マスカレイダーF 第45話『すべてがPになる』
今回のあらすじ
第45話 『すべてがPになる』
「…………」
巨大なユラギ兵が立ち上がる
ゆっくりした動作でFとJに腕を伸ばしてくる
「…はっ!?」
慌てて飛びすさる
「デカいだけのデクの棒ですな!」
無防備に晒されていた腕を斬りつける
黒い飛沫が一瞬通常サイズのユラギ兵の姿を取り影に消えていった
「79億2000万だ…」
静観していたキングが口を開く
「悪の組織と正義のヒーローの戦いを演出し、民衆の意識のベクトルを同一化することで全人類の潜在意識から呼び出したのがこの巨大ユラギ兵だ…」
ユラギ兵がゆっくり上体を起こす
「あと…79億2000万回攻撃しろってこと…!?」
「…上等…!」
「………」
キングは静観している……
「どうした?私を無限に殺すのだろう?」
アルカディアでの戦いはキメラアニマスが優勢だった
ギルティライザーは破壊されかろうじて変身しているだけのGは追い込まれていく
「せっかちなやつは嫌われるらしいぜ」
Gは不敵に笑いキメラアニマスの苛烈な攻撃をなんとかいなしていく
「グラヴィティ!」
Gの代名詞たる超重力ももはや誤差程度の足かせにもならない
「他愛ない、そろそろトドメといきましょう。めった殴りにして動けなくなったところで頭部を握り潰して差し上げますよ」
キメラアニマスが右腕を振り上げ、Gへと叩きつける
【ホーネット/ガトリングニードル】
‡虹を見かけたら教えて‡
多段攻撃を受け巨大ユラギ兵からユラギ兵がポロポロと
剥がれ落ちていく
その度に微かに巨体が縮んでいるようだ
「半分くらい削った!?」
「正確には四割程度かと!」
「こーまーかーい!」
「最初の三割の大きさまで持ち込めれば金剛石の結界で終いです!」
「えーと、つまり?」
「もっと頑張れ!!」
「………」
キングは静観している…
攻撃をしかけた側のキメラアニマスの右腕が真っ二つに裂けている
「…これは?」
吹き上がる体液を意に介さずキメラアニマスはその断面図を見つめた
「覚えておきな…オタクって生き物はな…ワイヤートラップが大好きなんだよォ!」
気がつくと、アルカディア内には無数の糸が張り巡らされている
否、それはアルカディアの主人たる比呂の権限によるレイアウト変更
糸のように細い、現実世界との境界である
比呂は自由に出入りして何もないように通過出来るが、キメラアニマスは出ることを許可されていない…!
掴むことも出来ない現実の刃がキメラアニマスを取り囲んでいる!
「これは…おのれ……クソ…………貴様ァァア!!」
動く度に体のどこかが削れていく
もはやGは手を下すまでもない
ない、が
「約束したな、無限に殺してやる、と」
キメラアニマスの背後には無限に続く縦穴が開いている
もちろんそこにも網の目のように糸は配置されている
「ファイナル!フォースキック!!」
渾身の蹴りが炸裂する
キメラアニマスの巨体は切り刻まれながら縦穴の中央付近まで吹っ飛び、永遠に続く落下を始めた
「ぉおのぉれぃえぇええええぃ!!!」
細切れになりながら、肉体は再生しようとする
くっついた途端にまた切断される
無限に殺されながらも再生は自らの意思では止められない
やがてキメラアニマスだったものは思考を放棄した
巨大ユラギ兵はそこそこ大きなユラギ兵程度に縮んでいた
‡ダイヤモンド/Q極Z対障壁‡
光の壁が足元からドーム状にその体をすっぽり覆っていく
【フロッグ/ヴェノム】
跳躍したFがドームが閉じる寸前に液体を注入する
それはカエルの持つ自然界最強の毒
密閉された空間に充満した毒が23億7600万相当のユラギ兵を削り切っていく
「…計画通りである」
キングが動いた
「貴様らは我らとの戦いで成長した。このユラギ兵を倒しきるほどに」
その手には、アヌビスの仮面が握られている
「死者の守護者たるアヌビスの力により全人類の死せる闘争本能を束ね、我は全てと一つと成る……!!」
影から無数の腕が突き出し、絡み合い、一本の長大な奔流となりキングの体の歯車を回すように渦巻いていく
「あ…れ…チカラが…抜け…て…」
「立って…いられ…」
FとJの変身が強制解除され膝をつく
時同じくして世界中の人々から気力が失われていく
気力……失わ…………
「倒れたユラギ兵は集合的無意識の海に還る、だがその前に我は取り込んだ。もはや民衆は立ち向かう意思を持たない。全ては我である」
キングの姿はハグルマアニマスではなかった
なんかもうすごい
「素晴らしい。争いも憎しみもない真に平和で平等な世界が産まれたのだ。もはや何も失うこともない、何も傷つくことはない、涙を流すことも、怒りに震えることも、奪った相手を呪うこともないのだ……」
キンングの後ろにひろがでてきた
「そうか…異空間に逃れていたのだな…小賢しい…」
「二人に何しやがった…!?」
ふたりってのはあれ、あれだよなんていったっけたおれてる明やちゃんと英おくん
「全ては我と一つとなったのだ…お前を除いてな…」
「気色悪いこと言ってんじゃねえよ!」
ひろくんが武器をもったよ
「よかろう……これが人類という種の最後の争いとなろう…」
らい週につづく!
次回よ告 8月14日放えい、たぶん
第よんじゅうなんかいか話 『ヒーローは負けない」
これは、にせもののヒーローたちのものがたりー
ーでした
今しゅうのなんちゃら獣
パンゲア/テンダネスワールド
本体 ラスボスのひとと地球のみんな か面 アヌビス 手 79199999999999999999999本
データかい析不可のう……




