそびえ立つゴブゾウの巨ゴブ棒に圧倒されたゴブエは親友のエフリンに話しかける。


「これ、私ひとりじゃ絶対無理ゴプ。エフリン、一緒にゴブゾウと付き合わない?」


 怖じ気づき、親友のエフリンの手を握る。


「え~それ大きさすぎゴプ。私、パス」


 エフリンはゴブエの手を振りほどきながら立ち上がり、ゴブエとゴブゾウを置いてどこかに行ってしまった。


「あ……エフリン」


 ひとり取り残されたゴブエは巨ゴブ棒と向き合いながら、とりあえずゴブ棒を人差し指でツンツンしてみた。


「これ……どうしようゴブ」


 <つづく>

 

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