49 嫁が増えた
新しい嫁さんです
種を植えた
パキパキパキッ!
すぐに根が出て粘土層に突き刺さり更に成長していく
2度目なので驚きは無い、無いがやっぱりこの植物は凄い生命力を持ってるな
(経過観測と周辺警戒をオラクルに任せる頼むぞ、何かあったらすぐに連絡してくれ)
(了解しました)
植物が無事に育ったら次の惑星へ向けて旅立つ事にしよう
シェルター同士の連絡も回復したし、各シェルターの守りはタレットと監視塔をそれぞれオラクルによって設置済みだ、後はこの惑星の住人に任せる事にしよう
(キャプテン、ライカ殿より連絡が入りました、カークタウンで助けた女性の意識が戻り当初は錯乱していましたが落ち着いたようです、カウンセラーの受け答えにもしっかりこたえられるほど回復したようです、それでキャプテンにお礼が言いたいので会えないかとの事です、どうしますか?)
(そういう事なら会っておこうと思う、すぐに向かうと伝えておいてくれ)
(了解しました)
レントタウンまで戻ってきた
救助された女性、名をナンシー・ソルバーグと言うらしい、俺に会ってお礼が言いたいそうだ、エイドポッドに入ってたから姿は良く見えなかったんだよな、わざわざお礼が言いたいなんて律儀な人だな
女性が保護されている部屋まで来た
コンコン
「サンタです、今大丈夫ですか?」
「はい、どうぞ入ってください」
「失礼します」
中に入るとケイトさんとナンシーさんが居た
ナンシーさんの体調はどうやら良さそうだ、精神的にまいってるかと思ったが持ち直したようだな
初めてちゃんと見たけどナンシーさんは美人だな~、動画に出てくる女優レベルの女性だな~
「初めまして、サンタ・クロスと言います」
「初めまして、ナンシー・ソルバーグです、この度は危ない所を助けて頂いてありがとうございます、サンタさんが居なければ私もどうなっていたか分かりませんでした」
「たまたまですよ、各シェルター巡りをしていてミュータントに破壊されたのが見つかり、本格的に内部を探索した結果見つけただけですから、他のシェルターを優先してしまった為救出が遅れて申し訳ないです」
「いえいえ、生存者がいるなんてあの状況では考えられないでしょうから仕方ありませんよ、それに私は無事に救出されました、ほんとにありがとうございます」
「無事で何よりですね、これからはこの惑星も少しは暮らしやすくなると思います、色々と良い方向に変わってくると思いますよ」
「そうなんですか?」
「そうだと良いんですけどね」
「大丈夫ですよ、シェルターの守りは強化しましたし、汚染に関しては徐々にですが回復傾向にあるようです、そしてミュータントを討伐していけばこの惑星も比較的安全に暮らせるようになるでしょう、昔栄えたほどになるには何十年とかかると思いますけどね」
「確かにサンタさんの協力でこのレントタウンは活気が戻りました、私からも改めてお礼を申し上げます」
「まぁ知り合った以上見捨てるのは気分が悪いですからね~」
「サンタさんは良い人なんですね」
「そうよナンシーちゃん、どうするの?」
「決心が付きました、サンタさん私を仲間に加えてもらえませんか?」
「ん?、仲間?、えっと...」
「具体的には、その、お、お嫁さんに加えて欲しい...です」
「えっ?、あのですね、何故突然?」
「突然申し訳なかったですね、助けられてサンタさんの話を聞いてるうちにどうしても会いたくなってしまって、それに助けられる前にずっと思ってたんです、もしここから救ってくれる人が居たら私の全てを捧げようって、神様に祈ったら助けが来たんです、だからサンタさんのお嫁さんになりたいと思ったんです、サンタさんには5人お嫁さんが居るので駄目かなと思ったんですけど、決心しました、どうかお嫁さんにして下さい!」
(レブナント、これどうしよう?)
(はぁ、キャプテンモテモテですね~、緊急にオラクルに嫁会議を開いてもらってます、少々お待ちください.....今連絡がありました、皆さん良いそうですよ)
(決断はえーな!、そして良いのか!、分かった後で連れて行くので色々と説明は頼むぞ)
(了解しました)
「ナンシーさん、その申し出受けましょう、貴方を正式に嫁として迎える事にします」
「「っ!」」
「不束者ですがこれからよろしくお願いします」
「良かったわねナンシーちゃん!」
「はいっ!」
「すぐに動ける状態じゃないよね?」
「そうですね、様子を見て1日は欲しいですね」
「そうですか、すぐにでもサンタさんの所に行きたかったのにな~」
「駄目よ~、ちゃんと体の不調を治してからじゃないと旦那様に迷惑がかかるでしょ」
「は~い、大人しくしてます」
「それじゃ明日迎えに来るよ」
「はい、お待ちしてます」
俺は部屋を後にした、嫁達には様子を見る為に今日は休ませておくから明日連れて行くと連絡しておいた
向こうではもうすでに大はしゃぎである、新しい嫁を歓迎すると言う事になり歓迎会を開こうと盛り上がっている、そっちの準備は嫁達に任せる事にしよう
俺は植えた種の経過観察の報告と次に向かう星の詳しい情報を確認する事にした
種は順調に成長しているそうだ、タルタス同様成長スピードは異常なようだ
山間の窪地はすでに湖と化し辺りの山からはミュータント植物が姿を消して正常な植物が生え始めているそうだ、湖には水生生物も生まれ生態系が形成されつつあるようだった
大気汚染の方も周辺では汚染度がほぼ0%にまで減り、このままいけば惑星全土の汚染濃度を減らせるだろうとの事だ、相変わらず神から貰った種は意味不明な不思議物質だな~
永遠に水を生むとか、空気汚染を除去するとか、これ他にもなんか効果を持ってそうじゃないか?
種は後3つある、今後活動範囲が広がれば植える事もあるだろう、その時に詳しくし調べてみるかな
こことタルタスでいくつか分かった事もあるしな
さて、次に目指す惑星、氷に閉ざされた惑星『アイオン』
かつて文明があったと思われる建造物や船舶が氷の下に眠っている
恒星から離れているために惑星表面の温度が異常に低い、普通であれば地表で生活など不可能だった
だが地表に文明の痕跡が残されている、船舶まであると言う事は凍る前は液体の海が広がっていたと考えて良いだろう、そうなると謎がいくつか出てくるよな
何故氷漬けになったのか?
かつての文明はどのような物だったのか?
この惑星に未知の発見はあるか?
次に行く惑星は見つかるか?
気になる事はいっぱいあって行くのが楽しみである
翌日
ナンシーを迎えに来ている、マッドアングラーでは嫁達が歓迎会の順を追え連れてくるのを待っている
「こんにちは、ナンシー迎えに来たよ」
「サンタさん、準備は出来てます」
おおおお、立ち姿が美しい、女優レベルって感じだな~、背が意外と小さくアエラよりちょっと高いくらいかな?
「それじゃ行こうか、嫁達が準備して待ってるからね」
「はい」
「ナンシーちゃん、気を付けて行ってらっしゃい、サンタさんに泣かされたらいつでも戻ってきて良いのよ」
「ちょっと!、俺は女性を泣かせるような事はしませんよ」
「どうかしら?、お嫁さんが5人も居たんですもの、浮気性の男なんて信用できないわよ?」
「そう言われても、皆仲良しですから大丈夫ですよ」
「ふふふ、それじゃその言葉を信じましょうかね~、ナンシーちゃんまた会いましょう」
「はい、また会いましょう」
俺はケイトさんやライカさん達レントタウンの人々に別れを告げ、ナンシーを連れてマッドアングラーに戻ってきた、その後は嫁達との交流で大変な目にあったのは言うまでもない
皆飲みすぎだってば!!
次話は次なる惑星へ




