マスカレイダーF 第28話『もう一度Judas』
今回のあらすじ
第28話 『もう一度Judas』
「八門氏〜、ちょっとバックヤードの蛍光灯取り替えて欲しいっす〜」
バックヤードから出てきた藍鳥が声をかけるが、比呂は英雄と喧々諤々やり合っている真っ最中だった
「相変わらず仲いいっすねー。しょーがない、店長〜、脚立支えて欲しいっす〜」
五味場の身長は藍鳥より低いのだった
「だからあのベルトが完成する前に攻めるべきだろ!」
「まだ幹部にはビショップ、ルーク、そしてキングも残っている、一度に相手するには戦力が足りないと言っている!」
「こっちが戦力増強するより敵の戦力増強の方が早いだろ!ジリ貧だ!」
二人の意見は並行線を辿っている…
「計画を進める」
キングの意見は絶対である
「では行けい狼の!最早データは不要、泳がせていた彼奴らを完膚なきまでに叩きのめし愚民共から希望を奪うのじゃ!」
「御意」
フュリアスアニマは狼をモチーフとしており、その腹部ははちきれんばかりに膨らんでいて仮面が覆っている
「いでよユラギ兵!残酷な仔山羊!」
仮面の口が開くと六体の真っ白で角の生えたユラギ兵が現れ腹部はぺったりと凹んだ
影からは通常のユラギ兵が無数に湧き出す
「来い…裏切り者たちよ…!さもなくばこの街は今日地図から消えるであろう…!!」
白いユラギ兵が時計の付いた建物を破壊していく
【フレイム/ヘビィナッコォ】
巨大な瓦礫を殴打する豪腕
飛んでいった瓦礫はユラギ兵の群れをなぎ払った
「なんか白くて強い奴がいるぞ!」
「特異なる兵を呼び出せしは幹部級の実力者と見たり」
FとJはユラギ兵を蹴散らしていくが、白いユラギ兵とは切り結んだだけで倒すには至らない
「ウォオオオオオオン!よくぞ来た逆賊ども!我が名はフュリアスアニマ、またの名をポーンアナザーワン!」
咆哮が大気を震わせる
残っている敵はフュリアスアニマと六体の白ユラギ兵
【イデアライズ/フェザー】
高速形態で敵リーダーに接近するが雑兵に阻まれる
「コンビネーションか…!?」
そして高速形態並のスピードで背後を取られ、近接形態並のパワーで攻撃を受ける
「早ぇ…そして強ぇ…」
「単体で貴様らより強く、数でも勝り、連携も完璧、負ける要素がどこにある?」
‡ジュエルライズ/ダイヤモンド‡
「然らば分断する迄…!」
ダイヤモンドシルエットの結界がFとJ、そして一体だけのユラギ兵を閉じ込める
「出し惜しむな!」
「言われるまでも!」
【ファイナル/フォースキック】‡ファイナル/フォースキック‡
二人の必殺技が炸裂し吹っ飛んだユラギ兵が結界を砕いた
フュリアスアニマは腕を組んだままじっとそれを見ている
「どうした?続けなよ?」
【イデアライズ/フレイム/モグラ】
地面を殴りつけ陥没した穴に落ちたユラギ兵を
‡ジュエルライズ/鋼石/ウォーター‡
水の力で溺れさせる
「まだ二体目」
「うおおおおおおお!!」
【イデアライズ/フェザー】
ユラギ兵を羽交い締めにしたまま上空に飛び
‡ジュエルライズ/エメラルド‡
緑柱石の輝きによってシルエットチェンジしたJが風の力で必殺技を繰り出し
‡ファイナル/カマイタチスラッシュ‡
旋風がユラギ兵だけを切り刻む
ズタボロになったユラギ兵が落下してくる
「さて、全力で戦いようやく半分倒した訳ですが」
その落下地点にフュリアスアニマが仮面の口を大きく開き待っている
丸呑みすると腹部が少し膨らむ
「何を…!?」
先に倒れた二体のユラギ兵、そしてまだ健在の三体のユラギ兵をも呑み込んでいく
「…ぷっぅ、所詮、この私の糧に過ぎないのですよ」
元通り大きく膨らんだ腹部をさするフュリアスアニマ
「数の優位性を自ら放棄した、いかにもノロくなった、そう思ってるのでしょう」
ペロリ、と舌なめずりをする
「試してみろよ?」
空中から矢のようにFが迫る
いつの間にか、その更に上に巨体があった
「遅い」
見た目にそぐわない速度で、見た目通りの膂力でFを弾き飛ばす
「ぐわっ!?」
ベルトが外れ、変身が解ける
‡ファイナル/カマイタチラッシュ‡
一撃でユラギ兵を倒した疾風の斬撃が複数同時にフュリアスアニマを襲う
「遅い」
Jもまた打ちのめされる
「ぐぅ…」
「強い…っ!」
「さらに、だ」
フュリアスアニマはギルティライザーを身体に這わせた
「完成したベルトがここにある…理性を失い隙が生じることも、能力が制限されてしまい弱体化するようなこともない…この意味がわかるか?」
勝てない、ということだった
「ここまで、でござるか…」
Jは立ち上がると自ら変身を解き…狐をモチーフとしたアニマス獣、アバラスアニマへと変身した
「真野!?お前…!?」
「何を驚く事があるんだい…?俺は深層真理でパンゲアからベルトを奪った……つまりは深層真理に出入り出来る身分だったって事さ」
驚愕する比呂に近づくと落ちていたイデアライザーを拾い上げた
「俺はパンゲアに戻る…こいつを手土産にしてね…命が惜しいからな」
「そんなことが許されるとでも?」
可笑しそうに狼が嗤う
「いいのか?御主人様にお伺いをたてなくて?」
ふてぶてしく狐が嘲笑う
「待てよ…真野…ジョシコちゃんはどうなるんだよ…」
比呂はアバラスアニマの尾にしがみつく
「うるさいな…君の好きにしたらいいだろう」
それを振り解くとフュリアスアニマの元へ歩いていく
「待てよ…真野…真野ぉおお!!!」
狼と狐は去り、後には負け狗だけが取り残された
次回予告 4月3日放映予定
第29話 『強欲vs嫉妬』
パンゲアの尖兵と化した英雄
イデアライザーを奪われた比呂は…
今週のアニマス獣
フュリアスアニマ
本体 不明 仮面 腹部 手の平 禁断武装
データ解析中…
アバラスアニマ
本体 真野英雄 仮面 腹部 手の平 禁断武装
パンゲア構成員真野英雄が変身した姿
狐をモチーフとしており、どことなく狼をモチーフとしたフュリアスアニマと似通っている
手癖が悪くかつてジュエルライザーをパンゲアから奪った事もある
ユラギ兵【贄】
フュリアスアニマの腹部から現れた真っ白で角の生えた六匹のユラギ兵たち
フュリアスアニマのエネルギー源でもある
元々は七匹で一組だったが、一匹だけ柱時計に隠れて難を逃れた裏切り者を恨んでおり、時計を見かけると優先順位を無視して苛烈な攻撃を行う
マスカレイダーJ緑柱石シルエット/エメラルド
パンチ力:4t キック力:6t ジャンプ力:8m
マスカレイダーJが価値ある翠の力を借りた形態
風を操る




