表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

恋愛ゲーム攻略対象者達がモブ(男)に対して愛情度Maxなんだが助けてくれ!

作者: ジャック・レイ・パール

「ランド明日なんだが、放課後になったら僕の部屋に来てもらっていいかな?」

「……殿下、それは……なぜなので?」

「最近、君との時間が取れていないだろう!?だから……な、ひ、久しぶりに会った大事な臣下と語らうのは大事なことだろう?」


 そうですね、殿下……この俺に対して頬を染めながら言ってなければ素直に頷くのによォ

 転生したことに気がついて、ヤバいフラグはへし折って努力して努力して努力してようやく掴んだ次期国王になるだろう王族の側近候補になるまでになったのに



 ……どこで間違えたのか王子殿下は俺に男の俺に惚れていらっしゃるんだ。


 最初に出会った頃はむしろ嫌われていたと思う、俺のため殿下のため小言をグチグチと言う俺に対して殿下はうざったそうにしていたからな

 そんな日々を送って何やかんやあって、気がついて気がつかない振りをしてきた。

 殿下が俺に対して行為から親愛……ここまでならまだよかったはずなんだ

 それが、その感情が恋慕になったとわかった瞬間、俺は暫く国王陛下からの任務を理由に殿下から離れた、間違いであってくれと一時の迷いなのだろうと

 その時は、転生元のゲームの開始直前でヒロインに会えばそっちに夢中になるさ、ありがちな恋に盲目な状態にならないようにすればいいとさえ思っていたんだ。


 国王陛下の無茶ぶりな任務をやっとこさ終えて殿下の護衛に戻る頃にはヒロインに出会っていて、ある程度の親密にはなっているように感じた。

 俺が殿下から離れている時間だけ……俺がいることに気が付いた殿下はすぐに俺の所に寄ってくるようになっていた。


 そのせいだろうか、他にもいる攻略対象者兼殿下の側近候補たちまでのが俺のそばをウロチョロとしだすようになってしまった。勿論、最初は敵意だったり打算だったり将来を見据えてのことだったのだろうけれど……。


 気がついたらコイツらからも好意を超えた感情を持たれている気がするのだ(現実逃避)、この前なんて殿下のことを差し置いて俺に顔を真っ赤にして話しかけてくる奴がいる始末だぞ!


 気が狂うかと思ったわ!そしたら殿下が俺の手を握って「すまんな、ランドは私と内密な話があるのだ」とか言って嫉妬丸出しの表情がでてるしさぁ!その後で殿下に「付け入る隙があるのが悪い」とか「お前は私の護衛なんだから」と説教されたんだぜ?理不尽過ぎるだろ?


 いやね、俺も美形の殿下を顔は素晴らしいと思う、でもいろいろな意味で怖い

 嫉妬してるって察せてしまうほどの表情が俺に向けられているということが途方もなく怖かった

 その情熱をヒロインさんにももってあげテ!






















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ