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マスカレイダーF 第24話『その女傲慢につき』

 今回のあらすじ


 第24話『その女傲慢につき』


 夜の闇に紛れて風切り羽根が人を貫く

「ホッホウ!闇は我が味方!我が敵の視界を奪い我に障りなし!」

 アロガンスアニマがビルの屋上に潜み狙撃している

 傍らに控えていたユラギ兵【翼】と【業】が何かに気づき反応を見せた

「来ましたか、では今宵の遊戯は終わりです。己の無力さを噛みしめるといいですね、ホッホウ!」

 FとJが駆けつけた時にはもうその姿は無かった


「あの野郎〜!」

「夜毎現れ戦わすに逃げる…厄介だな」

 ファイブナインマートで比呂はシフト中、英雄はイートインスペースで作戦会議をしている

「昼の間に正体を突き止めて首根っことっ捕まえるしかなさそうだな」

「センパイいくらぼくが優秀だからって一人で仕事させないでいただけますか?」

「ア、ハイ」

「弱っ!?」

 流に首根っことっ捕まえられて仕事に戻る比呂

「あ、ひぃくんおはざーまっす。最近八門氏と仲いいっすね」

「仲がいいかはともかく…夜勤かい?最近多いね」

「そうなんすよ、店長いないのに八門氏も館町氏も夜勤入ってくれないから自分オーバーワークっすよ!高校生でも21時までは入れるんすよ!?」

(八門が夜勤に出られないのは夜に出没する敵と戦うためだが…少し気になるな…)


 リムジンが夜の繁華街に消えていく

 そしてアロガンスアニマの攻撃が人々を襲う

「決まりだな」

 走り去るリムジンを無人のビルの屋上からJは見送った

 

 館町邸を比呂と英雄は訪ねた

「これはこれはセンパイに…常連のお客様、アポもなしによくおいでいただけました」

 それを直々に迎える流と二人の執事

「やっぱりやめとこうぜ…違うって…」

 堂々とした態度に小声で淀む比呂

「黙って聞いていろ…」

 英雄はまっすぐに流を指差し叫んだ

「夜な夜な人々を襲う怪人アロガンスアニマの正体は

お前だ!!」


 どさり、と重いものを落とす音がした

「な、なぜわかった!?」

 通りかかった庭師が道具を取り落とし狼狽えていた

「なるほど、ぼくの気晴らし(ボウリング)を台無しにして怪我まで負わせたのは君だったのか」

「毎夜探しに出ていたのに…」

「灯台下暗しとはこのことでございますな」

「やっぱり違ってたじゃねーか!?」

「け、結果オーライ!!」

 庭師は飼育小屋に駆け込むと、鳩と犬の首を剪定鋏で掻き切った

「その血でいでよ!ユラギ兵!」

 血溜まりから這い出るユラギ兵【翼】と【業】

「当家の財物たるペットにまで手をかけるとは…許しがたいね」

「御意」

 若い執事が日傘を振りかぶると突進し、そのままユラギ兵と交戦する

「あ、危な…」

 比呂の口から言葉が漏れるよりも早く、執事は敵を叩き伏せた

「強っ!?君より強いんじゃないか八門…」

「知らなかったのか?執事は主より強くなければ務まらない」

「左様にございます」

「くそっ!負けねえ!俺は負けねえんだ!」

 庭師は自ら蛇のベルトを取り出し腰に巻きつけた

#ギルティライズ/プライド#

 傲慢を象徴するケモノが蛇に欺かれ羞恥を得る…

「カラダ中に満ちている…チカラが!」

「言葉…!?正気を保っているというのか!?」

「克己…!」

 流は執事を庇いGの打撃を受け二人まとめて吹き飛ばされる

「爺やさん!二人を安全なところへ!」

「承知しました!お二人もご武運を…!」

 老執事が気を失った二人をリムジンに乗せ走り去る

「今日はいいとこなしだな」

「これから取り戻す!」

【イデアライズ/F】

‡ジュエルライズ/J‡

 FとJも変身するとGと向かい合う

「逃してよかったのか?まだ盾として使えたかもしれんぞ?」

「ふざけんな!」

「冗句の切れ味は劣化した様子」

「頭が高い、頭を垂れよ」

#ギルティライズ/グラビティ#

 Gが武器を振るうと二人の膝が自然と落ちる

「か、身体が重い!?」

 重力を操られ身動きが取れないところにGの重いパンチが繰り出される

「なぶり殺しだ…!」

(武器を使えば一撃なのにそうしないと言うことは…)

「F殿!彼奴の武器を狙うべし!能力と同時に振るえぬは武器こそがこの重力の源故!」

「それがわかったところでどうしようもあるまい!」

「言ったはずですぞ、執事は主より強いと」

 去ったはずの老執事が壁の上から重力に引かれるままの速度でメリケンサック付きの拳をGの武器に叩き込む!

「俺を…見下すなぁあ!!」

【ファイナル/フォーススラッシュ】

‡ファイナル/フォーススラッシュ‡

 超重力の戒めから解放された二人の必殺技が猛り吠えるGに炸裂した!


「う…ん…?」

 目を覚ました流はメイドに膝枕されていることに気がついた

「お目覚めですか流さま」

「克己、か。いつもその格好でいればいいのに」

「私はあくまで流さまの執事です…これは…その、着る服がなかったので…」

「やれやれ、融通の効かない傲慢さは誰に似たのやら…」

 若い二人のじゃれ合いを微笑ましく見守りながら老執事須玖喜多蔵は思う

(急成長を遂げたファイブナインマート…売上高から判断すると根源的なコストカットが必要なはず)

(その秘密の一端がわかったかもしれませんな…)

(坊ちゃんが働いていた期間、配送トラックを一度も見ていない…いや、街なかを走っている姿も今思い返せば記憶にない)

(配送費、どう削っているのか…?)


「計画通りである」

 店長たちから収支報告を受け、ファイブナインマート創始者九塚豪(くづかごう)は満足げに頷いた

「やれやれ、聞き飽きたよぉ〜」

 ようやく会議を終え伸びをした五味場は他の店長たちと共に会議室を後にする

 本社ビルの地下では積荷を満載した配送トラックが何台も停まっている

 その一台一台に従業員たちが乗り込むと、ゆっくりと深層真理(ディープスペース)に消えていった



 次回予告 3月6日放映予定


 第25話『金曜日(フライデー)狂詩曲(ラプソディ)

 

 蝿をモチーフとしたブリミアアニムスが街中の食品を食い荒らしていた

 被害を免れたファイブナインマートだったが…




 今週のアニマス獣


 アロガンスアニマ

 本体 権藤道弾(ごんどうどうだん) 仮面 頭部 手の平 禁断武装

 館町家新参庭師権藤道弾の変身した姿

 梟をモチーフとしており、360度動く仮面により死角はなく、空から獲物を狙撃する

 館町家で飼育している鳩と犬を生贄にユラギ兵【翼】【業】を使役していた

 これまでも資産家邸宅に使用人として潜り込み一家惨殺し財産を奪っていた


 マスカレイダーG プライドシルエット

 パンチ力:8t キック力:10t ジャンプ力:20m

 ここにきてようやく制御出来た

 が、それはアニマス獣形態を通さずに変身したからのようだ

 マックスパフォーマンスは発揮出来ていない

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