45 シェルター巡りその1
シェルターの確認に行きます
まずは一番近いシェルターであるポーツレイクの町へ行く事になった
詳しい説明のために同行者が一人加わる事となった
他のシェルターとの交信を行っていたライカさんだ
ドラグドライドがあれば隣のシェルターは近かった
ポーツレイクのシェルターは湖の近くに存在していた
当然湖の中には水生のミュータントが無数に居る事だろう、しかも湖と言うよりは毒池と言う方が近い
ライカさんの話ではリーチが一番厄介だと聞いたそうだ
大きさも人の腕ほどもあり、食いつかれると火であぶって剥がれ落ちるのを待たないと引き剝がせなくなるそうだ、オラクルの報告にもあったやつだな
入り口でライカさんが中と交信して扉を開けてもらえるよう話が付いたようだ
ここはレントタウンよりも状態が悪そうだ、人数は多いがそのせいで食糧難に陥ってしまったみたいだな
このシェルターの人数は122人、広さはレントタウンよりも広いそうだ、元々の町の規模が大きかった事も原因の一つらしい
とりあえず物資を色々と提供しておこう
「この度は多大な援助ありがとうございました、私はこのシェルターの責任者のマクミランと申します」
「なんにしても援助が間に合ってよかったよ」
「我々もサンタさんが来てくれなければ危なかったですよ」
「ここの人数はレントタウンより多いから食料や医薬品の不足が死活問題になりやすいですからね」
「それはなによりだな、それはそうと近くの湖はミュータントの温床になっているんじゃないのか?」
「はい、確かにそうなのですが、同時に貴重な食料を得る場所でもあるんです」
「食用可能な物があるんですか?、その、見た目がかなり危なそうな湖に見えるんですが」
「確かに見た目だけじゃなく実際に水は汚染されているので危険は伴いますが、水の汚染の影響を受けないミュータントが居りまして、しかも攻撃性が低く他の危険なミュータントの駆除もしてくれると言う有益なのが居るんですよ」
「そんなありがたいのが居るんですか?」
「トードです、こいつはモスキートとモスを餌にしているのでこの周辺にはその2種が極端に少ないのです」
「へ~、ちなみにこの周辺で確認されたミュータントを教えてもらっても良いですか?」
「はい、この周辺では、リーチ、トード、モスキート、モス、スネーク、ピラニア、アリゲーターです」
「名前を聞くと結構厄介そうなのが居ますね」
「一番厄介なのはリーチですね、こいつらは数が多い上に腐食性の粘液を纏っているのでほとんどのミュータントはリーチを襲いません、モスキートとモスはトードが居るおかげで厄介にはならずに済んでいます、スネークは個体数がそんなに多くないと思われます、遭遇自体がほとんど起きてませんので詳しい所が分かってないのが現状ですが、ピラニアは湖の深い所にしか生息していないので我々にとっては危険度が低いです、浅瀬に来ない理由はリーチが居るせいですね、最後のアリゲーターですがこれはスネークよりも個体数が少ないと思われます、前回遭遇したのが3年前に1匹だけですし、その時はトードを食べている隙に気が付かれないように逃げてきたと調達班からの報告がありました」
「なるほど、これは意外にもトードが幅を利かせているおかげでこのシェルターは一応の安定が得られているんですね」
「そうだと思います」
その後も少し情報のやり取りをして次のシェルターに向かう事になった
引き続きライカさんには同行して貰う事になっている
次の場所はサルターフィールドだ、ここは平原が広がり国で3番目に大きな都市と言われていたそうだ
それ故シェルターの規模も大きく設備も整っていたという話だ
目的のサルターフィールドが見てきた
確かに大きな都市だったのだろう、今は高層ビルは崩れ廃墟の町に変わっている
シェルターのある場所はセントラルステーションビルの地下だそうだ
近づいてみるといくつかのビルが倒壊して瓦礫の山と化している
セントラルステーションビル、上部の4連ビルは完全に倒壊しているようだ
下の構造は相当頑丈に作ってあるようでビルの倒壊でも潰れずに残っているな
瓦礫があちこちにあるが広場は十分な広さがある
だが問題が発生しているようだな
嫌だな~、人間の子供位の大きさの黒いのが大量に居る、その数1000以上
セントラルステーションの入り口で度々発光が見える、戦っているようだ
「あれはミュータントローチ!、大変だ!、何とかなりませんか?」
「何とかしましょう、レブナント、応戦してる人たちに被害を加えないように調整しつつドラグブリッツを調整してくれ」
「了解しました、出力をレベル2に抑えました」
「狙いをつける必要はない、撃てば当たる、ファイア!」
ヒュパッ!
ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!
ヒュパッ!
ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!
無数の黒い塊が宙を舞う、体液をまき散らせながら...
近くで見たくないので上空で敵を一掃するまで降りる気は無い
ヒュパッ!
ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!
ヒュパッ!
ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!
続けざまに次々と敵を倒していく、しばらくその繰り返しをする
数が少なくなった所で上空からの攻撃を止める
入り口にいた人たちが攻勢に転じたようだ
残っていた黒い塊は掃討されたようだ
地上は汚いので降りたくないがそうも言ってられないか、降りる場所一帯に水を撒くとしよう
出来れば高い場所で体液が流れてこない場所にしよう、ちょうど良さそうな場所があるなあそこにしよう
ドラグドライドを目的の場所に下ろした
外へ出ると先ほど戦っていた人たちがやって来た
「助力感謝する、貴方たちが来なければ我々は全滅していた可能性が高かった」
「ここに来る予定があって良かった、無事で何よりだ」
「セインさんでしょうか?、私はレントタウンのライカです」
「おお、ライカ殿でしたか、通信でお話は伺っておりました、この度はほんとにありがとうございます、色々と物資の提供もしてもらえるとの事でしたね」
「はい、こちらのサンタさんに協力してもらえることになりまして、来てみたらこのありさまで驚きましたが」
「まったくです、今日の朝方突如ローチの群れが集まりだして襲撃を受けてしまったんです、ローチの群れの攻撃によりハッチが破損してしまいシェルターが危機に瀕しておりました」
「それは大変では無いですか、ハッチの修復は可能なのですか?」
「それが一部破損が酷くハッチの修復は難しいそうです」
「それは....サンタさん何とかなったりします?」
「う~ん、実際に見せてもらえますか?、可能であるなら修復しましょう」
「おお、それは願っても無いです、こちらです」
ハッチの場所へ案内された
(レブナント、解析してくれ)
(了解しました.....解析終了、これでしたら修理ドローンで修復が可能です)
(修理ドローンを派遣してくれ)
「これなら何とかなるそうだ、ちょっと広場に上から派遣してもらうから行ってくる」
「上からですか?」
するとドスンッ!と言う音が外から響いた
「「何事ですか?」」
「ハッチの修復が出来るものが到着したんです」
送ってもらった修理ドローンを回収に行く
(レブナント、ハッチの修復を頼む)
(了解しました)
修理ドローンが動き出しハッチにレーザーカッターで切除していく
次に切除した箇所と同じハッチの部品を作成、溶接という作業をこなしていく
ほどなくしてハッチの修復は完了した
「これでハッチは元通りになったと思います、作動させてみてください」
「分かった試してみよう」
その後ちゃんとハッチは機能する事が確認された
「今回の事は何から何まで助力を感謝する」
物資の搬入も行いとりあえずの目的は達成した
次話もシェルター巡りの予定




