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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星レイアー編
6/97

6 遠征の準備

移動手段の確保完了



目覚めてみると何もない部屋だった、家具が無いので殺風景だ

朝食は屋台で済ました

家具や雑貨を取り扱ってる店でベッドと机と椅子とタンスと棚を購入した

魔鉄を売った金がもう無くなりそうだ

こうなれば魔鉄の補充はしておきたい所だ、やはり山を登ろう

大まかな内装を済ませポルテちゃんに外に出かけて来ると言っておいた

村を出て物資保管庫までやって来た

ここにも3Dプリンター欲しいよな~

上で作って下まで運ぶのは正直面倒くさい

だが3Dプリンターは作るのに特殊な材料が必要だからな~

せめて材料が保管されたコンテナが見つかれば良いんだけどな

エアロバイクを下まで持って来て探索範囲を大幅に広げるのが良いな

とりあえず山登りだ

途中からラダーレールがあるからかなりの時間短縮になった

一旦マッドアングラーに帰還し採掘の準備をしてから出発した

今回は量が欲しいのでカーゴをいくつも連結して採掘に臨む

2時間ほどかけて魔鉄を中心に掘りまくった、銀もいくばくか掘っておいた

下まで開通するだけのラダーレールの確保と倉庫の拡張用と売却用を精錬していく

出来た資材とエアロバイクを一時保管場所に運び込む、これが意外と重労働だった、とても疲れた...

さぁここからまた労働だ、ラダーレールが開通してしまえば楽になる、がんばれ俺

途中までしか敷いてないラダーレールを設置していく

労働のかいあってようやく完成した

もうすぐ夕方になるな、ドローンに上に置いてある資材を保管庫に移す指示を出しておく、エアロバイクも移動しておいてもらおう、それと後もう一つ、もしもの為に携行型レールガンオメガタイプ3も移動しておくよう指示を出しておいた

こっちに太陽光発電システムを設置出来たおかげでドローンの電力問題は解決できた

向こうの家に設置しても電化製品も無いしな~

最終的にはここに3Dプリンターや防衛設備も設置する予定だしな

集落に戻るとしよう


・・・・・


集落に戻って来た、まず最初に飯だ~腹減ったぞ~

と言うわけで屋台を物色中だ

おっあれ良さそうだ

パンの様な物に何かの挽肉と色々な野菜の微塵切りを混ぜて炒めた物を挟んだ食べ物

実に美味しそうだ、一つ買ってみる

おお、これは美味しいぞ、甘辛い味に香ばしい匂いパンは固めだがその食感が合ってる

この屋台は当たりだな、昨日は無かったから材料の仕入れにでも行ってたのかもしれない

他にも美味しそうなのが無いか探してみよう

あれは昨日ポルテちゃんが美味しいと言ってたやつだ、昨日は残念ながら売れきれで食えなかったな

良しあれも食ってみよう

うん、これは簡易的なピザの様な物だな、薄い生地に具材を乗せ包んで鉄板で焼いた食べ物だ

鉄板だから包んで両面を焼く事で中までちゃんと火が通っている

ソースも酸味が効いてるし具材の味付けも濃厚でうまい

後一つくらい食いたいな~

あれにしよう、デザート系で良さそうなのがあった

見た目はパイ生地の様な物に切った果物を乗せてシロップをかけた食べ物のようだ

パイ生地よりしっかりしてるからクッキーみたいな感じかな

これは酸味のあるフルーツと甘みの強いフルーツを一緒にしてる所も良いし、かけてあるシロップも香ばしくて良いな、火にかけて少し焦がしたカラメルソースみたいな感じか、全体が良くまとまっていて美味しいな

ポルテちゃんにお土産の屋台飯を持って行こう

「こんばんわ、ポルテちゃん居るかい?」


「はい、サンタさんお帰りなさいずいぶん遅かったですね、心配してたんですよ」


「色々と作業してたからね、これ屋台で買ってきたんだよ良かったら食べてくれ、昨日ポルテちゃんが食べられなかった屋台の料理を買ってきたんだよ」


「わぁありがとうございます、早速頂きますね、サンタさんはご飯は済ませたんですか?」


「ああ俺はもう食べて来たんだよ、作業しっぱなしでさすがに腹が減ったからね~」


「そうだったんですか、それじゃちょっと待ってて下さい」

ポルテちゃんは奥の部屋に入って行きお母さんと何やら話してる

お鍋を持って帰って来た

「これあたしが作ったんです、良かったら明日の朝食に食べて下さい」


「良いのかい?今日の夕食じゃないの?」


「サンタさんから屋台のご飯も貰いましたし、おかあさんも料理を作ってありますから大丈夫ですよ」


「そうか、それじゃ遠慮なく貰っていくよ、お鍋は明日返しに来るよ、それじゃまたねお休み」


「はい、お休みなさい」

俺は自宅に戻って来た

今日は採掘に運搬と疲れたな~

流石に風呂やシャワーを簡単に用事できないけどそのうち設置したい所だな

着替えてベッドに横になると眠気が襲ってきた、今日はぐっすり寝れそうだ


・・・・・


朝日はそこそこ高く昇っている

やっぱりベッドがあると快適だな~

エアロバイクを使って広範囲を探索してみたい所だ、可能であれば他の町や集落が何処にあるか確認しておきたい、後は落ちたコンテナが見つかるとありがたいんだがな~

ポルテちゃんから他の町の情報とか聞けば良いのでは?分からなくても集落の誰かは知ってるだろう、全くよそと関わりを持って無いって事は無いだろう

「ポルテちゃんおはよう」


「サンタさんおはようです、何かありましたか?」


「ちょっと他の集落か町が何処にあるか聞きたくてね、ポルテちゃん場所分かるかな?」


「それでしたら一番近い集落は森を西に抜けた先にあります、徒歩だと2日はかかると思います、町だと北東に行くと街道があるんです、街道から北へ徒歩だと3日かかるくらいだったと思います、他の集落か町に行くんですか?」


「俺が落とした箱を見た人が居ないか確認するためにも行きたいなと思って場所の確認をしたんだよ、準備して明日にでも町へ情報収集に行ってこようと思う」


「そうですか、すぐに帰ってきますか?」


「1日か2日くらい滞在するかもしれないがすぐに戻ってくるよ、お土産は期待していて良いよ」


「ほんとですか、一緒に行きたいですが家を空けるわけにもいかないし仕方ないですね」


「カリンちゃんはまだ病み上がりだしお母さんにも負担がかかってるからね、ポルテちゃんが確りと支えてあげないと駄目だよ」


「はい、あたしがんばります、お土産待ってますね」

ケモ耳がピコピコ、ケモ尻尾がブンブン揺れている、可愛いな~

「それじゃ旅の準備をしに行ってくるよ、またね」


「はい、いってらっしゃい~」

ポルテちゃんと別れた後は旅の準備に取り掛かろう

まずはエアロバイクの回収からだな

倉庫にエアロバイクが格納されていた、よしよし、これで移動が楽になるぞ

とはいえ町中まで乗って行く訳にはいかんだろう、小型のコンテナを用意して荷物として持って行こう

コンテナは移動がしやすいキャスター付きを用意した

ポルテちゃん達の集落まで戻って来た

町までは徒歩で3日、計算してみよう時速3キロくらいを目安に1日徒歩で10時間歩いたとして30キロ、3日で90キロくらいかエアロバイクなら1時間半か2時間と見た方が良いかな

これなら食料は1日分を持って行くだけにしとこう

エアロバイクにはカーゴを付けないと荷物が多く載せられないからな

保存がきくのと向こうに着いてから食べるのを買ってこよう

ついでに今日の飯も購入しておく、ああそうだった、向こうでは物価がどれくらいか分からないしな

荷物も多く積めないし魔鉄を少し売っておこう

未知の銀については向こうで聞くことにしよう、そこそこ大きな町らしいからそんなに目立たないだろう

明日の準備はこれくらいかな~

魔鉄と未知の銀を少量ずつと食料とエアロバイクのコンテナも用意した

今日は流石に水浴びをしておきたい、井戸から水を汲んでタライに移し替え運んで自宅の庭で行水をする

ひょー冷たい~だがすがすがしい気分だ~

よーしすっきりしたし明日に備えて寝るとしよう

お休み~


次話は遠征だ~

安全運転を心掛けよう


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