59 嫁さんが増えた~
オリヒメは嫁に加わります~
新技術も完成しました
さて、この高エネルギー体『セレメントリオン』だがとんでもない物だった
セレメントと言うエネルギー体を硬質化及び安定化させた物質をセレメントリウムと言い
セレメントリウム1粒で平均的な宇宙船の主砲1発を撃てるエネルギー体と言う事らしい
そのエネルギー体を凝縮し結晶化させたエネルギーは1兆倍にもなるそうだ
もしこれが何らかの要因で爆発でもしたら惑星が無くなるどころの騒ぎではないぞ
超新星爆発規模になるんじゃないのか?、冗談じゃないぞ、何でこんな危ない物を作るんだよ
彼女の言う事が事実ならミサイルを撃ち込んでも爆発しないそうだが...
俺達のブラックホール爆弾でも危険物だと思ってたのに、それが子供遊びレベルと思えるほどの危険物とか、笑えないぞ、勿論持ち帰って厳重に保管しつつ活用できる物なのか調べてみるけどな
レブナントが喜びそうだなと思う
それからは何事も無く小島の拠点まで戻って来れた
道中磁場の弱まる所でレブナントがセレメントリオンの情報と亜空間潜航技術や他の技術の解析でうるさかったのは言うまでもない、まぁそのおかげか新技術が開発できそうだと言っていた
帰りの海峡渡りでもモササウルスの襲撃があったが二度目だから対策はしっかりしていた
ドラグブリッツを嫌がりその後の襲撃は無かった
来るときにしっかりと拠点の設営をしていたおかげで拠点まで戻って来られた
天野さんは仲間の生存が絶望だった為に落ち込んでいたが、アエラとナンシーとオリーヴェが励ましたおかげで気持ちを切り替えられたようだ、三人共仲間が死んで一人になった経験があるしな、任せておいて正解だったみたいだ
天野さんから今後の事について話したいと言うので部屋にやって来ている
「それで今後はどうするのか決まりましたか?」
「はい、私も黒須さんと一緒に宇宙を回りたいと思います、どのみちこの世界は私たちの居た世界ではないと聞きました、それに仲間の生存はもう望めないでしょう、私が黒須さんと巡り会えたのも何かの縁だと思ってます、わたしの同行の許可をいただけないでしょうか?」
「俺としては技術者でもある天野さんが仲間になってくれるならありがたいと思ってますよ、これからよろしくお願いします」
「ありがとうございます、それでですね...あのぉ...えっとぉ...皆から聞いたのですが...全員お嫁さんとの事ですよね?」
「ああ、はい、そうですね」
「私も覚悟を決めましたのでよろしくお願いします」
「え?、何の覚悟?、まさかそういう事ですか?」
「えっと、はい、私もお嫁さんにして下さい」ポッ
まじか~、うわ~、天野さん黒髪、黒目でロングストレートで背も低いからちっちゃ可愛い系の感じだよな~、例えるならお人形さんみたいと言う言葉がしっくりくるな~、憎い相手を地獄送りにする某動画のキャラクターな感じのやつな
「分かりました、これからよろしくお願いします」
「それであのサンタさんって呼んでも良いですか?、私の事はオリヒメと呼んで欲しいです」
「良いよ、これからよろしくオリヒメ」
「はい」
こうして嫁に加わったオリヒメと一緒にこの惑星の探索と手に入れた新技術の開発に力を入れていく事になった、まずはレブナントから報告があるそうだ
「キャプテン、亜空間潜航技術の応用でハイパードライブが進化しましたよ、ディメンションハイパードライブと命名しました、現在グリューエンコンティネントに搭載するために開発が開始されました」
「ほう、それは今までのより性能が優れているって事だよな?」
「それは勿論です、まず消費エネルギー量が10分の1にまで減ります、次に目的地到達の速度が4分の1ほどに短縮できます、更にディメンションエリアからプライムマテリアルエリアの探索が可能で周辺に危険はないか調べてから出現する事が可能となってます」
「なんだかすごい能力拡張になってないか?、それ材料とか足りてるのか?」
「材料は十分に足りてます、更にセレメントリオンがあるおかげで今後のエネルギー問題は全部解決しましたね」
「やっぱりアレってとんでもないんだな」
「そうですね、動力源にセレネントリオンを使ってディメンションハイパードライブをすれば数万光年先に移動する事が容易になりましたよ」
「銀河の端から端まで行けるじゃないか」
「そうですね、それも何十往復も出来ますからね、とんでもないエネルギー体ですよ」
「はぁ、オリヒメの世界はとんでもない物を作ったんだな」
「なんか申し訳ないです...」
「別にオリヒメのせいじゃないだろう?」
「いえ、一応研究開発にかかわっていましたので無関係ではないんです」
「え?、そうなのか?、あっそれであんなに詳しかったのか」
「そうです、今回の運搬にも研究開発に携わった私が同行するのが条件に付けられていましたし」
「ん?、だとすると海賊はオリヒメの情報も知っていて襲った可能性があるんじゃないのか?」
「多分そうだと思います、実物と研究開発に携わった技術者を狙ったんだと思います」
「そうなると誰かが情報を漏洩した可能性があるって事になるぞ?」
「セレメントリオンは国家としても持て余すほどの物質でしたから、無理はないと思います、そもそもここまでの物質を作るつもりは無かったんですが、偶然結晶化が起きて出来てしまったというのが本当の所です、なので再現しろと言われても簡単には無理だと思います」
「研究中のイレギュラーで偶然できてしまった産物か~、一番厄介なやつだな、それで取り扱いに困って引き取ってくれる所に輸送中に襲われたと言う事か、引き取り相手に渡したくない奴らの仕業と見て良いだろうな」
「心当たりはいくつもありますが今となってはどうする事も出来ません」
「そうですね、この世界に来てしまった以上、前の世界の事はどうする事も出来ませんからね、しかも私がきちんと管理させてもらいますので手の出しようも無いでしょうけどね」
「レブナントは楽しそうだな~」
「ええ、楽しいですよ、エネルギー問題が全部解決できましたからね~、これで色々とできなかった事も可能になりましたしね」
「それはそうとオリヒメにもスーツを作っておいた方が良いだろう?」
「そうですね、技術者のオリヒメさんでは戦闘が不得意でしょうから守備を重視したタイプがよろしいと思います、丁度新技術も手に入りましたしこれが良いかもしれませんね」
そう言ってレブナントはモニターに新スーツの概要を表示させた
サプライフォートレスマークⅠ
対物理、対魔素フィールドを展開する事で防御に優れるスーツ
ディメンションボックスの新技術が組み込まれていて大量の補給物資を運搬可能
攻撃面では4本の特殊アームが近接、遠距離の両方をこなしほぼ死角は無い
動力源もセレメントリオンを使用してるのでほぼ無限に稼働可能
唯一の弱点は機動性が低い事、通常のスーツに比べると機動性は半分ほどにまで落ちる
「どうです?」
「これは凄くないか?、機動性が悪いって言っても半減くらいなら生身の人間では捉えるのは難しいレベルだろう?」
「そうですね、通常のスーツなら認識するのも難しいレベルと言った所ですかね、それの半減ですから生身相手ならまず負けは無いでしょう、加えてこのスーツは防御特化ですからね」
「攻撃の手段はレーザーソードとレーザーライフルか、これなら死角は無いだろうな、オリヒメこのスーツで良いか?」
「これはとんでもない技術で作られてます、これが普通なんですか?」
「これは特に優れた技術で作られているぞ、オリヒメ達の技術が無ければここまでの物は作れていなかったぞ」
「そうですか、ではこれでお願いします」
「分かった、レブナント、サプライフォートレスマークⅠを作成してくれ」
「了解しました、3時間後に完成予定です」
「それじゃ出来たら知らせてくれ」
次話は惑星探索を開始します




