44 レントタウンの開拓
もはやチートレベルの開拓
自重はしない
扉の解除をした後はこの周辺の古い地図とこの町を含む国の歴史を教えてもらった
国の名前はレインガルト連邦国、この町の名前はレントタウンだそうだ
レインガルトは平和主義だったのだが、軍事国家だったガーランド帝国が突如周辺国へ宣戦布告、世界大戦へと突入してしまったそうだ、何とも迷惑な話だな~
その後周辺国が同盟を結び帝国軍と連合国軍による戦争は惑星全土にまで飛び火してしまった
帝国側が大量破壊兵器を使用し各国の主要都市を攻撃、勿論ほとんどが迎撃に成功したため大きな被害は1か所だけで済んだ、その後帝国は小型で数が多い細菌兵器を世界にばらまいた、そんな事をすれば自分達だって生きていくのが大変だろうに、結果はひどいものだったそうだ、細菌兵器も半分以上が迎撃に成功はした、だが半分近い細菌兵器が世界中にばらまかれた事により世界情勢が一気に崩れた、使用した帝国も例外では無かった、ばらまかれた細菌は大気に乗り全世界へと拡散、更に何かの影響で突然変異を起こし猛威を振るう事になった、恐らく前に使われた大量破壊兵器の影響だと思うが...
突然変異した細菌は生物の遺伝子を歪め凶暴な生物へと変えて行った、もはや戦争どころでは無くなった人々はシェルターへ避難する事になった、当初は各シェルターとも連絡が取れていたが10年ほどが経過した時に各シェルターとの連絡が出来なくなってしまったそうだ、原因は不明、可能性としては凶暴化したミュータントが通信施設を破壊したのではないか?、打ち上げていた人口衛星に故障が発生したのではないか?、他のシェルターがミュータントに襲われ壊滅したのではないか?、などが考えられる
俺達が知った情報は大体こんな感じだった
この惑星に起きた事を学んでいる間にオラクルに指示を出し地上をドローンによる探索を行ってもらっていた、オラクルからの連絡でチタニウムが大量に発見されたそうだ、良かった、これで色々と助かるぞ
この惑星は俺にとっても重要な惑星と言える、ここのシェルターの人達は良い人たちばかりだった
人数は38人とかなり少なかったが
レブナントに話に出てきていた人口衛星を確認してもらった所、故障している事が判明、チタニウムがあれば修理可能と言う事だったので、シェルターの責任者のアンドリューさんに提案しておいた
アンドリューさんだけでなくシェルターの皆に感謝された、レブナントには人工衛星の修理を任せた
シェルター内の人口についても聞いてみた、38人はあまりにも少なかったからだ
避難当初は152人居たそうだが、避難してから15年たった頃最大派閥の町長一派の傲慢さが目に余るほどのひどさになっていた、ある時に武力衝突を起こし町長たちは武器を持ちだし逆らった者を射殺していったそうだ、その時に避難していた人の中に元軍の特殊部隊の人間が4人ナイフ片手に町長一派と激しい戦闘を繰り広げこれを撃退、5人がシェルターの外へ逃げ出した、町長と側近たちは捕まえる事が出来たのでそれ以上の混乱は起きなかったそうだ、町長たちは当然罪を裁かれ処刑し火葬したそうだ
逃げた者達を追跡するのはあまりにも危険だった為放置せざるおえなかった、それよりも負傷した人達の救助が優先された、それでも助けられなかった命は多かったそうだ
その時点で人口は47人にまで減ってしまいかなり生活が苦しくなったと言っていた
亡くなった人達の中に専門知識のある者達が含まれていたからだ
医療知識や農業知識、機械知識にシェルターの管理システムに関する知識
どれも重要であり生活になくてはならないものが多かった、幸いにも今まで大きなトラブルに見舞われる事が無かったので生き残る事が出来たそうだ
詳しい説明を聞くと確かに厳しい生活を余儀なくされてきたようだな
チタニウムを大量に仕入れさせてもらったし手助けくらいはしても良いだろう
俺は失っている知識に関して提供する事にした
レブナントに任せればそれらの知識を提供する事はたやすい事だしな
外のミュータントについてはそれほど知識は無かったようだ
ワーム、ビー、ウルフ、ベア、地上で見かけた事があるのはこれだけだそうだ
行動範囲が狭く遠出する事が無かったので他のミュータントについては分からないそうだ
オラクルに確認を取ってみた所、他にはアント(集団で襲ってくる奴)、スワロー(高速飛行して集団で襲ってくる奴)、リーチ(腐食性粘液を纏う危険な奴)、スネーク(巨大かつ動きが速い奴)、ローチ(黒い、大きい、大量、悍ましい奴)
最後のとは出会いたくねぇ
ミュータントは昆虫や動物だけじゃなかった
ツリー(近づくと動き出し蔓で捕獲してくる奴)、ヒドノラ(見た目が不気味、とても臭い、見は美味しい)、マッシュルーム(超巨大、毒素を多く含む、除去すれば食用可?)
植物もミュータント化しているようだ、マッシュルームの毒素を除去する方法があるかだな
(レブナント、マッシュルームの毒素の除去は可能か?)
(少々手間は要りますが可能です、物が大きいので食料として優秀だと思われます)
(それは何よりだな、毒素の除去方法も教えておこう)
(了解しました)
色々と情報を取得している間、女性陣は何をしていたかと言うと
シェルターの女性陣と交流をはかっていた、そこで初めてスーツを脱いのだが獣耳が生えているのを見てミュータントと間違えられた、だが事情を説明すると納得されたようだ
そこで俺達が他の惑星からやって来た事も伝えておいた
シェルターの皆には驚かれたが受け入れられた
他の惑星への移住が可能か聞かれたが難しいところだろう
まずもって文明レベルの差があげられる
次に他の惑星でも魔物や危険生物は存在している、命の危険度はここより高いかもしれない
毒素の除去自体がなされればここの方が暮らしやすいと思える
以上の観点からお勧めしないと伝えておいた
そうなると毒素の除去はどうするのかと言う話になる
それについてはチタニウムが手に入ったからな、俺達が協力すると言う事で納得してくれた
まずは町全体を地中も含めて防護壁で囲み内部のミュータント制圧と汚染除去をする
防護壁はそのまま外壁として機能させ櫓を築きミュータント襲撃に備える事とする
ドローンを大量投入すれば人手の心配は無いし、もしミュータントが襲ってきたとしても対処が出来る
外壁の材料であるチタニウムはこの惑星で採り放題だしな
外壁自体は数日で完成した、途中でワームが襲ってきたがすべて問題なく撃退した
地中も掘り返して潜んでいるミュータントが居ないかの確認もした
隔離区画は全部で4つ、元々の町の広さからすれば10分の1ほどの広さしかない
だが38人しかいない事を考えれば十分に広いと言えるだろう
重要な物は引き続きシェルター内部に置いておくのが良い
外は主に農業に使用し外敵からの防備を各所に設置する、ついでに周辺を探査するのにレーダーの設置もしておいた、これで事前にミュータントの襲撃を察知できるだろう
大きな問題として大気汚染が一番厄介だろう、対策として空気清浄機をかなりの数設置した
効果はあるものの惑星全土の大気汚染の改善など不可能なレベルだ
町がある周辺だけなら問題ないので今はこれで良しとするしかない
レブナントから人工衛星の修復が完了したと言う報告が入った
俺は早速アンドリューさんに通信が復活してないか確認を取ってもらった
その結果は通信が回復し今まで連絡が取れず安否が心配されていた他のシェルターの生存が確認された
連絡が取れたシェルターは2つだけだった、他は通信機の故障か全滅したかどちらかだろう
旧地図を見て大体の場所の把握は出来た、ドラグドライドならどこも1時間とかからず行ける距離だ
現状確認の為に現地へ向かう事にした
次話はシェルター巡りです




