表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

プロローグ

 ある日、一筋の光が


 いや、何百、何千という隕石(ヒカリ)が地上に降り注いだ。


 それは、幾度となく絶滅オワリを繰り返すこの星の何度目かの絶滅を救う奇跡の光であった。


 それは世界中のありとあらゆるところに降り注ぎ、この星の生態系に、環境に、地形に、影響を与えた。


 絶滅を迎えようとしていた生命は再びその息吹を吹き返し、完全に資源の枯渇しきっていた世界には新たな力を与えその活動を取り戻させ、海や大地を変動させ新たな地形を形成させた。


 絶滅の危機に晒されながらもなんとか生き延びた生命達は、生存本能が覚醒し、種を残すためにその姿かたちを変え、より合理的な生き方をし、生きる為の環境を求めて様々な進化を遂げた。


 空から降り注いだその隕石からはもともとこの星には存在していなかった新たな力が放たれており、次第に星を包み込むように充満していった。


 その力を取り込む事で更なる成長を望めることにいち早く気づいた植物たちは、微弱な光や枯渇した大地からだけでなくその力をも取り込む事が出来るように進化を遂げていった。

 そしてその植物たちを皮切りに食物連鎖の流れに乗って、あらゆる生き物たちが新たな力を取り込む事に成功していった。


 植物達が再び繁茂していく事で少しずつこの星に緑が取り戻され、他の生物達が生活しやすい環境が取り戻されていく。


 種の存続の危機に立たされていながらもわずかに生き延びていた人類も徐々にその数を増やし、生きる為の環境を整えていった。


 のちに、その力と隕石はは神がお与え下さった気力と神の石として‘‘神気しんき’’と“神石しんせき”と誰かが呼び始めるようになった。






 そして、この星は再び繁栄の時代(ハジマリ)を迎えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ