78 魔道具職人
魔道具の作り方を大まかに考えてみた
凄い簡素になってしまったが大目に見てください
アダマンタイトの採掘はやはり時間がかかるようだ
採掘量が未だに20キロにしかなってない
急遽アルテマ合金製の採掘機を作って現地へ送った
それと他にも採掘できる場所が無いか探してもらってる所だ
「キャプテン、採掘場所を探している時に未知の生物と遭遇、これを撃退しました、未知の生物は炎を纏った大きなトカゲのような姿で、口から火の塊を噴き出してきました、死骸を探った所内部から球状の石が採取出来ました、スキャンした所『火の魔石』と呼ばれる物質である事が判明しました」
「おお、それってよくある火の魔力を内包した魔石って事か?」
「おそらくはそうだと思います、クリスさんに詳しい話を聞いてみるのが良いでしょう」
「よし、ちょっと聞きに行ってくる」
クリスの所へ行き火の魔石について詳しい話を聞いてみた
レイアーでも魔石自体は落ちていたが属性が付いている物は存在していなかった
しかも奇麗な球状と言うのも面白い
「魔石は魔物の体内に存在する石の事で魔力を内包しています、魔物の強さに応じて魔石の大きさが変わり、所持してる魔力の質によって様々な属性の魔石へと変化するんです、火を噴くトカゲ、おそらくはサラマンダーでは無いかと思います、この世界ではA級魔物に設定されていてかなり危険な魔物なんです、サンタ様達でしたら問題無い相手ですね、ただA級の上にS級魔物と言うのも存在します、そちらが相手だと倒せるでしょうが被害も出ると思います、お気を付けください」
「そうか、注意するように言っておくよ、それで、この魔石ってどのように使えば良いか分かるか?」
「はい、火の魔石の使い道としては竈の火付けに使うのが一般的ですが、サラマンダークラスの魔石となると攻撃用の魔道具に使用される事が多いです、今回手に入れた魔石は大きさもそこそこありますし、まず間違いなく攻撃用の魔道具用として使うのが良いでしょう」
「ちなみに魔道具ってどうやって作るかは知らないよな?」
「申し訳ありません、作り方までは分かりません」
「いや良いよ、こっちで色々と調べて作ってみようと思う、そうなると魔石がもっと欲しい所だな、魔石集めもするとしよう」
「でしたら冒険者ギルドに話を聞きに行くのも手ですね、各種情報を持っていますし魔石の買取も行っていますから詳しいですよ」
「おお、それは良い考えだ、それじゃちょっと情報収集に出かけてくるよ」
「行ってらっしゃいませ」
そしてハープンシャー王国の王都にある冒険者ギルドへやって来た
「いらっしゃいませ、どのようなご用件でしょうか?」
「ちょっと聞きたい事があるんだ、魔石の加工について詳しい者は居ないかな?」
「それでしたら魔道具職人が詳しいですが、話の内容によっては話せない事も多々あると思います」
「それでも本職の人に話を聞いてみたい、誰か紹介してくれないか?」
「分かりました、少々お待ちください」
暫く後
「サンタさんお待たせしました、こちらの魔道具職人の方を訪ねてみてください、冒険者ギルドと懇意にしている職人の方です」
「分かりました行ってみます、では失礼します」
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
簡易の地図を見て目的の魔道具職人の居る工房を探しているが、見つからんな
地図が簡易すぎてここらの複雑な路地が分からん、こっちか?
ドカーン!!
なんだ?、あっちからか!
爆発音のあった方へ行ってみると、ここが魔道具職人の工房だな、事故か何かか?
煙が上がっている場所を見てみると人が居るな
「かーま~た失敗か、ちくしょうめ~」
「親方~やっぱり何か足りないんじゃないですかい?」
「その何かを探るのが目的なんだから仕方ねぇだろ、次の実験用の魔石を用意しろい!」
「へいっ」
どうやら事故では無く実験で失敗した結果のようだ
「んっ?、誰だいお前さんは?」
「あっ、どうもこんにちは、私は冒険者ギルドから魔石の加工の話を聞くなら、こちらの工房の魔道具職人に聞くのが良いと言われてやって来ました、三太と申します」
「そらご丁寧にどうも、魔石の加工の何が聞きてぇんだ?、言っとくが企業秘密ってのがあんだ、内容によっちゃ何も話せねぇぜ」
「はい、とりあえず魔石の加工がどのように行うのか、大まかで良いので教えてもらえないものかと思いまして」
「まぁちっと待っとくれ、今魔石の融合実験をしてる所なんだ、終わるまで中で待っててくれや」
「あ~、それって見学は可能ですか?」
「ん~、まぁ良いか、だが危険だから離れてくれ」
「分かりました」
俺は指定された壁がある一画へ下がる
「親方~準備出来やした~」
「よ~し、融合実験その11、始めるぞ~」
「へいっ」
「魔力水注入!」
「へいっ」
「加熱温度100度固定!」
「へいっ」
「火の魔石投入!」
「へいっ」
「ミスリス粉投入!」
「へいっ」
「ファイア発動!」
「へいっ」
カッ!カッ!ドンッ!
ドジュ~~~~ッ!
ガンガンガコッ!ドコンッ!
実験用に用意した大きな器が吹き飛んだ
その際に台座も吹き飛び破片があちこちに飛んで行く
こっちにも飛んできた、分厚い壁があるので問題無いが近所迷惑では無いのだろうか?
ちょっと周りの状況を見渡してみる、なるほど、ここは隔離された場所のようだな
周りにあるのは建物では無く頑丈な壁だけだ、ここら一帯全てこの工房の持ち物なんだろう
「かーまた駄目か~、途中まではあってると思うんだがな~」
「そうですね、何が足りないんですかね~」
「まぁ今日の実験はこれでしまいだ、片付けといてくれ」
「へいっ」
「あんた、待たせて悪かったな」
「いえ、こちらとしても面白い物が見れましたし問題無いですよ、それにしても融合実験でしたっけ?、どういった理由で実験してたのか聞いても良いでしょうか?」
「ああ、あれは小さな魔石を融合して大きな魔石に変えられないかの実験だ、大きな魔石は強い魔物からしか取れねぇからな、弱い魔物の魔石でも融合できりゃ大きく出来るんじゃねぇかと思ってよ、そんで実験してんだよ、今の所成功はしてねぇがな、がっはっは~」
「そうなんですね、それで魔石の加工について聞きたいのですが」
「おお、そうだったな、それじゃまぁ中へ行くとしようや」
工房の中へ通された
「まぁ茶でも飲みながら話そうや、それで何が聞きてぇんだ?」
「魔石を魔道具へ加工するのにはどのような手順が必要なのか知りたいのですが、話せる範囲で聞かせてもらう事は出来ますか?」
「ふ~む、基本的な事なら話しても問題はねぇ、特殊な加工法なんかは工房の秘術に相当すっから話せぇけどよ」
「それでお願いします」
「まず魔石の属性に合った素材を用意すっところからだな、まぁ一番安心なのがミスリルよ、ほぼ全ての魔石の属性と反発しねぇ、そしたらまずは魔石に基本の魔方陣を刻んで用途を決める、その後にミスリルを材料に使って魔石を固定するんだが、この際に魔石と素材を繋ぐ魔方陣を使うと効果が跳ね上がるし追加の魔方陣を刻む事も可能だ、その魔方陣の書式や刻み方は工房の秘術だから教えられんがな、すべての工程が終わった後に魔力水に漬けて馴染ませれば完成だ、この魔力水のレシピも秘術に関わってるから教えられんぞ」
「なるほど、基本の魔方陣と言うのは教えてもらう事は可能なのですか?」
「そっちは見習いがまず勉強するものだからな、教えても問題はねぇよ」
「教えてもらいたいのですがよろしいですか?」
「そうだな、何処だったかな~、おっあったあった、ほらこれをやるよ、基本の魔方陣が載ってる教材だ、持ってって良いぞ」
「良いんですか?、ありがとうございます」
「そんなもんいくらでもあるし構わんよ、話はこれだけか?」
「はい、ありがとうございました」
「気ぃ付けて帰んな」
「失礼します」
俺は教材を持って魔道具工房を後にした
次話は魔道具の解析などをする予定




