47 シェルター巡りその3
まだまだシェルター巡りです
マルダーゲインは今後も連絡を取り合いこの世界を良くする方向で話がまとまったようだ
とりあえず木炭の大量生産を開始すると言っていた
山に生えた木、いくつかミュータント化してるそうだが襲ってくる事も無く炭にするには適しているんだそうだ、しかも普通の木より効果がある気がすると言っていた、実際調べてみると効果が高い事が分かった
一応ここにももしもの為にタレットは設置しておいた
よし次の町へ向かうとしよう、荒野の町ノースソバーだ
周辺環境が悪く食料の備蓄は多くは無いが、人口も少ないのでミュータントの襲撃が無ければ生き残ってるはず、とライカさんは言っている、なるべく早く現地に行く事にする
それほど時間はかからずノースソバーの町に着いた
荒野に作られた町と言うより大きな村だな、村だったと表現した方が良いか
残ってる建物は無く、かろうじて柱が数本残りここに建物があったという証明をしている
シェルターは町はずれの教会の地下に作られているそうだ、行ってみよう
シェルターの入り口は見た感じは無事そうだ、ちゃんと機能もしている
ライカさんが中へ呼びかけてみる
「こちらノースソバーシェルターの代表リッケンだ、人が訪ねてくるなんて何年ぶりだろうか?、だが盗賊であるという事もある、簡単には入り口を開放する訳にはいかんのだ」
「このシェルターにルイカと言う人は居ないか?、私の妹なんだ、この町に好きな人が暮らしていると言って家を出たんだ、連絡が取れていた時に交信していたライカである事を証明してくれると思う」
「しばし待ってくれ確認してみよう」
「連絡が取れていた時はまだ生きていた好きな人と結婚したと話していたよ」
「そうなのか、無事だと良いな」
「ライカと言ったな、確認だ取れた、ルイカと夫のジョンソンからお前が本人であろうとの事だ、入り口を開くが完全に信用した訳じゃないからな、妙な行動を取ったら撃つ、分かったな」
「了解した」
黄色の回転灯が光り周囲に重い音と警報が響く
ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン!
ビーー!、ビーー!、ビーー!
入り口が開いていく
中からは武装した人が6人出てきた、荒野のシェルターにしては武装がかなり強いように見える
あれってアサルトライフルだろう?、中にはロケットランチャーを所持してるのも居る
特に中央に居る人物、歴戦の兵士のような雰囲気だ
このシェルターは特別何かあるな
「俺が代表のリッケンだ、あんたがライカか?、後ろの人たちは何もんだ?、見た感じ普通じゃねぇのがすぐに分かったぜ」
「彼らは我々に助力をしてくれた人たちです、他のシェルターでも窮地を救ってくれたり、住民の移住をしてくれたりと色々と助けてくれたんです」
「ほう、そうかい?、なら俺達も助けてくれるのかい?」
「何か困った事があるのなら手助けは可能だと思います」
「まぁどうやらあんたらは信用できそうだ、こんな所で立ち話もなんだ入ってくれ」
俺達はシェルター内へ通された
会議室のような場所に通されて、改めて自己紹介をし終わった
ライカさんはルイカさんと再会を果たして喜んでいる
「まじかよ、ほんとにそんな事があるなんて思いもしなかったぜ、だがこれで俺達の悩みも解決できるってもんだな」
このシェルターの代表リッケンは本物の歴戦の兵士だった、元この国の兵士で大佐の地位に就いていたそうだ、そしてこのシェルターだが普通のシェルターではない、近くに秘密軍事基地がありその関係で兵士が多くこの町に滞在していたそうだ、だからこその武装だったようだ、シェルターも軍事基地に繋がっているらしいが、厳重な防護扉で守られているそうだ、通信が途絶していたのは通信機の故障が原因だったそうだ、ただ故障は10日ほど前におき修理は今してる所らしい、なので連絡が付かなかっただけと言う事が分かった、どうも部品が無く修理に手間取っているそうだ
「俺達の悩みは軍事基地の兵器の事なんだ、しばらく稼働させなかったせいでほぼすべてに不具合が出ちまってな、直そうにも必要な部品が手に入らないし作る工場も無い、兵器はあるが使用不能と言う情けない事になってるんだよ、もし可能なら修理を頼めないか?」
「流石に物を見てみないと何とも言えませんし、実の所技術レベルが違うので難しいかもしれません」
「まぁそれはとりあえず見てもらってから判断してくれ」
俺達は軍事基地に繋がる防護扉を通り兵器格納庫にやって来た
(レブナント、確認してみてくれ)
(了解しました.....一部修理不可能な兵器はありますが戦車なら修理可能です、意外と状態も良いですし問題ありません、ただ航空機に関してはエンジンが修理不可能ですね、武器弾薬燃料に関しては問題なく使用可能ですね)
「どうやら戦車だったら修理が可能みたいだ、武器弾薬燃料も問題ないみたいだしどうする?」
「そうか、航空機は駄目だったか、でも戦車だけでも修理してもらえないか?、戦車があればこの近辺ではミュータントの脅威に晒される事が無くなるからな」
「分かった、修理を担当するものを派遣してもらうよ、ついでに通信機の修理もしておくよ」
「それは助かる、恩に着るぜ」
(レブナント修理ドローンを派遣してくれ)
(了解しました)
いったん外に出るそこにはすでに派遣された修理ドローンが入ったポッドが到着していた
修理ドローンの数は5体だ、修理する戦車の数が40両もあるからな、結構時間がかかると思う
その後話し合いがされ修理ドローンを2機常駐させる事になった、ドローンステーションの作成も同時に行った、ついでに入り口にタレットの設置と監視塔の建設もやっておいた
そういやこの付近のミュータントってどんなのが居るのだろうか?
リッケンから聞いた所、ウルフ、スネーク、リザード、エルク、極稀にベアーとバッファローが出るそうだ、意外と種類が多いなエルクとバッファローは美味いらしい
このシェルターもこれで問題ないだろう
確認しなければならないシェルターは後1つだ、他にもあるかもしれないが場所が分かっていないのでは確認のしようも無いしな
俺達は最後のシェルターがある町へ向かう事にした
フルストシティ、この地域では最大の都市であり人口も他に比べるとかなり多い
当然シェルターの規模もけた違いに大きい、前に交信が出来ていた時は人口718名居たそうだ、戦争での被害も最も少なかった都市でもある、設備や備蓄もかなり多いから無事だとは思うが心配ではある
人口が多いと言う事は人同士の争いも起きやすい、何も無ければ良いんだがな
フルストシティの上空に来ている、高層ビルはほとんどが倒壊して崩れている
肝心のシェルターの場所は中央議事堂の地下に作られている
町の中心部に広い公園がありその一角に中央議事堂があるそうだ
半分崩れてはいるが目立つ建物はあれだけだ、あれが議事堂だろう、周辺にはミュータントの姿は見えない、降りても大丈夫だろう、シェルターの入り口まで来てみたが...
これはまずいな、ハッチが何の反応も示さない、電源が落ちている、これだと中はどうなっているか分からないぞ
(レブナント、復旧は可能か?)
(スキャンしましたが不可能ですね、主電源が落ちていてこちらからは何もできません、もうハッチを焼き切るしか手は無いでしょう)
「ライカさん、シェルターの主電源が落ちているらしくハッチが開かない、中がどうなってるかも分からないしハッチを壊して中を確認します」
「分かりました、緊急事態ですし仕方ありませんね」
俺はレーザーカッターで頑丈なハッチを切断する事にした
外部ハッチの切除は完了した、次は内部ハッチだな
両方のハッチの切除が完了した
中の様子を確認しよう
次話もシェルターを巡るよ~




