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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星クロノス編
71/97

70 島巡り

美味しい物を探して島巡り

魔族との戦争?そんなの後々~



いや~食った食った~

ココノエビは美味かったな~

一緒にマール貝ってのも食ったけどこっちも美味かった

マール貝は隣の島で養殖しているそうだ

外へ出ると少し離れた所に小さな島が見える、あそこがマール島らしい

ココノ島の10分の1くらいの大きさだ

ここいら一帯は大小様々な島が点在しているそうだ

各島それぞれ色々な食材を特産品にしている、現地でないと食べられない物もあるそうだ

これはそれぞれの島を巡るしかあるまい

と言う事で美味しい物がある島の情報を手に入れて出発しよう


まず向かうのはヤツメ島、ここの特産品はシーイールと言うらしい

海に棲むウナギだ、ここの所ウナギを食ってないので丁度良いな

流石にウナギカレーは無いようで皆鰻重を注文した

おお、これはエレクトリックイールとは風味が違うな~

こっちは身がしっかりした感じで味が濃い気がする

タレも濃厚で美味しいな、これが秘伝のタレってやつだろうな

鰻重を食べた後は少し島を観光していこう

高台が展望デッキになっているらしい

展望デッキへやって来た

「おお、良い景色じゃないか~」

「そ、そうですね」プルプルプル

「ポルテ、また高所恐怖症が再発したのか?」

「だってここ崖の上ですよ、下何も無いんですよ」

展望デッキがある場所は崖から足場が突出している作りになっている

ついでに鉄格子で組まれている為下が見えるのである、ポルテにとっては空中に浮いているように感じているのかもしれないな~

「俺が付いているから大丈夫だぞ~」

そっと抱き寄せてやる

「離したら嫌ですからね」

「おね~ちゃんだけずるい~」

「そうね~ポルテだけずるいわね~」

「ここは譲って差し上げましょう」

「...うん、譲る」

「あのすみません、私もだめぇ」プルプルプル

「ナンシーもこっちおいで」

これぞ両手に花、役得役得

「これしきの高さで情けないのじゃ~」

「まぁ普通の人には怖いと思いますからね」

展望デッキから次に行く島を見てみる

沖合にいくつもの仕掛けがあるように見える、牡蠣が特産の島だそうだ、あの仕掛けは牡蠣の養殖だろう

島の名前はミツバ島と言うらしい

観光も楽しんだし次の島へ移動しよう


ミツバ島へ到着した、日が傾いてきたようなのでこの島で一泊するのが良いかもしれない

宿屋の確保をしよう、宿屋では食事は出ず島の飲食店で食事をしてもらう事になっているそうだ

なるほど、特産品を取り扱う店への配慮だろう、宿屋で食事が出ると外へ出なくなるからな

宿屋は泊まる専門の施設と言う扱いらしい

そいう事なら早速美味い牡蠣料理を出すお店を教えてもらう

そこで宿屋の従業員は口にしてはいけない単語を口にしてしまった

「私は牡蠣カレーがお勧めですよ」と言ってしまったのだ

当然アエラは牡蠣カレー一択になってしまった

まぁたまには良いかとみんなカレーを食べに行く事になった

牡蠣カレー専門店『オイスターワン』

何と言うか分かりやすい店である

アエラが今にも突撃しそうなので店に入る事にした

店の中は賑わっているようだが俺達が入るスペースは十分にある

メニューを見てみる、うん、牡蠣カレーしかない、後は普通盛り、大盛り、牡蠣増ししか乗ってない

何とシンプルなメニューだ

アエラは大盛り牡蠣増しを選択、俺も同じのにしよう

他の皆は普通盛り牡蠣増しを選択だ

しばらくするとカレーが運ばれてきた

大盛り牡蠣増し、結構でかいな、牡蠣も大きいのが10個くらい乗っている

まずは牡蠣を食べてみる、ああこれは美味い、磯の香りと香ばしさがある、これは一度焼いているのかもしれないな、後でカレーに馴染ませる程度で煮込んでるんだと思う

アエラはもうすでに半分近くを食べていた、落ち着いて食べなさいよ全く、カレーは逃げて行かないよ

牡蠣カレー美味しかった~

宿屋に戻って次の島をどこにするか話し合いだ

ここからはそれぞれの島がそこそこに離れている、どうやって巡るか決めておきたい

話し合いの結果次の島はナナン島に決定した

ここの特産品はウニらしい、トゲトゲの殻に包まれた生物で身がとても美味いとの話だった

ナナン島からロク島、イツ島へ巡る予定だ、その後はその時考えよう


翌日

ナナン島へ到着した

ここでお昼を食べてから次の島へ向かうとしよう

島の入り口で美味しいウニのお店を教えてもらった

何でも丼のご飯の上にたっぷりのウニが乗っているウニ丼が有名な店らしい

特性のタレをかけて食べるのがもう絶品なんだそうだ

教えられた店『うに丼の店』へやって来た、直球な感じの店の名前だ

早速入ってみる、お昼時と言う事もあって結構混雑している

空いたスペースを確保してもらいウニ丼を注文する

注文したウニ丼が皆の前に並ぶ

ウニも丼からこぼれそうなほど乗っていて見た目にも豪華さがあって良いな

「それじゃ食べようか」

「「「「「「はい」」」」」」

「うまいな~、ウニの濃厚な味と特性のタレが香ばしくて合うな~」


食後の休憩を挟み次の島へ向けて出発する

次の島はロク島で特産品はノリだそうだ、ノリを使った料理ってどんなのか今から楽しみだ

日が傾きかけた頃ロク島へ到着する

「よ~し着いたぞ~、今日はここで一泊だからな~」

「「「「「「は~い」」」」」」

まずは島の入り口で恒例の聞き込みだ

泊まれる宿と美味しいノリ料理の店を聞いた

まずは宿屋の確保からだ

宿屋『ロクデナシ』、何と言うか残念な名前だな~

建物の雰囲気はとても良いんだけどな~

まぁ部屋が奇麗なら良いか、部屋は8人部屋と言うのがあったのでそこにを確保した

さぁノリ料理を食べに行くとしよう~

ノリ料理屋『マキマキ』名前から想像できない、とりあえず入ってみるか

「いらっしゃいませ~何名様ですか~?」

「7人です」

「こちらへどうぞ~」

案内された場所へ行く

「こちらメニューとなっております、お決まりになりましたらお声をかけてください」

渡されたメニューを見てみる

これは巻物?巻き寿司か、なるほど色々な具材を巻き寿司にして食べる訳か

テッカ、カッパ、カンピョウ、タクアン、ウメシソ、イカ、シャケ、カツオ、カニ、イクラ、タマゴ

日替わりヌカヅケ、日替わりヤキニク、アタリかハズレか『ロシアン』

色々あるんだな~、最後のは何か怖そうだな、よし決めた

俺はテッカとイカとイクラってのと日替わりヤキニクにした

皆もそれぞれ決まったので店員さんを呼んで注文した

運ばれてきた巻き寿司はどれも美味しいそうだった

ノリは食べる直前で撒くようで噛むとパリパリと良い音がする

ノリの良い香りとご飯と具材がよく合っている

美味しかったな~

ちなみにアエラがロシアンを注文して途中悶絶していた

何でも1つだけワサビがたっぷり入っていたらしい

そういう事か...ドンマイ

予定通り今夜は宿屋でのんびり過ごそう

アエラは涙目になって鼻を啜っている、相当きつかったらしい


翌日

次の島はイツ島だな、ここの特産品はフグらしい

何でも体のあちこちに毒を含んでいるらしく、専門の料理人でなければ危険な食材だそうだ

毒持ってるのか~、少々怖いが専門の料理人が調理するんだから大丈夫だろう

一応食べる前にスキャンはしておくか

島の入り口で美味しいフグ料理屋の情報を聞いた

この島でも一番料理の腕が良いそうだ

楽しみだな~

フク料理店『赤い彗星』、これは良いのか?、いや気にしたら負けだ

「三倍の速さ...」

「アエラそれ以上はいけない」

不安はある物の中へ入る

普通の店だな、席に座ってフグ料理のメニューを見る

メニューも普通だ、どうやらこの店ではフグの事をフクと言うらしい

何でもフクを食べて幸せになれると言う意味合いがあるんだそうだ

フク鍋、焼きフク、フクのお吸い物、フクの刺し身

フク鍋にはオプションでフクの雑炊も付けられるのか、俺はこれにフクの刺し身

皆もそれぞれ注文が決まった

フク鍋は野菜とフクで良い出汁が出ていて美味しかった、オプションの雑炊も美味かった

箸休めのフクの刺し身がまた美味しくてな~、ちょっと食べすぎたかもしれん

この島でちょっと休憩してから次の島を何処にするか決めるとしよう


次話も巡る予定


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