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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星クロノス編
81/97

80 暗黒大陸

魔石集めて魔道具を作るぞ~



暗黒大陸が見えてきた

とりあえず目に見えてる範囲をスキャンしてみようか

うむ、これはやばいな

スキャンの結果、敵性生物の反応が数百検知された

おっと鳥タイプの奴がこっちへ向かって飛んできてるな

デーモンバードと言うらしい、全長3メートルの巨大鳥が全部で13か


ドラグブリッツ発射!


ヒュパッ!

ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!

ヒュパッ!

ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!

ヒュパッ!

ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!


13匹が墜落していく

ああ、これはひどい

物凄い数の魔物が墜落したデーモンバードに群がってきている

獣っぽいのはイビルハウンド、報告のあった獣だろう

蛇っぽいのはダークリーチ、蛭だったのか

蜘蛛っぽいのはタランテクトデス、見た目がキショイ

ここからじゃ確認できない小さいのも無数に居るな


確かにこれじゃ不帰の大陸と言われても仕方ない

普通の人じゃ着いた瞬間こいつらの餌だな

と言うか辿り着けるのか?、その前に船だったら沈められて終わりじゃないのか?


「キャプテン、無事だったドローン達は大陸から離脱出来ました」

「大丈夫か?、こいつら追いかけてきてないのか?」

「大丈夫です、この大陸は不思議な作用で一定の距離まで近づくと、大陸に向かって物凄い潮の流れが起きて普通の船では離脱できなくなります、それはこの大陸の生物にも同じことが言えます」

「つまり潮の勢いが強すぎて沖まで出て来れないって事か?」

「そうです」

「上はどうなんだ?、俺は鳥に襲われそうになったんだが?」

「そちらもある程度の距離まで離れようとすると急激なダウンフォースによって海に叩き落されます」

「おいっ!、俺はどうなる?」

「大丈夫ですよ、ドラグドライドの性能なら問題無く抜けられます」

「入る時はそんな抵抗なかったから気が付かなかったな」

「どういう原理か入る時は何事も無いのですが、出ようとするとかなりの抵抗があるそんな感じです」

「この大陸に秘密がありそうだが、手を出すには危険すぎるかもしれないな」

「そうですね、我々なら何とかなるでしょうが、この惑星の住人にとっては死活問題になりかねません」

「そういや海の中には魔物は居ないのか?」

「そこも不思議な所ですね、何故だか海の中には魔物は居ないんですよ」

「まぁ原因を追究しないでも良いか、上の魔物を狩って魔石を集めるだけにしておこう」

「宜しくお願いします」


とは言え流石にここに着陸するのは無理だ

少し離れて魔物の数が少ない所を探す

あそこの崖の上あたりが良さそうだな

鳥類や蛇、蛭なら登ってきそうだがタレットを設置して防御しておけば良いだろう


地上に降りるとイビルハウンドが真っ先にやって来た

確かに速いな、繰り出される爪を躱し噛みつきも躱す

横っ面にブラスターをお見舞いするとドサッと倒れて動かなくなる

そして次から次に魔物がやってくる

きりが無いし魔石の回収をしてる間が無いぞ


「レブナント、回収ドローンで釣り上げてくれ、上で解体して魔石を抜いたら落とせ」

「了解しました」


魔物の素材も何かに使えるかと思うが時間が無いし、何より外見的にキショイのであまり持っていたいとは思わない、魔石だけは奇麗な玉なので回収したい、とは言えここの魔石は黒いのばっかりのようだな


「キャプテン、魔石が70個を越えましたがまだ集めますか?」

「これくらいにしておこう、どうもここのは黒いのだけのようだ、属性としたら闇なんじゃないか?」

「多分そうでしょうね、詳しくは上で解析したいと思います」

「そっちは任せた、俺はいったん皆の所へ戻るよ」

「了解しました」


回収した魔石はイビルハウンドが41個、デーモンバードが17個、ダークリーチは2個、タランテクトデスが22個、ヘルギガロトーンが1個だ

ダークリーチの魔石は図体の割に小さかったので2個取って残りは回収しなかった

1匹だけ変わり種の魔物がやって来たので死骸ごと回収した

ヘルギガロトーンと言う魔物でおそらくは植物系魔物だろう

丸い球状の物から木が何本も生えている奇妙な見た目をしていた

生えている木を振り回して周りの魔物を攻撃していたので、厳密に植物と言い切れるか不明だ

丸い球が本体で生やした木は武器に相当する生物かもしれない

だが丸い球も動物かと言われると分類に困るな

持って帰って解析するとしよう

エアリフトをまわしてもらいヘルギガロトーンを回収した


「キャプテン、この生物は面白いですね、生えていた木は良質な魔力を含む素材になりそうですし、丸い球が本体のようで軟体生物に近いですが、生やした木から光合成をして栄養を得ているので植物とも言えます、魔石もこいつのは緑色でとても奇麗ですよ」

「緑の属性魔石ってどんな効果なんだ?」

「それがどうやら特殊な魔石みたいですね、本来魔石の属性は光と闇、火水風土の6種だと言われているんですがね、緑の属性は存在してないはずですがここにあるんですよね」

「どの属性でもない7番目の属性か?」

「スキャンの結果によると植物に関する力に使えるみたいですね、植物の成長を早めるだとか、植物を操作して意のままに操るだとか」

「う~ん、特殊っちゃ特殊だが、あまり使い道が無くないか?」

「植物の成長と言う点ではかなり貴重ですよ、惑星タルタスなんかでは特に」

「ああ、砂漠惑星な~、植物を成長させる魔道具なんて喉から手が出るほど欲しがりそうだな」

「あの惑星でも魔道具が使えるかどうかが問題になりますがね、エターナルアクアプラントの効力で使えるようになってる可能性もありますが」

「そうだな~、一度検証しに行ってみると言うのも手だな~」

「そうですね、植物の成長を早める魔道具として作成してみましょうか」

「魔道具が出来たら一度タルタスへ行って検証しよう、ついでにアエラがカレーって言うだろうし」

「そうですね、では早速製造に取り掛かります」


魔道具の製造は1日ほどで出来上がった


「それじゃ出発するよ~」

「「「「「は~い」」」」」

「タルタスのカレー久々!」

「は、初めての遠出、緊張します」

「アエラは落ち着け、クリスはそんなに緊張しなくても大丈夫だよ」


「ディメンションハイパードライブ起動!、3、2、1、エンゲージ!」


しばらく後に見えてきた惑星タルタス、ちょっと様子が変わってるような気がする


「レブナント、惑星タルタスが変わってる気がするんだが気のせいか?」

「気のせいでは無いですよ、エターナルアクアプラントによって水の占める割合が1割ほどに増えてますので、まだまだ少ないですが周りの緑化が始まった所のようです」

「なるほど、この分ならこの惑星が死の惑星になる事はなさそうだな」

「ええ、もう大丈夫でしょう、後は植物を成長させる魔道具が使えれば砂漠化を防ぎ緑の惑星へと姿を変えられるでしょう」

「俺達の拠点付近でまずは試してみよう」

「降下を開始します」

「任せた」


かつて俺達が最初に降り立った拠点に戻って来た

ドローン達によって管理されていたので奇麗なまま状態が維持されている

電磁柵で囲われているので危険生物も中へ侵入してこれないようになっている

それじゃ拠点に作られている畑でまずは実験だな


「レブナント、この魔道具の使用方法は?」

「対象に向かって魔力を放出すれば良いだけです、放出の方法は手元にあるスイッチを押せば良いだけですよ」

「ほう、簡単だな、ではやってみよう」ポチッ


ニョキッ!


「うわ、枝が生えたぞ」

「どうやら効果はあるようですね、メモリはどうなりましたか?」

「少し減っているな、もう一度使って見るぞ」ポチッ


ニョキニョキッ!


「メモリが5%ほど減ったな」

「そうですか、凡そ計算と一緒なので問題はなさそうです、後はメモリが自然回復するかどうかですね、こちらは時間とともに回復すると思うのでしばらく様子見をしましょうか」

「時間的にどれくらいだ?」

「クロノスでは1時間で5%ほどの回復量でしたよ」

「ここも同じなら1時間で全快する予定か」

「問題は回復するかどうか回復するとしてどれくらい時間がかかるかですね」

「まぁその為の検証だからしばらく放置だな、その間にバンタンでカレーを食べに行ってくるよ」

「カレー!」

「行ってらっしゃいませ」


はしゃぐアエラを落ち着かせてバンタンにカレーを食べに行く


次話は魔石を求めて行動する予定


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