75 魔王城消滅!
聖女を救出した後魔王城を掃除しよう
王城の門番に事情を説明したが当然信じてない顔をしている
だが内容が無視できないので上に確認するという話になった
ここまではこっちの思惑通りだな~
どうやら中に入れてくれるようだな
応接室に通されたので座って待つ事にする
しばらくすると目的の人物がやって来た
「お初にお目にかかります、私は三太・黒須と言います」
「ふふ、今回はきちんと名乗って頂けましたね、私はカーンライン国の第一王女、アウローリアと申します、クリスティーナと接触をしたと聞きました、詳しい話をお聞かせ願えると考えて良いのかしら?」
「はい、実はその事でお願いをしに来たのです」
「お願いごとですか、ですがまずはクリスティーナは無事なのか教えて頂けますか?」
「今の所無事ではありますが、ご自分の命と引き換えに魔王を永久に封じるつもりのようです」
「そんな、クリスはなんて無茶を考えてるのですか」
「ですが私なら助ける手立てがあるのですよ」
「本当ですか?」
「信じてもらうしかないのですが、確実に助けるとお約束しますよ、その為にもアウローリア姫様に預けられてる聖女様の首飾りが必要なんです」
「首飾りの事も知っているようですし、本当の事のようですね、分かりましたこちらをお渡ししましょう、ですので必ずクリスを助けて欲しいです」
「任せてください、聖女様を助けた後は魔王軍の一掃もしようと思うのですが、御許可を頂けますか?」
「一掃ですか?、可能なのですか?」
「まぁ巻き込んでしまう為に人里に居る魔王軍には手が出せませんが、人がおらず魔王軍だけの場所に限定して言えば可能です、少々手荒になりますがよろしいですか?」
「そうですね、今のままではどの道未来はありませんしね、それにこちらの大陸だってそのうち被害は出るでしょう、打てる手があるならば打つべきでしょうね、分かりました聖女クリスティーナの救出と魔王軍掃討を許可いたします」
「ありがとうございます、ではまずは聖女様を助けに行ってきます」
「宜しくお願いします」
後ろでハープンシャー王国の偉いっぽい人が空気になってたのは見なかった事にしよう
王城を後にして色々と準備をしよう
(レブナント、魔王軍の現在の配置はどうなっている?)
(いくつかの主要都市を制圧し拠点にしているようですね、後は港や漁村にも軍は駐屯してますね、それと物資の輸送をしてる部隊が30ほどあります)
(主要都市に居るのは後回しだな、まずは物資輸送部隊は壊滅させろ、ちなみに捕まってる人は居るか確認できたか?)
(輸送部隊の内4つは人の輸送も兼ねているようです)
(その4つの部隊は人質救出が最優先にしろ、救護車のしようも許可する、俺は直接魔王城へ出向くとしよう)
(了解しました)
マッドアングラーに乗り込み魔王城上空へ到着した
ここからはドラグドライドで降下するとしよう
結界のおかげか上空への警戒が出来てない為に魔王城へ簡単に到着した
上部はほぼ結界に覆われていて魔族は近づけないようだな
試しに結界に触れてみた、弾かれる感じは無いが透明な壁に阻まれている感じはする
ドラグドライドはテラス前に待機させておくか
人が入れる隙間がある場所を選んで魔王城へ侵入する
複雑に結界が入り組んでいるせいで進むのに難儀したがようやく目的地へ到着できた
「お待たせしました聖女様」
「あら?、サンタ様でしょうか?」
「はい、サンタです、約束通り姫様から首飾りをお譲りしてもらい持ってきましたよ」
「結界があってもここまで来れる事、その首飾りが本物である事、サンタ様の事を信じるに足ると判断します、魔王を本当に討伐してくださるのですよね?」
「はい、お任せいただければ魔王だけでは無く魔王軍も壊滅に追い込むくらいは致しましょう、姫様からの許可も貰っていますよ」
「ふふふ、そうなのね、では私を攫ってもらいましょうかね」
そっと手を出してきたのでその手を取りテラスまでエスコートする事になった
途中の結界は聖女様が解除したので帰りはらくらく進む事が出来た
「こちらの乗り物にお乗りください、足元お気をつけて下さい」
「これは何でしょうか?、見た事が無い乗り物?ですね」
「とりあえず詮索は無しと言う事で良いでしょうか?」
「そうですね、今は緊急時ですものね」
聖女様を乗せドラグドライドは空高く飛びあがる
「......」カタカタカタッ
「大丈夫ですか?」
「ら、らいじょうぶれすっ!」ガクブルッ
どうやら高い所は苦手のようだな~
ポルテを思い出すな~
「ぁぅっ!」モジモジ、ポッ
う~ん、これはアレだろうな、気が付かない振りをしてあげよう
そうこうしてるうちにマッドアングラーに帰還した
聖女様の事は嫁達に任せよう、色々と大変な事になってそうだしな
しばらく後にようやく落ち着いたのか聖女様と話が出来るようになった
「さてと、こちらをご覧ください、見えているのは魔王城で間違いないですね?」
「は、はい」
「これより魔王城を跡形も無く消し飛ばしたいと思います、ですので魔王城に貼ってある結界の解除をお願いします」
「分かりました、すべてはサンタ様にお任せします、どうかこの大陸、いえ、この世界をお救い下さいませ」
聖女が祈りを捧げると魔王城を包み込みしばらく後に光は消えた
「結界が無くなったのでしょうか?」
「はい、これで魔王城は自由になりました、後はお願いします」
「任せてください、レブナント、SBHB発射用意!」
「了解しました、指定範囲『魔王城』リンク完了!、臨界点10セコンドに設定!、SBHB発射カウント、3、2、1、ファイア!」
不気味なほどの黒い塊が魔王城へ向かって飛んで行く
魔王城に衝突する寸前でその塊の真の力が解放される
カッ!ズッドーーーーーーーーーーンッ!
魔王城を包み込む真っ黒な渦
全てのモノを飲み込み消滅させていく、この黒い渦には光でさえも抗えず消滅していく
「間もなく臨界点に到達します」
カッ!シュッ.....
「SBHB完全消滅を確認、同時に魔王城の完全消滅も確認しました」
「生き残りが居ないか周辺をスキャンしろ」
「スキャン完了、生き残りは誰も居ません、魔王諸共この世から消滅させるのに成功しました」
「ふ~、これでとりあえず魔王の始末は付いたな」
「「「「「ちょっと待ちなさいっ!」」」」」
「何?」
「何じゃないでしょう!、惑星上でブラックホール爆弾を使っちゃ駄目でしょう!」
「大丈夫だよ、威力を小さくして臨界点の限界値も設定できるように改良してあるやつだから」
「だからってやりすぎです!」
「まぁそう怒るなよ、ほら見ての通り周りに被害は無いだろう?」
「確かに奇麗に魔王城だけ削り取られるように消えてますけど」
「はぅっ」モジモジ
「聖女様こちらへどうぞ」
「ぅぅ、もうお嫁にいけない....」
「旦那様はこっち見ない!」
「はいはい、分かってるよ」
聖女様には刺激が強すぎたようだ、床の始末は嫁達がしてくれたので俺は残りの指示を出す事にした
「レブナント、各地の魔王軍の残党の処理を開始しろ」
「了解しました、これより魔王軍殲滅行動に入ります」
その日、魔王軍は未曾有の窮地に立たされた
正体不明の襲撃者により次々部隊が全滅していく
肝心の物資の輸送隊からも連絡が無く、襲撃者の攻撃を防ぐ事も出来ず同胞が次々屍と化していく
魔王軍四天王も例外では無く、謎の襲撃者の攻撃を受け等しく屍へと姿を変えて行った
謎の襲撃者は魔王軍を追い詰めほぼほぼ壊滅させた
壊滅にかかった時間は1時間ほどしかかからなかった
この日、魔王軍に支配された大陸は解放されたのだった
後の人々はこの日を解放の日と定め、町をあげての祭りが行われるようになる
次話は今後の話し合いの予定




