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マスカレイダーF 第12話『わんわんインフェルノ』

 今回のあらすじ


 第12話『わんわんインフェルノ』


 青年が幼児用菓子をかごに一杯レジに持ってくる

「良かった…最近これを取り扱ってるお店少なくて…」

「そうっすねー、自分も好きなんですけどねダイフクマン」

「ええ、妹たちはこれじゃないとダメで…」

 苦笑する青年

 藍鳥はてきぱきと袋詰めをする

「ありがとうございましたー」

 バックヤードから出てきた五味場が彼を見送り、腑に落ちない表情を浮かべる

男女川(おながわ)くん…?」

「知り合いですか店長」

「ああ、しかし彼には妹さんはいないはずなんだが…」

「聞いてないんですね」

「セリフ取らないで!?いや、確か聞いてた…本当は三つ子で産まれてくるはずだったのにお腹の中で二人亡くなってしまった、と…」


 青年が一人で菓子を貪り食べている

「こらこら氷魚(ひお)、そんなにがっつかなくてもたくさんあるから」ガツガツ

「だから紙魚(しみ)も遠慮しないでお食べ…うん美味しいね」モグモグ

「お腹いっぱいかい?良かった僕もだよ」

「それじゃあちょっと腹ごなしの運動といこうか」

 その姿が三体のアニマス獣へと変わった


 街ではまた三体のアニマス獣たちが本能のまま破壊活動を行っていた

 いや、それは幼子が好き勝手に遊んでいるような、そんな無邪気で残酷な破壊だった

 ウリボウアニマと対峙するJ

「普通に倒しても無駄ということは学習済にて失礼をば」

 ‡ジュエルライズ/鋼石(コランダム)

 Jが紅く煌めく石をベルトにスキャニングすると、その姿は燃え盛る炎のように変化した

「これが小生のルビーシルエットにて候、古来より再生するモノノケには火と相場が決まってます故」

‡シックル/フレイム‡

 武器も炎を纏う

「いざ尋常に…なにか可笑(おか)しいですかな?」

「だって、この僕に炎で挑もうなんて、ねぇ?」

「ちゃんちゃら」

「おかしい!」

 いつの間にか、チワワアニマとプードルアニマが脇に控え、口々に嘲る

「この、地獄の番犬ケルベロスに炎なんて効くわけがないだろお?」

 三体のアニマス獣がもとの一体に融合していく

 それはムマアニマスによって勧誘されたパンゲアの新たなる幹部、ポーンことミツクビアニマスである

 男女川一二三(ひふみ)は子供の頃に気がついた

 自分の頭の中に、産まれて来なかった二人の妹たちの精神が宿っていることに

 以来脳内ー夢の中で幼い姿のままの三人で仲良く遊んでいた

 それがイチナルカジツにより三つの人格それぞれが別々のアニマス獣として目覚めたのだった

 肉体の持ち主である一二三が無事ならば他の二体はいくらでも再生出来るというカラクリである

「では真の炎をその身で受けるといい!追加されし試練(エクストラクエスト)!」

 三つの頭から吐かれた炎がJを襲う

「ふふふ…」

 炎に包まれたJから笑い声が漏れる

「何がおかしい!?」

「失敬、思いのほか地獄の炎も生ぬるいものだな、と」

 Jの姿が変わっている

 碧く清浄な水を思わせるサファイアシルエット

「鋼石によって変身出来るのはルビーだけではないという事ですよ」

 手にした石は表面が紅く、裏面は碧く輝いている

‡シックル/ウォーター‡

 武器が今度は水を纏う

「みずだわん!」「こわいわん!」

「よしよし、兄ちゃんがいるからね、怖くないからね」

「水を怖がる犬、狂犬病ですかな?」

「あ?」

 圧倒的な殺意が質量を伴いJを足止めする

「てめえ!俺の妹たちを!ビョーキだと抜かしやがったか!?」

 質量は熱量を伴い、先ほどの比ではない炎が一面を埋め尽くす

「妹をバカにするヤツは絶対に許さねえ…焼き尽くしてやる!魂の欠片すら残さねえ!!」

「少々…口が滑りましたかな…」

 汗をかいたようにJの体が光って見える

 それは耐久の限界を超えた熱に溶かされつつあるのだ

「かといって貴方のように無口にはなれませんがね…」

【イデアライズ/モグラ】

 大量の土砂が降り注ぐ

 太陽をも覆い隠す砂の雨に炎は消えていく

「貴方はいつも遅れてやってくる、まるで主役のように…って主役ですな!」

「F…邪魔をするな!俺はそいつを殺す!立ちはだかるなら貴様からだ!」

 ポーンの殺気と爪がFに向けられる、がその腕は力なく降りていく

「にいちゃんもうねむいよー」

「あんちゃんおねむだよー」

「そうだね、お昼寝の時間だね、帰ろうか…その前に」

「出でよユラギ兵!やつらを食い殺せ!肉の一片、血の一滴も残すな!」

 影からユラギ兵らしきものが現れる

 それは果たしてユラギ兵と言ってよいものか、両手も地面を掴み、四つ足の獣のように唸り声をあげている

「放たれたが最後獲物を仕留めるまで止まらないいぬいる矢(ハウンドアロー)!」

 二体のユラギ兵が猟犬のようにFとJめがけ一直線に襲いくる

「やれやれ、小生手酷く痛めつけられまして…お任せしても宜しいかな?…駄目ですか然様ですねわかっており申した」

【イデアライズ/ファング】

‡ジュエルライズ/シックル‡

 狂暴な牙と爪をそれぞれの武器で受け止め、二人は互いに背中を預けるような陣形となる

「これはアレが出来そうですな、いいですかアレですぞ、一ニの三で同時に…」

 Jのおしゃべりを遮って突進してくるユラギ兵

 それを同時にジャンプして躱し、二体は激しく激突する

【ファイナル/フォースブレイク】

‡ファイナル/フォースエクスキューション‡


 青年(男女川一二三)が幼児用菓子をかごに一杯レジに持ってくる

「ありがとうございまーす」

 応対する店員(八門比呂)

 二人はまだお互いの正体を知らない……


 

 次回予告 11月28日放映予定

 

 第13話『口唇(くちびる)にメモリー』

 「ワタシ…キレイ…?」「そうだと思いますよ」「そう…これでもかーっ!?」「!?」



 今週のアニマス獣


 ウリボウアニマ

 本体 男女川一二三 仮面 胸 手の平 体中の縞模様

 大学生男女川一二三の変身した姿

 猪の子供をモチーフにしており、六個の手の平から伸びる三十本の指が体中に縞模様を形成している

 ナイトからの勧誘に応えパンゲアの幹部となった

 

 チワワアニムス

 本体 男女川氷魚 仮面 右肩 手の平 なし

 肉体の存在しない男女川氷魚の精神が顕現した姿

 愛玩犬をモチーフにしており、手の平は本体に顕現しているために仮面のみが右肩に付いている

 仮初の肉体のため何度倒しても再生する


 プードルアニムス

 本体 男女川紙魚 仮面 左肩 手の平 なし

 肉体の存在しない男女川紙魚の精神が顕現した姿

 愛玩犬をモチーフにしており、手の平は本体に顕現しているために仮面のみが左肩に付いている

 仮初の肉体のため本体が健在なら再生する


 パンゲア幹部


 ポーン ミツクビアニマス 本体 男女川一二三

 パンゲアの新規幹部、イノシシと犬、合わせて3つの頭を持つ


 ユラギ兵【(カルマ)

 ポーンの影から現れた四足歩行のユラギ兵

 命じられた対象のみを攻撃対象とし、永遠に追い続ける



 マスカレイダーJ鋼石(コランダム)シルエット/ルビー

 パンチ力:7t キック力:3t ジャンプ力:4m

 マスカレイダーJが価値ある紅の力を借りた形態

 炎を操る


 マスカレイダーJ鋼石シルエット/サファイア

 パンチ力:7t キック力:3t ジャンプ力:4m

 マスカレイダーJが価値ある碧の力を借りた形態

 水を操る



 キャスト


 男女川一二三・青年(櫛味玉の介) 妹思いの大学生 専攻は児童心理学


 男女川一二三・幼年(かなりただし・子役) 妹思いの子供 好きなダイフクマンのキャラはダイフクマン(イチゴ入り)


 男女川紙魚(愛金真美・子役) 双子姉妹の姉 好きなダイフクマンのキャラはクリヨーカン

 

 男女川氷魚(愛金亜美・子役) 双子姉妹の妹 好きなダイフクマンのキャラはビターカカオマス

 

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