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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星クロノス編
78/97

77 未知の金属が2種類見つかった!

有名どころの登場です



さてこれからどうしようかね?

そうだな、この惑星の探索をしていなかったので探索するとしよう

未知の金属はなさそうな気がするが、レイアーと似た感じの惑星だミスリルが取れる可能性が高い


「レブナント、オラクル、この惑星の資源の探索をしてくれ、未知の金属がある可能性は低いだろうけど、ミスリルが取れる可能性は高いと思ってる」

「了解しました、必要な資材を投下します」

「お任せください、物資到着次第ドローンによる鉱脈調査を開始します」

「よろしく頼む」


俺達は吹き飛ばした魔王城の周辺の探索をしておくか

なにがしかの生き残りが居ないとも限らないしな

一応偵察のドローンを飛ばして様子を見てみよう


「キャプテン、ドローンから未確認生物の情報が送られてきました、どうやら魔王城跡の付近に潜んでいた巨大生物のようです、形状からおそらくドラゴンでは無いかと思われますが、羽が無く体表を固い鱗で覆われているので地竜と呼ばれる物では無いかと推測します」

「地中にでも潜ってたのか?」

「付近にそれらしい穴が開いてる所を見るにそのようですね、魔王城が消し飛んだ後に出てきたと言った所でしょうか?」

「地竜の性質はどんな感じだ?」

「見るからに獰猛そうで周りに居る動物を捕食してますね、放置すると人々に被害が出そうです」

「なら仕留めるとしようか、素材が何かに使えるかもしれないのでなるべく傷つけずに倒したいな」

「でしたら新装備のグリムリーパーをお使いください、そこの収納にしまってあります」

「ここか?、うわっ、なんだこれ凄いごつくないか?」

「後部のコネクタをドラグドライドに接続してください」

「なんだか嫌な予感がするな」

「大丈夫ですよ、耐久テストはクリアしています、1分以内の使用に限りますが...」

「なんだよそれ、これで良いのか?」

「はい、接続を確認、エネルギーチャージ開始....エネルギー充填完了、地竜の頭部へ狙いを付けて照射し続けてください」

「こうか?」


ピシュゥィィィィン!


「おいこれマイニングレーザーじゃねぇか!」

「元は掘削用レーザーを兵器化できないか試行錯誤して作られた新兵器グリムリーパーです、そろそろ地竜が倒れます、照射を停止してください」

「やったか?」

「それはフラグ...にならなかったようですね、地竜完全沈黙」

「グリムリーパーって言ったか?、かなり高温になるじゃねぇか、大丈夫なのか?」

「現状では1分使用で砲身が融解現象を起こし不具合が発生します、1分以上使用した場合最悪爆発しますので使用期限を厳守するのがよろしいかと思います」

「現状じゃ不完全品じゃねぇかよ!」

「今後の為にも実戦使用でのデータが欲しかったんです」

「実験台にしやがったな!」

「大丈夫ですよ、ちゃんと安全装置は付けてありますし、私が時間管理も行ってますし、万が一の場合でもすぐに射出機構が働き危険部品を外へ排出するようになってます」

「全く、これだからマッドサイエンティストは嫌だね~」

「そうは言いますがこれが完成すれば色々と使い道が広いんですよ、これは小型ですがグリューエンコンティネントに積むほどの大きさで作れれば兵器としてはかなり強い物が出来るはずです」

「確かに強いのかもしれないが巨大化したら更に熱量が増えるだろう?、現状ではアルテマ合金でも無理だろう?」

「そうですね、そのグリムリーパーはアルテマ合金製ですが使用は1分が限界です、もっと熱に強い素材が必要ですね」

「この惑星にあると良いんだが期待はしない方が良いだろう」

「そうですね、それで、地竜の方はどうしましょうか?」

「持って行くにしても大きすぎるな、回収班をよこして運んでもらおう」

「了解しました、回収班の派遣を開始します」


しばらくすると上からエアリフトが降下してくる


ヒュゥゥゥ~~

バシュッ!シュゴォォ~~

ズズン~ッ!

エアリフトで直接この場所に回収班が派遣されてきた

こいつなら全長12メートル、体重30トンの地竜でも運ぶ事が可能だ

上で解体してもらいいくつかは復興支援品として送りつけよう、勿論匿名でな

周りを見回してみるが他には何も居なさそうだな

よし撤収だ~


それから数日は様子見をしてみたが、特に問題も無くたまにいる魔物を狩り匿名で素材を提供している


「キャプテン、鉱脈調査をしているオラクルから連絡がありました」

「ほうほう、鉱脈見つかったか?」

「はい、現在見つかっている鉱脈はミスリルが2か所ですね、どちらも量はさほどないそうです、未知の鉱物が見つかって無いのも残念です」

「まぁそう簡単に未知の鉱物が見つかるとは思えんからな、気長に探索をするしかないだろう」

「そうですね、特に急いでいるわけでもないですしね」

「そうだぞ、のんびり行こうじゃないか」

「了解しました、引き続き探索をします」

「任せたぞ~」


俺は嫁達と美味しい食事やたまに王城の姫様へ挨拶をしに行ったり、徘徊している魔物を狩ったりした

王城では姫様から色々と聞かれたがごまかしておいた、まぁ嫁達が姫様とお茶会と言う名の女子会を開くと言うので無駄な努力かもしれないが...


そんな日々を過ごしていたらレブナントからかなり興奮した感じの連絡が入る


「キャプテン!、すごい発見ですよ、オラクルから新素材発見の報が届きました」

「落ち着け、何が見つかったんだ?」

「それがですね、なんとヒヒイロカネと言う金属が見つかりました、創作物の世界でも割と有名な金属で詳しくスキャンした所、熱に対する高い耐性を持っている事が分かりました」

「おお、それじゃグリムリーパーの改良に使用できるのか?」

「それなのですが、一つ問題があります、加工がものすごく大変で専用の製錬機が必要です、更にそのままでは使用に耐えられないので精錬の為の専用機も必要な感じです」

「めんどくさい事になりそうだな~」

「製錬機は問題が無いのですが、精錬機の方は材料にヒヒイロカネを使用しなければなりませんね、それなりの量を集めなければ使用できるインゴットに加工が出来ません」

「見つかった鉱脈からどれくらい採れるんだ?」

「全部で50キロくらいでしょうか?、精錬機にしたら全部使ってしまいそうです」

「それなら他の鉱脈が見つかるまでは保管しておけば良いだろう」

「そうですね、オラクルには引き続き鉱脈の探索を続けてもらいます」

「中々に面白い素材じゃないか、他の金属との合金は可能か?」

「どうでしょうか?、性質を見るに他の金属との融和性が無さそうです、単体使用が望ましいかと思われます」

「そうか、ならある程度の量を確保したい所だな」

「そうですね」


さらに数日が過ぎた


「キャプテン!、すごい事になりましたよ!」

「どうしたんだ?」

「未知の金属が発見されました!」

「おお!、ヒヒイロカネに続いて未知の金属が発見されたか、どんな金属だ?」

「それがなんと!、アダマンタイトです!」

「おおお!、俺でも名前は知ってるぞ、確かものすごく堅い金属という説明だったが、実物はどんな感じなんだ?」

「実物もものすごく堅いです、比較対象としてヒヒイロカネとアルテマ合金と比べてみました、結果はヒヒイロカネよりも固く、アルテマ合金とほぼ同レベルと言う金属でした、腐食性も高く単体での金属では今の所一番では無いでしょうか?」

「ほうほう、それは凄いな、他の金属と混ぜるのはどうなんだ?」

「こちらもやはり融和性が無さそうです、ですがヒヒイロカネより熱に弱いので加工はしやすいと思います、ヒヒイロカネの精錬機が出来ればアダマンタイトも問題無く使用できるようになるでしょう」

「それはありがたい金属だな、問題は、どれくらい手に入る?」

「非常に少量ですね、現在採掘が困難ですが少しずつ確保して鉱石が5キロほどは手に入ってます」

「少ないな、ヒヒイロカネの方はどうなった?」

「そちらは結構な量が集まりました、現在は精錬機の制作に取り掛かってます」

「ならヒヒイロカネとアダマンタイトの採掘を重点的にするように指示を出しておけ」

「了解しました」


今後の楽しみが増えたな~


次話は採掘に力を入れつつ復興の本格支援の予定


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