81 魔道具の譲渡、そして白い魔石集め
魔道具は有効活用してもらおう
白い魔石、いっぱい集めるよ
バンタンへ到着した
「止まれ!、あっサンタ!、しばらく見なかったから心配したぞ」
「グレッグか?、久しぶりだな~、ちょいと遠出をしてたからな、久々にここのカレーを食いに来たんだよ」
「そういやカレー好きな嫁さんが居たんだったな、ゆっくりしていってくれ」
「ああ、のんびりさせてもらうよ」
門を通り美味しかったカレーの店に入る
皆それぞれ食べたいカレーを注文する
「この後の事だがレムフォルンへ行こうと思ってる」
「魔道具ですね」
「うん、この魔道具をレムフォルンに預けようと考えている、俺達が持っててもあまり意味が無いしな、タルタスの人々にとっては必要な物だろう?」
「そうですね、植物が育つ魔道具ですものね」
「そんな訳でカレーを食べたらレムフォルンへ行くぞ」
「「「「「はい」」」」」
カレーを食べ終わった
魔道具のメモリを確認してみると1%ほど回復している
1時間で1%の回復量のようだな
この分なら問題無く使用できるだろう
こいつをレムフォルンに預けに行こう
レムフォルンが見えてきた
門番に通行証を見せて通る
ハンターギルドへ行き、ギルドマスターに面会の希望を伝える
しばらくして面会の許可が出たの執務室へ案内された
「久しぶりだな、姿を見ないから心配したぞ」
「ちょっと遠出してたもんでな、まぁそこで良い物が手に入ったから持ってきたんだ」
「ほう?、どんな物か見せてもらおうじゃないか」
「こちらです」
植物を成長させる魔道具を取り出してテーブルに置いた
「これはどういった物だろうか?」
「かなり特殊な物で植物を成長させる事が出来る物です」
「植物を成長?、もしそれが本当ならかなり貴重な物だな」
「そこにメモリの様な物が付いていると思いますが、そのメモリ分使用可能で時間が経過するとメモリが回復していきます、効果のほどは我々の拠点で少し試したので確かですよ」
「おお、そうなのか!、これを譲ってもらえると言う事で良いのだろうか?」
「ええ、構いませんよ」
「効果のほどを検証したいのだが良いだろうか?」
「どうぞ確かめてみてください」
「分かった、効果のほどを見てサンタ殿に支払う報酬を決めさせてもらいます」
俺はギルドマスターのレインと一緒に大農場までやって来た
大農場の責任者に許可を貰い中へ入る
責任者立会いの下魔道具の効果検証が行われた
「「「「「おおお~!」」」」」
「何だこれは!」
「ニョキッて枝が生えた!」
「これがあれば植物の育成が容易になる!」
「「「「「是非譲っていただきたい!」」」」」
「お役に立つならお安くお譲りしますよ」
「それはありがたい、感謝する」
レムフォルンからかなりの金額のお金で譲渡の契約を交わす事になった
その後は少し観光してからエターナルアクアプラントの様子を見に行く事にした
近づくにつれ辺りの様子が変わってきている
大きな木の周りには緑が生い茂っている
巨大な湖が出来ていて水生生物も多数確認できる
全長2メートル近い巨大魚も泳いでいるのが確認された
このまま緑の大地が増えて行けば環境が良くなるだろう
ここでの目的は済んだし戻るとしよう
惑星クロノスまで戻って来た
「キャプテン、魔道具の有用性も分かった事ですし本格的に魔石集めをしましょう」
「そうだな、暗黒大陸は黒いのがほとんどだったし、別の場所が良いな~」
「そうですね、出来るなら白い魔石が欲しいですね」
「白か、何に使うんだ?」
「以前解析した結界に使用したいんです」
「結界か~、確かに魔道具にできれば色々と使い勝手が良いだろうな」
「はい、しかもこちらには聖女様が居るんです、魔石の魔力補充を頼めないかと思いまして」
「ああ~、なるほど、使用して亡くなった魔力をクリスが補充できればかなり、いや、相当助かるな」
「勿論どれくらいの効率かも検証しないと分かりませんからね、今の段階ではまだ何とも言えません、ですので白い魔石を集めて欲しいんです」
「分かった、だが白い魔石ってどんな魔物から取れるんだ?」
「聞いた話では白いドラゴンが一番有名ですね、ただし倒せる人が居ないので、誰も手に入れて無いかと思われます」
「そんなに強いのか?」
「強さもですが表に出てこないそうなので、見つけるのが大変なんだそうです」
「それならまずは探索からだな、他には居ないのか?」
「他ですと、深海に居ると言われるフラッシュジェリーフィッシュですとか、密林の奥に生息しているマーダーグロウフライですとか、何処に生息してるか不明ですがホーリートレントなどですね」
「どれも聞いた事が無い魔物だな~」
「この中で一番手に入れられやすいのはマーダーグロウフライですね、場所が分かりやすいのと数が多く生息しています」
「殺人蛍って名前が怖いな」
「大きさは1メートルを超え、群れて行動し雑食で何でも食べる危険な魔物です、ただ問題は魔石が小さい事でしょうね」
「そうなるとあれだよな?」
「そうです、魔石の融合がカギになるでしょう」
「だがあの実験を見るに相当危険が伴うだろう?」
「はい、専用の融合実験室を作る必要がありますね、幸い場所はいっぱいありますからね、早速融合実験室の建設を指示しておきます」
「それじゃ殺人蛍を狩ってくるよ」
「数が必要ですからいっぱいお願いします」
「分かってるよ」
密林の奥に生息してるそうだからな、亜熱帯地方か、蛍以外にも危険な魔物がいっぱい居そうだな~
うわ~、この密林の規模やべぇな
木の高さが100メートル超えとか厄介すぎるだろう
こうなると下層、中層、上層で生態系も変わりそうだしな
目的の蛍は中層を縄張りにしてるそうだ
普通の人じゃどうやって中層の魔物を狩るんだろうか?
空飛べないだろうし飛び道具でもこの密林では狙い難いだろう
しかも数が多いんだろう?、どうしようも無さそうだな
俺は飛び道具には困らないし、今回はドローンも引き連れて来てる
まずは見つける所から始めるとしよう
探索を開始して2時間
やっと見つけたぞ、上に大量に飛ぶ光の玉のような物体
殺人蛍の縄張りがあそこなんだろう
ドローンを展開して面攻撃で一斉射撃で攻撃する
準備完了だ
「撃て!」
ピピピピュンッ!
パラララララッ!
ドヒュッ!ドヒュッ!ドヒュッ!
バシュバシュバシュッ!
一斉射撃による攻撃は効果があったようだ
だが相手も黙ってやられてくれはしなかった
半数以上を落としたと思うが、まだ半分近く残ってる
数匹単位でドローンに襲いかかってくる
当然俺にも襲いかかってくるが俺は楽に対処できる
ドローンも攻撃を受けるもののキネティックシールドのおかげで被害は無い
ただの噛みつき程度ではこちらに被害は出ない
残りの蛍も撃ち落として戦闘に勝利した
流石に全滅する前に数匹ほど逃がしたが問題無いだろう
落ちている魔石を手に取ってみてみる
確かに小さいが白い魔石だ
拾い集めて数を確認した所、全部で59個手に入った
融合実験がすんなり成功するとも思えないしな、最低でも300個くらいは確保しておくか
更に蛍を探して密林を彷徨う
3時間後に群れを発見し撃破、魔石を67個手に入れた
更に1時間後に81個、更に1時間後に78個
もう辺りは暗くなっているが、帰って蛍は見つけやすくなった
追加で群れを3つ撃破して魔石の合計が412個になった
よ~しこれだけあれば十分だろう
蛍以外にもかなりの数の魔物を倒したしな
中でも多かったのがトレントだ、普通のと特殊っぽいのも居た
緑の魔石と青い魔石、それにトレントの枝も多数手に入れておいた
獣っぽいのや蛇や蜘蛛も居たし、もう密林は当分来たくないな~
レブナントに報告したら融合実験室は建設が完了しているとの事だった
それじゃ戻るとしようかね~
次話は魔石の融合実験の予定




