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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星クロノス編
84/97

83 ペンギンの里

魔石を集めてペンギンむ、違う、里を整備するぞ~



急ピッチで『ペンギンの里』を整えている所だ

卵には今の所変化はない、おそらく住みやすい環境が整わないと生まれてこないんだろう

海神たちから貰った資料によると水は淡水で良いらしい、休める陸地と豊富な餌が居れば問題ないようだ

餌は小魚と海藻を食べるらしいのでオケアスでちょうど良さそうなのをとってきた

中々に良い環境が整いつつあるようだ

こっちは任せて俺は別の事をするとしようかな

そう、魔石集めだ、はぁ大変なんだよな~


「レブナント、必要な魔石の種類と数を教えてくれ」

「こちらになります」

「え~っと、白魔石50個、赤魔石20個、青魔石200個、その他適当っておい!適当って何だよ!」

「目についた物を好きな数で良いですよと言う意味ですが何か?」

「ほんとに適当で良いのか?」

「はい、重要なのは白魔石これはペンギンの里の水質浄化に使用したいと思っているんです、次に赤魔石は温度管理用に欲しいです、最後の青魔石ですが水の清算に使用したいんですよ、これらの魔石があればペンギンたちの魔力放出により半永久的に機能し続ける画期的な装置になると思います、その他の魔石については手に入れば良いな程度で良いですよ」

「永久機関とかとんでもない物が出来そうじゃね?」

「ペンギン達が居なければ機能しませんし、そもそも容量がそれほど大きくは無いでしょうからね、結界の方に回す分もありますからとんでもにはならないでしょう、ペンギンの数が100~200とかに増えれば話は別でしょうけれど」

「増やすつもりはあるのか?」

「今の環境でどこまで彼らが生活できるのかきちんとデータを取って、なおかつ別の場所でも生活が出来るようなら考えましょうと言う所ですね」

「そうか、増えすぎた場合ペンギン達の行く場所が無くなると困るからな」

「まぁ候補としては例の木の湖などがあげられますけどね」

「なるほど、確かにあそこで生きていけるんなら惑星にとってもありがたい事だろう、勿論住んでる人にとってもだがな」

「そうですね、と言う訳で魔石集めお願いします」

「はぁ、分かった行ってくる」


俺は目的の魔石が手に入る場所へ移動する事にした

白魔石はもう分ってるので良いとして

赤魔石は火山地帯か、小さいので良いからそんなに苦労はなさそうだな、数の少なくて良いみたいだしな


ファイアリザードって言う全長50センチくらいのトカゲが落とすらしい

おっ!

アレっぽいぞ


バシュッ!


ブラスターで頭を撃ち抜き倒していく

確かに弱いかもしれないが次から次にいっぱい出てくるな~

もう30匹くらい倒してるんだが周り中トカゲだらけだ

結局70匹くらい倒した所で出てこなくなった

赤魔石を回収する、全部で73個集まった、まぁ多い分には困らんだろう


次が一番大変そうだ

青魔石200個、これは最低で200個と言う事らしい

出来るなら300個欲しいと言われている

面倒だな~

しかも当然ながら水の中だ


対象はバブルフィッシュと言う魚らしい

水中を見てみると

ああ~、アレか~

魚の周りを泡が覆っていて距離感がつかめないな

しかも水中だからブラスター使えないじゃないか

実弾でも水中ではあまり役に立たなそうだ

こうなるともう漁をして一気にとる事にしようか


どのように捕まえるのが良いか

こういった場合良く使われるのが爆弾を爆発させて浮いて来た所を捕獲するか

もしくは電撃によって痺れさせ浮いて来た所を捕獲するかだな

爆弾は音が大きいし余計な物を引き寄せるかもしれないからな

ここは電撃にしよう、ドラグドライドの電源を利用して湖の一画をショートさせてみようか


出力の調整をしてっと


キュイィィィィン...


そいっと!


バリバリバリッ!


おわっ!

意外と出力が高かったか

ちょっとビビった


湖を見てみると水面に魚が浮いている

まぁうまく行ったようだから良いか

浮いていた魚を回収して調べてみる、こいつ美味いらしいぞ

青魔石を抜いて身はいくつか持って帰ろう


その後、1時間ほどで青魔石は250個ほど溜まったのでここらで良いかと切り上げる


その他の魔石は抵当だったので浮いてきた魚の他にヘビだとか巨大な虫類なども浮いてきていた

色々な魔石が少数とは言え取れたので良いだろう


「レブナント~、言われた数の魔石を集めてきたぞ~」

「おや?、ずいぶんと速かったですね、もっと時間がかかるかと思っていたんですが」

「まぁ今回は探し回ったりしないで見つけられたのが良かったんだと思う、特に青魔石に関しては凄い楽な方法を思いついたからな」

「そうでしたか、それでどのくらい集まりましたか?」

「全部でこれだけ集まったぞ」

「ほうほう、良いですね~、それじゃ早速融合して必要な大きさの魔石へ加工するとしましょうか」

「そっちは任せるぞ~、俺は休憩させてもらう」

「はい、お疲れさまでした」


自室に入って休む

どれくらい寝てただろうか?


「起きてください、夕食の時間ですよ」

「んあ?、ポルテ?」

「そうですよ、美味しいお魚で色々作ったので食べましょう」

「ふぅ、分かったちょっと待っててくれ」


俺は身支度を整えて皆が待つ食堂へ向かう

食堂のテーブルには魚料理がいくつも乗っていた


バブルフィッシュの塩焼き

バブルフィッシュと根菜の煮物

バブルフィッシュの唐揚げ

バブルフィッシュの炊き込みご飯

ニードルフィッシュのスープ

ランタンフィッシュのしゃぶしゃぶ

レイクスネークの蒲焼


魚じゃ無いのも混じってるな

だがどれも美味しそうな匂いだ


「それじゃ早速食べるとしようか」

「「「「「はい」」」」」

「いただきます」

「「「「「いただきます」」」」」


うん、どれもこれも美味しいぞ

だがやっぱりバブルフィッシュが一番美味しいな

淡白だけど味がしっかりしてていろんな料理に合うんだろうな


「ごちそうさまでした」

「「「「「ごちそうさまでした」」」」」

「バブルフィッシュはかなり旨いな、また獲りに行っても良いな」

「これだけ美味しいのでしたら、ギルドに買取してもらうと言うのも手かもしれませんね」

「そうだな、今度獲りたてをギルドに持って行ってみるよ」


食後はのんびりタイムである

美味しい紅茶を淹れてもらい寛いでいる


「キャプテン、ペンギンの里の環境整備が完了しました」

「おっ、早いな、卵はどんな感じだ?」

「今の所はまだ変化は見られません、水供給システムと水浄化システムと気温水温調整システムはまだ魔力が不足してるので動作してません、一度クリスさんに魔力供給をしてもらいたいのですがよろしいですか?」

「あっはい、これから魔力供給をしてみますね」

「お願い致します」


俺はクリスにくっついて魔力供給の様子見をするとしよう

不測の事態が起きないとも限らないしな


ペンギンの里の水供給システムに魔力供給を見守る

青魔石から水がダバーっと出てきた


「おお、水供給システムは問題無く動作しているようで良かったです」


コロン


「おいっ!、卵が動いたぞ!」

「本当ですね、3つ、4つですか、動いてますね、水の供給によってこの場の環境が良くなったと言う事でしょうか、もしくは聖女であるクリスさんの魔力でしたから良い環境になったのかもしれませんね」

「まぁ、もしそうなら嬉しいです」

「聖女の魔力だからな、案外そうなのかもしれないな」


ピシッ!


「卵にひびが入ったぞ」

「卵が孵るんだって?」


他の用事をしてた嫁~ズ達もやって来た


「ああ、今卵にひびが入ったからな」


ビシビシッバキャッ!ベキンッ!


「キュ~~」


「「「「「可愛い~」」」」」


「「「キュキュ~」」」


「おお、4匹生まれたな、王冠を被ってるのが1匹と髪飾りを被ってるのが3匹だな、他の卵も動き始めたし全部孵りそうで良かった」

「これで色々と問題も解決できそうですね、魔力充填の計測も行っておきますね」

「ああ、任せたぞ」


その後10個の卵は全部無事に孵った

まだまだ体は小さいが立派なクラウンペンギン達が誕生した


次話は細々とした事をしつつ里帰りの予定


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