表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/48

マスカレイダーF 第33話『罪・アナザーワン』

今回のあらすじ


第33話 『(シン)・アナザーワン』


 PM3:00

 店内は小康状態だ

 イートインコーナーに英雄と明夜が座っていて、店員は比呂一人である

「お前いい加減ジュエルライザー返せよ」

 英雄が揚げたてのホットスナックを持ってきた比呂に文句を言う

「いやいやいや、お前より俺の方が使いこなせてるっしょ?」

「いやいやいや、お前武器頼りじゃん?俺の剣技の方がすげーし?」

「はいはーい、これは英雄くんのでーす」

 明夜が比呂からベルトを取り上げ英雄に渡す

「ほら明夜くんは俺の味方だ」

 勝ち誇る英雄

「なぜなら比呂はボクが守護るからね!」

「いやいやいや、俺が守るから…あれ、イデアライザーなんか形変わってね?」

 逆に明夜のベルトを取り上げるとその変化に気が付く

「これはイデアライザーZ(ゼータ)、フェザーシルエットとフレイムシルエットの能力がデフォルトで使えるチューンナップバージョンだよ」

「え、なにそれスゴイ。俺にも使わせて」

「ダメでーす、比呂は大人しくバイトしててくださーい」

「そうですよセンパイ、お客様とイチャコラしてないで、そろそろ帰宅ラッシュ始まるんですから」

「あ、ハイ、スイマセン」

 いつの間にかシフトインしていた流に窘められ仕事に戻るのであった


AM29:10

 緊急時にしかかかってこない職場固定電話からの着信音で比呂は叩き起こされた

「八門氏〜…店長が来ないんすよー…」

「それは…一大事だな!?」

 彼の知る限り、五味場が無断で遅刻するようなことはなかった

 比呂はすぐさま家を出ると、五味場の家を訪ね人の気配がないことを確認して店へ向かった

「八門氏〜……」

「お待たせ、昨日の夕刊が郵便受けに入ったままだった。家に帰ってないようだ」

「とりあえず本部に連絡して…あと警察にも一応…」

「その必要はないデース!」

 金髪の男を先頭に店内にスーツの男たちがなだれ込んできた

「ワターシは本部の方からキマシタ、役員のカーサ如月デース!」

 名刺を渡してくる

「ミスター五味場は解任されマシター!ノー!?懐妊違いマース!男の人は赤チャン産めマセーン!!」

 スーツの男たちは商品を無表情に撤去していく

「この店は接収されマース!本日限りで閉店デース!ユーたちは望むなら別店舗で雇いマース!」

「そんな横暴な!店長と話をさせてください!」

「オゥ、聞き分けナッシングですネー!」

「五味場はもういない…私が代わりに聞こうではないか」

 他のスーツの男たちとは一線を画した雰囲気を醸し出す壮年の男性が姿を現した

「八門比呂くん」

「九塚…豪…!?」

「所属する組織の長には敬称をつけ給え」

「すっ、すみませんCEO!」

「君のことは五味場から聞いている。五味場は…弊社に対する重大な背任を行ったためやむなく解任した…長いつきあいだっただけに残念だよ」

 その表情からはあらゆる感情が読み取れない

「あの…それで店長は今どこに…?」

「藍鳥崇音くん、結論から言うと彼と会うことは不可能だ。二度と、ね」

「そんな…」

「今大事な事は君たちの去就についてだ。正社員待遇で新規開店店舗の店長を任せてもいいと考えている。悪くない話だろう」

「この店は…どうなるんですか」

「五味場のワガママで続けていたような店だ、すぐに畳んで更地にでもするまでだ」

「それは困りますね」

 舘町流が会話に入ってきた

「ここの土地は舘町不動産が商業施設用としてそちらにお貸ししているもの、営業を続けないのであれば契約違反です」

「であれば、いっそのこと」

 パチン、と指を鳴らすとスーツケースを持った執事がカウンターにドスンと置く

「この店、売ってくださいませんか?」

 中には現金が詰まっている

 パチン、老執事がさらにスーツケースを追加する

「シャッチョサン!相場の倍はアリマース!」

 カーサが喜色をたたえる

「カーサ、見苦しいぞ。舘町財閥の流くん、だったね。この件は一度持ち帰らせてもらおう…」

 スーツの男たちを従え、九塚は去っていく

 しかしカーサだけは残った

「ナルホドー、取引はしないでキャッシュだけ頂く方法わかりマシタ!」

 その姿がアニマス獣に変化する

「奪えばいいのデース!」

 筋骨隆々とした二足歩行の犬の頭部にもう一つの頭部のように仮面が貼り付いている

「ユラギヘーイ!」

 影から湧き出るのはミツクビアニマスと同じ四足の『(カルマ)

「克己、喜多蔵、センパイがたを安全なところへ!」

「御意」

「坊っちゃまも、さぁ!」

 執事たちの戦闘力は通常のユラギ兵には引けを取らないが特殊ユラギ兵には防戦一方である

「あーっ!?また八門氏がはぐれてるっす!いっつもそうなんすよもー!」


「あーもー!なんで明夜ちゃんガチでベルト持ってっちゃうかなー!?」

 一人になった比呂はアニマス獣・ジェラスアニマへと変身する

 そしてスーツケースを掴み悠然と立ち去ろうとするオルトロスアニマスへ突撃した

「オーウ!なんですカ?カトンボ風情がこのワターシポーンアナザーワンに勝てるとデモ?」

「はっ!所詮は量産型だろ!何体目だポーン!」

「ンンン…ユーは誤解してマースネ…」

 ジェラスアニマの空中攻撃を文字通り蚊を払うようにいなすオルトロスアニマス

「ポーンはPromotionによってあらゆるコマに成り代わりマース、つまり」

 目にも止まらぬ速度、比肩なき怪力、圧倒的な手数、無尽蔵なスタミナ

「最強デース」

 ボロボロに倒れ伏したジェラスアニマの姿が残った

「イイコト思いつきマーシタ!例のJrをユーカイして身代金ガッポガッポデース!こいつはユカイデース!」

 勝利を確信したオルトロスアニマスはズタボロの残骸を踏みつけにして流たちの隠れている方へ向かう

「クンクンクン…匂いマース!こっちデース!」

(クソ…俺は…ベルトがなければ何も出来ないのか…?)

 倒れた比呂の前で一匹の蛇が鎌首をもたげた

(そうだ…俺はベルトがなければなにも出来ない弱い人間だ…)

「弱さが罪と言うならば、俺はお前(ギルティライザー)を受け入れてやる!」

 (ギルティライザー)は喜々として比呂の首筋に噛み付いた

 神経毒に冒されアドレナリンが異常分泌し痛みが消える

 立ち上がり、ベルト(ギルティライザー)を腰に巻く

#ギルティライズ#

「変身…!」

#G#



 次回予告 5月15日放映予定


 第34話 『時々イノセンス』


 Gに変身した比呂だったが、オルトロスアニマスには敵わず……




 今週のアニマス獣

 オルトロスアニマス

 本体 カーサ如月 仮面 頭部 手の平 背面

 データ解析中…


 マスカレイダーG エンヴィシルエット

 パンチ力:6t キック力:6t ジャンプ力:6m

 八門比呂がギルティライザーで変身した姿

 ベルトは自ら意思を持っているようだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ