93 惑星『レムサス』&惑星『メタラート』
惑星『レムサス』と惑星『メタラート』
面倒ごとは丸投げだ!
誤字があったので修正しました
次の目的地は惑星『マ・マルダ』と言うらしい
変わった名前だな~
「レブナント、惑星の状態はどうだ?」
「キャプテン、残念ですが死の惑星と化しています」
「駄目だったか、何も残って無いか?」
「今の所何も反応はありませんね、あっ!、軌道衛星上に微弱ですがエネルギー反応があります」
「現地へ向かってくれ、いや、偵察ドローンを向かわしてくれ、まともな状態でない可能性もある」
「了解しました、現地へドローンを向かわせます」
「現地の状態はどうだ?」
「これはステーションの残骸...ではなく施設が残ってるようですね、ソーラーパネルによるエネルギー供給がなされてます、内部で消費されているのはコールドスリープ装置のようです」
「生存者が居るかもしれないって事か、すぐに確認しろ」
「了解しました」
施設内部への進入は困難だったが外壁を切除する事で何とかなった
内部のエネルギーはほぼ尽きかけていてあと数日持つかどうかだった
「キャプテン、生存者は8名、全員無事に蘇生出来ました」
「良かった、間に合ったようだな」
「はい、もう少し来るのが遅かったらエネルギーが尽きて装置が止まってました、それにしても良くこれだけの時間持たせられたものです」
「ソーラーパネルも1個しかないのにな、対応年数だってそんなに持たないんじゃないか?」
「調べて見ましたが、対応年数は500年くらいあるみたいなのでぎりぎり持ったと言う所でしょう、超新星爆発の余波は展開時期が100年後になっているので影響が少なかったのでしょう」
「最初から開いていたら残ってるはずないもんな、内部バッテリーが無くなってからパネルが開くように設計されてたんだな」
「このステーションを建設した人物は良い設計士だったようですね」
「保護した生存者の容体はどうだ?」
「後遺症もなく健康も問題無いレベルです、これだけの長期間の睡眠でも無事に蘇生できたのも奇跡と呼ぶべきものでしょうね」
「だな、エンプレスに連絡して保護してもらう事にしよう」
「了解しました」
それからエンプレスに彼等を受け渡して俺達は探索を続ける事にした
受け渡しの際に俺達の異常転移について、超新星爆発の影響があったかもしれないと示唆された
確かに時期が被ってるのもあるし、異常転移が起きている場所が近い事もある
全くの無関係と言えない状況証拠があるのは確かだな
だが分かった所でどうにもできないし、俺としては構わないとも思ってる
何故なら俺は宇宙探検家だ、未知の惑星、未知の物質、未知の生物を探求する事が好きだからだ
その関係で大切な人たちとも巡り会えた訳だしな
今が良ければ良い
そう言う訳で面白い推測ではあるが、深く考えるのはレブナントに任せるとしよう
それからいくつか惑星を巡って行った
だがどれも壊滅的な被害を受けていたし、ステーションも無事な物が1つも無かった
次の惑星は連合宇宙軍の主要惑星の1つだ
惑星の名前は『レムサス』だ
例のレッセンドルフ共和国師団の主星になっている惑星だ
「キャプテン、この惑星には生命反応があります、それだけじゃありません、町が形成されてます、この惑星の人々は生き残ったようです」
「おお、超新星爆発を生き延びたのか、彼等の生活水準はどうだ?」
「惑星の地表はそれなりの被害を受けたようですが、これだけの被害で済んでいるのは凄いですね、町を見るに高度文明の恩恵がある場所とない場所に分かれてますね、恩恵のある場所では地球の20世紀初頭位でしょうか、恩恵の無い場所では18世紀位ですね、それでも十分人々が暮らしていくには豊かだと思います」
「接触したいが、不用意に近づくのもまずいか?」
「ここはエンプレスに報告してベーダー殿の意見も聞いてみましょう」
「そうだな、連絡してくれ」
ベーダー達の意見としては接触して情報を得る
手助けが必要なら行き過ぎない程度に支援する
その2点だけで良いだろうと言う事になった
「それじゃまずは通信に割り込ませてもらって連絡を取るとしようか」
「了解しました、一番文明の発展してる町のラジオ局に割り込みます、準備出来ました」
「よし、やるか」
彼等にとって突然の出来事にさぞ慌てた事だろう
事は大きくなり惑星全土に情報が伝播していった
大きな混乱を招いたようだが、2日後に主要国による緊急会議が開かれるとの連絡を受けた
その次の日に俺達も会議に出席すると言う事になった
「さてどうなるかね?」
「彼等の生活を見るに過去の遺産の修繕を依頼してくるのは確実でしょう、後は食糧問題の解決、インフラ整備の解決、医療関係の技術支援、こんな所でしょうか」
「ベーダー達はどうするか聞いてる?」
「遺産の修繕は死活問題になってる物だけするつもりのようですね、食糧問題は解決するみたいです、インフラについてはやりすぎないようにするって言ってました、医療関係は全面的に支援するそうです」
「そうか、それじゃ俺達は情報の取得をしたらベーダーに任せて次の惑星探索へ行くとしようか」
「この惑星の探索はしませんか?」
「ここは先に進む事を優先しようと思う、無事な惑星を見つける事が先決だ、探索は後で時間がある時にすれば良いしな」
「了解しました」
そして会議の当日になった
予想通り彼等の要請は、過去の遺産である様々な科学設備の修繕、食糧問題の解決、医療関係の支援、インフラを含む建築技術の支援だった
インフラだけじゃなく建築技術にまで及んできたか、まぁ廃墟になっている都市には高層ビルの残骸があったわけだし、かつてはそれらを建築する技術があったと考えるのが当然だろう
そこらへんは全部ベーダーに丸投げしちゃおう、俺達はさっさと次の惑星を目指す事にしようか
ベーダーから面倒ごとを全部押し付けやがって、と愚痴を言われたが俺達には問題が大きすぎるからな
後は任せたぜ~
「レブナント次の惑星へ向けて出発だ」
「了解しました、ディメンションハイパードライブ軌道!、3、2、1、エンゲージ!」
と言う訳でやって来ました次の惑星
惑星『メタラート』
連合宇宙軍の主要惑星の1つだ
情報ではこの惑星は金属が豊富に取れると言う事だった
なんだこりゃ?
地表の半分が金属で埋まってる?
「レブナント、アレはなんだ?」
「スキャンの結果分厚い金属板を敷き詰めた物のようです、なるほど、アレは言わば超新星爆発に対する装甲板のような役割を持っていたようです、惑星規模のですがね」
「まじか?、この惑星の人々の考えは突き抜けてんな~、爆発の余波や隕石を物理装甲で乗り切ろうとしたのか、そして見る限り乗り切ったようだな」
「完全に乗り切った訳では無いようですよ、施設のほとんどが現在は稼働してないようです」
「それでもこんな物が残ってるんだ、高度文明は残ってるんじゃないか?」
「それでもレムサスと同程度しか残って無いみたいですね、この巨大な装甲板が逆に発展の邪魔になってるみたいです、彼等にはこの装甲板を解体する技術が無いようですね」
「ああ、爆発で解体技術が失われたのか?」
「おそらくそうでしょうね」
「はぁまたベーダーに報告するか」
「また愚痴られそうですね~」
「だが連絡しない訳にもいかんだろう、連絡してくれ」
「了解しました」
暫く後
「ハックション!」
「風邪ですか?」
「いや、おそらくベーダーが俺に愚痴を言ってるんだろう」
「なるほど、そうかもしれませんね、ベーダー殿より連絡がありました」
「おお、なんだって?」
「彼等の衰退した技術では無理だろうが俺達の技術なら問題は無い、彼等と接触して援助が欲しいとなったら手助けするそうです」
「まぁまた丸投げで悪いが任せよう」
「はい、後キャプテンに今度うちにきたら覚えてろよと言ってましたよ」
「ええ?、しばらく近づかないようにしよう」
「そうしましょう」
そして俺達は次の惑星へ向けて飛び去って行く
次話も色々巡ります~




