55 惑星ネメシス
惑星『ネメシス』へ到着だ~
宇宙船の名称も分からなかったので名もなき宇宙船とクルー達この地に漂着と墓標を作っておいた
とりあえずはこれで原初の惑星『ネメシス』行く準備は整っただろう
「皆、この惑星での補充も純分だと思う、なので、次の惑星へ移動しようと思う、次の惑星は『ネメシス』だ巨大な生物が多く住んでいて人種の存在は今の所確認できていない、おそらくだが人は存在していないと思われる、非常に危険な惑星だが同時に未知の生物や植物、鉱石に関しては期待できないが調べる価値はあると思っている、何か意見があるなら言って欲しい」
「船はどうするのじゃ?、流石にグリューエンコンティネントは惑星に降下せんじゃろ?」
「惑星へ降下するのはマッドアングラーとハンマーヘッド1隻で行こうと思う、ハンマーヘッドは物資運搬が目的な」
「わらわもいっても良いのかの?」
「勿論みんな連れて行く予定だ、何があるか分からないが実戦の経験を積んでもらわないといざと言う時に行動できないからな」
「わかったのじゃ」
「「「「「「分かりました」」」」」」
「レブナント、惑星『ネメシス』へ向けて出発だ」
「了解しました、グリューエンコンティネントに接続、座標確認、目標惑星『ネメシス』、全艦船固定、隔壁閉鎖、リアクター出力最大、ハイパードライブ起動します、3、2、1、エンゲージ!」
「それじゃ着くまで各自自由行動な」
「「「「「はい」」」」」
ハイパードライブの出力が上がってるので着くまでにそれほど時間はかからない
亜空間技術ってのがハイパードライブに応用できるんなら更なる進化を遂げるんだろうけどな~
流石に壊れたコンピューターからじゃ情報は抜けなかったしな、宇宙のどこかに残骸が漂っているなら回収したい所だね~
目的地まではのんびりと過ごす事が出来たので気分は良い
「キャプテン、まもなく惑星『ネメシス』へ到着します」
「分かった、まずは現地上空から情報を得る所からやろう、どんな生物が居るか大まかにしか分かってないからな」
「そうですね、現地でドローンを展開して詳しい情報の取得をしましょう」
「よ~し、それじゃ惑星『ネメシス』へ降下開始だ」
マッドアングラーとハンマーヘッドで惑星の大気圏へ突入を開始した
しばらく激しい揺れにさらされたがしばらくすると揺れは収まった
モニターに映し出された惑星の景色はまさに原初の惑星と言うにふさわしい大自然が惑星を覆っている姿だった、広大な大地、深い森、美しい海、そしてちらちらと確認出来る巨大な生物達
飛行型も存在しているようでモニターに映っている
「飛行型はプテラノドンのようですね、地上では多くの草食獣と肉食獣が生息し、湖や川、海にも適応した生物が豊富に存在しているようですね、あっ!、キャプテン、オラクルより報告がありました、ドローンの制御が出来ない地域が所々に存在しているようです」
「なんだと?、詳しくデータを見せてくれ」
「はい、こちらです、ドローンの制御が出来ないと言っても全く動かない訳では無いようです、ただとてもでは無いですが運用できるレベルで動かせないようです」
「これは特殊な磁場が発生しているのか?」
「データから見るとそのようですね、それが地表のごく狭い範囲で所々に存在しているようです」
「ドローンに正確な場所を地図上に記録していってもらえ、俺達が現地へ直接調べに行く」
「了解しました、磁場のある場所には通信状況も悪くなるようで、不測の事態が起きた場合こちらでの対処が難しくなるかもしれません、ドラグドライドなら手動モードもありますから問題ないでしょう」
「そうだな、どこか拠点に適した場所が無いか探してみよう」
「高高度からドローンに空撮してもらいましょう、磁場の影響があるのは半径500メートル~1キロほどのごく狭い範囲ですから上空1キロの所を飛ぶ分には影響はありません」
「よし、拠点に適していそうな場所を探ってくれ」
「了解しました」
それから1時間ほど拠点候補を探してもらった
「キャプテン、いくつか拠点候補が見つかりました、それと気になる映像が取れましたので報告します」
「気になる映像?、先に見せてくれないか?」
「了解しました、こちらです」
俺はその映像を見る
「これは人工物だよな?、しかも金属で出来てるよな?」
「おそらくは先日漂流してきた宇宙船ではないかと思われます」
「コックピット部分は宇宙に流れて残りはここに落ちたって事か?」
「その可能性が高いかと、ただこの場所は磁場があり近づく事が出来ませんでした、さらに見てわかる通り周りは海になってます、海にも磁場が発生している場所が多数ありドローンでは近づく事が出来ません、そして海洋生物が多数生息しているので近づくにはそれなりの危険が伴います、」
「だがこれを見逃す事は出来ないな、亜空間潜航の特殊技術の情報は欲しい、他にも何か技術があるかもしれない、だから当面の目標はここへ到達する事にしよう」
「そうですね、当面の目的はそうしましょう」
「それじゃそれを目標に拠点の場所を決めるとしようか」
「それでしたらここが一番近く他の脅威からも身を守る事が出来る場所では無いでしょうか?」
「ここか、確かにここに拠点を作れば脅威となるのは飛行型の生物だけになりそうだな、飛行型ならこっちも飛行ドローンと対空兵器を用意すれば問題は無くなるだろう」
「この場所は周りに磁場が発生しておらず、地表から18メートルの崖の上で面積も6万平方メートルほどあります、拠点を作るには良い場所でしょう、地上の肉食獣の最大種は8メートルほど、草食獣では12メートルほどですから拠点へ攻撃できるのは飛行型のみでしょう、まだすべての生物を調べたわけではありませんが守りを固めれば大丈夫だと思います」
「よし、なら拠点はここにしよう、早速準備するとしよう」
「了解しました」
ハンマーヘッドに積んだ拠点用の建材を降ろし作業ドローンに拠点の建設を指示する
拠点が出来るまで周辺の探索をしておく事にする
まだ確認できてない敵性生物の有無や未知の物質があるか調べる為だ
皆と一緒に周辺の探索をしているといくつかの発見があった
まず一つ目は小型の生物も存在している事だ
小型と言っても3メートルほどもある亀や50センチほどもある羽虫、2メートルほどの肉食獣ラプトルに遭遇した事だろう
2つ目は地表にも鉱石が露出している場所が見つかった事だ
あいにくと普通の鉱石はタナトスで大量に掘ったので未知の物質でない限り掘る必要はないだろう
3つ目は食料になる植物がいくつか見つかった事だ
土の中に芋
木の上に果実
草はそのまま野菜として食べられるものがいくつもあった
もっと詳しく調べてみればまだ他にもありそうだ、この周辺は磁場が無いからドローンに探索してもらうのもありだろう、小型の肉食獣の襲撃にだけ気を付ければ大丈夫だろう
そろそろ拠点へ戻るとしよう
崖の上に立派な拠点が出来ていた
崖への上り下りはゲートと壁で覆い昇降機で移動が可能になっていた
タレットも設置されていてゲート周りの安全は確保されている
昇降機もドラグドライドが乗っても大丈夫な設計で作られていた
空飛べるから乗せる必要はないとは思うが故障しないとは限らないから念の為である
拠点の防備は対空タレットがそれぞれの方位に2門ずつ設置され拠点上部に飛行ドローン発着場も設置されている、拠点周りと崖の下にはドローンが配置され24時間警備にあたっている
ここを拠点にこの惑星の探索をしていく事になるだろう
実に楽しみだ
次話はネメシスの探索を開始します




