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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
中央部編
92/97

91 惑星『ガニメデ』

エウロパの探索とガニメデに移動します



ここが俺達の拠点か~

凄い作りだな~

上部に宇宙船発着場が作られている

うん、こいつはありがたく使わせてもらうとしよう


「さて、これからどう行動しようか?、次の惑星の目星はあるか?」

「ちょっとここから先不自然に何も無い空間が広がっているんですよ、エンプレスとも意見を交わしたのですが、無補給でこの空間を進んできたと言うのは不自然です、ですが、近くには何も存在していないようです、それが不思議でしょうがないですね」

「考えられる事としては何がある?」

「我々の推測では、途中にステーションのような中継地点を設置していたのではないかと思います」

「だがステーションの残骸とか見つかって無いんだろう?」

「はい、周辺を探索しても見つかっていません」

「う~ん、どういう事だろう?」

「探索範囲は広がりますが、少し時間をかけてじっくりと取り組んでみたいと思います」

「分かった、それじゃその間俺達はこの惑星の探索をしておくとしよう」

「はい、そちらはお願いします」


エウロパの探索を開始する

まずは町を中心に探索して文明の発達度や、どれくらい前に滅んだかの正確な情報を手に入れよう


町、かつて町だったと思われる森が広がっている

樹木の隙間にレンガの残骸が確認できた

町が森になるくらいだ、軽く300年は経ってるだろう、もしくはそれ以上か


文明の発展度で言うとかなり発展していたと思われる

レンガだけでなくアルミパイプも確認できた

プラスチック製品も残ってた

これは地中も詳しく調べて見る必要があるな

地下ケーブルでも見つかれば、かなり文明の発展度が確定できるだろう

無ければ無いで発展度が分かると言う物だ

ここの掘削作業はオラクルに任せて俺達は漁港を調べに行くとしよう


漁港、かつて漁港だったと思われる砂浜が広がっている

砂浜の下はコンクリートが使用されている形跡が残っている

海の中には朽ちた船舶が沈んでいると言ってたな

船舶の造船技術でも文明の発展度が推測できる、調べて見よう

海に沈んだ船舶の一つを浜に引き上げてみる

全長20メートルほど、木製に金属製の補強がされた船舶だったんだろう

今は木製部分は完全に無くなっていて金属製の補強部分だけになっている

金属はアルミ合金のようだな、腐食に強いせいで残ってたんだろう

操縦席には色々な計器類、電気配線が残ってる

うーむ、この惑星の文明の発展度ってエレボスかベーダーの所のユーラストと同じくらいと考えて良いかもしれないな

この惑星が絶滅した原因が判明した

惑星のあちこちの地面にクレーターがあるのが確認された

数百年前に隕石が降り注いだのが原因だろう

その後に生き残った人も、過酷な環境を生き抜くには文明の利器に頼りすぎていた、そのせいで生き残る事が出来ず徐々に数を減らして行ったんだろう

外からの救援に期待していたのかもしれないが、ついに救援は来なかったと言う事だろうな

この惑星のクレーターの数からみても、降り注いだであろう方角からも、中央部が無事である可能性が怪しくなってきたぞ


「レブナント、この隕石群の原因って何だか分かるか?」

「エンプレスとも話しましたが、超新星爆発ではないか、と推測されます」

「そうなると、中央部って...」

「はい、方角を割り出してみましたが隕石群は中央部から流れてきたと考えられます、となれば中央部が一番の被害に合っているでしょう、生存は絶望的では無いでしょうか?」

「超新星爆発の余波でステーションが破壊された?」

「はい、我々もそう考えます、この空間に最低2つは中継ステーションを設置していたはずです、それが無くなってしまった、また中央部がそのような事態です、こちらへ救援の手が届く事も無かったのでしょう、それが絶滅へ繋がったと考えます」

「だがそうなると中央部の方角って分かるか?」

「残念ながら隕石群が来た方角なら割り出せましたが、中央部である訳では無いので、ある程度搾る事は可能になりました」

「まぁ搾れるんなら見つけるのも少しは楽になるか」

「それでもまだ広大ではありますけどね」

「仮に見つかっても絶滅してる可能性が高いよな?」

「もし、もし我々と同等とまで言わなくとも、防御の術があれば生き残ってる可能性は十分にあります」

「我々でも惑星全土を守護するのは無理だろう?」

「ですがステーション単位なら可能性はあります」

「ああ、そうか、ノアの箱舟か」

「はい、当事者にとってはひどい話でしょうけれど、生き残るためにはそれしか手は無いように思います、勿論防御の術がある前提での話ですし、防御が超新星爆発に耐えられる事も条件になっているので、かなり可能性は低いですが」

「だが0%ではないって事だよな?」

「はい」

「それなら生き残ってる事を祈って探そうじゃないか」

「了解しました」



それから数日


「キャプテン、エンプレスが惑星を発見しました」

「おお、何処にあった?」

「隕石群が飛来した方角の場所にありました、距離はかなり遠いですが生命も存在してますし、文明の痕跡も発見できました、残念ながら知的生命体は存在してませんでした」

「そうか、やはり被害は大きかったって事だな」

「この惑星『ガニメデ』が無かったらエウロパはもっと被害が大きかったでしょうね、隕石群の7割はこの惑星が請け負っていたようです、ガニメデの地表が酷い有様になってますよ」

「良く惑星が崩壊とかしなかったな」

「ガニメデはかなり巨大な惑星でしたので耐えたんでしょう、ですが地表に存在していた生命は滅亡の一途をたどってしまった、現在確認できる生命体は植物、昆虫、魚介類、小動物程度です、まだ大きな獣の類は発見出来てません」

「始原の惑星って所か、文明の痕跡はあったんだろう?」

「はい、地表にはほぼ残ってませんが、地下にシェルターがあるみたいです、大半が破壊されてしまってますが」

「無事なシェルターがあるのか?」

「詳しく調べて見ないと分かりません」

「ふむ、それなら現地へ向かって調べて見るとしよう、生き残ってるとは考えにくいが、もしかしてがあるかもしれない」

「了解しました、直ちに準備します」


そして数時間後に惑星『ガニメデ』へ出発する事になった


「エンプレスにも連絡しておいたよな?」

「はい、向こうも1部隊を派遣するようです」

「それじゃ俺達も出発しようじゃないか」

「了解しました、ディメンションハイパードライブを起動します、3、2、1、エンゲージ!」


距離があったので到着まで3日かかる

その間は嫁達と過ごす事にしよう



3日後


惑星『ガニメデ』に到着した

確かにこの惑星は酷い有様だな

大地は緑に覆われていて海も惑星の半分ほど存在している

だが遠目から見ても隕石群の被害が大きかったのが見て取れる

歪に穴を開ける巨大なクレーターの数は数百以上、千以上あるかもしれないほどだ


「報告で聞いてたけど、実際に見てみると凄さが分かるな」

「これほどの被害に合っても存在し続けているこの惑星も凄いですけどね」

「それもそうだが、生命が生き残ってるの凄いだろう、おっ?、アレか原形を留めているシェルターってのは?」

「そうです、軌道上からはまだ無事なように見えますが、当然電力は切れているでしょうし、食料だって無いでしょう、生存者は居ないとは思いますが、一応確認しましょう」

「付近に降りてみよう」

「了解しました」


シェルター付近へを降下する

見た目は確かに無事に見える、だが地下シェルターが地上に出てる時点で生存者は絶望的だろうな

入口は閉じてはいる、当然電力で開けるシステムだが電力は無い

ついでに錆びていてもう電力があっても開かないだろう


「レブナント、入口をこじ開ける事にしよう、中に何が居るか不明だし俺達は退避しているぞ」

「了解しました、ドローン達に作業させます」


俺達はいったんこの場を離れる事にして作業を見守った


次話はガニメデの探索です

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