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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星エレボス編
44/97

43 惑星エレボス

惑星エレボスだ~

...なんか酷い有様だな



皆を集めて説明をしてる所だ

惑星エレボスへ向けて出発したいと話したところ、全員賛成との事、話が早くて良いな

それじゃ惑星エレボスに向けて出発するとしよう


「惑星エレボスに向け、ハイパードライブ起動!」

「ハイパードライブ起動します、3、2、1、エンゲージ!」

「それじゃ一休みしてくるよ」

「了解しました、到着は5日後になります」

タルタスからエレボスまで時間短縮しても5日かかる距離だった

エレボスから氷河惑星、名を『アイオン』までが5日かかる、タルタスからだと10日もかかる訳だ

能力が向上してなければさらに時間がかかっていた事になる、今後もっと遠い惑星まで行く事になるかもしれないと考えると更なるアップデートがしたい所だな

とりあえず今は休むとしよう、おやすみ~


「キャプテン、まもなく惑星エレボスに到着します、ブリッジにお集まりください」

「分かった」

嫁達と一緒にブリッジへ集合する

「惑星エレボスが見えてきました、惑星の大気圏へ突入します、衝撃に備えてください」

「了解~」

船体の外が赤く染まりガタガタと激しく揺れる、大気圏へ突入した、この惑星は大気が濃いようで他の惑星よりも大気圏の衝撃が大きいようだ、激しく揺られつつしばらくするとフッと衝撃が無くなり視界が開けた

「大気圏突破を確認、同時に大気中に含まれる成分から人体に有害な物質を検知、更にこの惑星のほぼ全土に有害な物質が多く含まれている模様、所々有毒ガスが発生してる場所も確認出来ました」

「この惑星は毒まみれだったのか?」

「どうやらそのようですね、いくつか集落のような場所を確認出来ました、現地へ行って何か情報が得られれば良いのですが」

「とりあえずマッドアングラーはこのままでドラグドライドで降りてみよう、大気に含まれる毒はスーツで防げるか?」

「皆様のスーツでしたら問題はありませんし、長時間外気に触れなければ悪影響も出ないです」

「それほど害はないと言う事だな」

「はい、ですが現地人がもし居るならば景況を受けているものと思われます」

「分かった、それも踏まえて確認して来よう」

嫁達は皆付いてくるようだ、スーツがあれば安全だと言って聞いてくれなかった、まぁ俺も嫁達と一緒に居たいし良いか

発見した集落の一つへやって来たが、ここは廃墟のようだ、周辺を詳しく探索してみる

(キャプテン、周辺に生体反応があります、地中です)

「皆周辺警戒、地中に何か居るらしい」

「「「「「はい」」」」」

突如土がボコッとめくれ上がり中から明らかにやばそうなのが出てきた

見た目は芋虫に近いが口に無数の牙が生えズリズリと這いずってくる

ブラスターで頭と思わしき場所を撃ち抜く、頭らへんが吹き飛び緑色の体液をまき散らす、そして動かなくなった、残りの芋虫は3匹だ

「頭が弱点なのは間違いないだろう、頭を狙うんだ」

「「「「「はい」」」」」

動きは速くないので多数に囲まれでもしない限り問題はなさそうだな

「レブナント、こいつらのスキャンは完了したか?」

「はい、こいつらはミュータントワームと言うらしいです、地表の毒素により変質した芋虫です、こいつの他にも似たような悪影響を受けた生物が多数存在すると思われます、十分に気をつけて下さい」

「分かった、注意するとしよう、皆も注意するように」

「「「「「はい」」」」」

「キャプテン、この惑星の現状も確認出来ました、今から28年ほど前に世界規模の戦争が起き各国で大量破壊兵器や細菌兵器が多数使用された模様、現在の大気と土壌は少し汚染が除去されましたが未だに汚染の影響は強いようです」

「そんな事になってたのか、住んでいた住人たちはどうしたんだ?」

「それについてはこの廃墟の町の地下にシェルターが存在しているようです、恐らくはそこに避難しているのではないかと思われますが、ここからではシェルター内部までスキャンが出来ません、生き残っているか確認してみないと何とも...」

「分かった、シェルターに向かってみよう、場所をマークしてくれ」

「了解しました」

俺達はマークされた場所まで移動する事にした、幸いにも途中で他の危険生物に襲われる事は無かった

シェルターの入り口は地下へ下った所に存在していた、ここは地下鉄のようだななるほど入り口さえ閉めてしまえば内部へ毒が侵入する事が防げるな、ここは動力が未だに生きているようで空気が循環され毒素はほぼ検知されていない、壁は鉄筋コンクリートにより強固に作られていて鋼鉄のハッチは分厚く先ほどの生物程度では侵入する事は不可能だろう、28年も前だから食料が尽きていたり病気が蔓延したりしていたら生きてはいないかもしれない、扉の開閉は暗証ロック式のようだ

「レブナントハッキングしてくれ」

「了解しました」

接続端子から情報の解析をして扉を開けてもらう

黄色の回転灯が光り周囲に重い音と警報が響く

ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン!

ビーー!、ビーー!、ビーー!

重く大きな扉が開いた、内部の空気に毒素は検出されてない、同時に病原菌なども検知はされていない

ひとまずは安心か?、皆が入った後に入り口は閉めておこう

通路は2.5メートルほどの広さがあり問題なく進んでいける、中ほどまで進んだところ

「止まれ!、お前たちは何者だ!、ここへ何しに来た!」

何処からか声がかけられた

「俺達は他所からこの地へやって来た者だ、この辺りの惨状を見て生存者がいないか見て回っていたんだ、お前達はこの町の生存者で合っているか?、もしそうなら話が聞けないかと思ってきたんだ」


「.....少し待て」

待つ事10分

「協議の結果お前たちを中に入れる事にした、だが信用した訳じゃないからな、少しでも怪しい行動をとったら排除する、分かったな」


「ああ、それで構わない」

通路の奥で最初のハッチと同様、黄色の回転灯が光り重い音と警報が響く

ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン!

ビーー!、ビーー!、ビーー!

中から数人の男たちが現れた

「こちらへゆっくりと来い、妙な真似はするなよ」


「分かってるよ」

入り口を入ってすぐの広場はまるで野戦陣地のようになっていた、対ミュータント用かはたまた対人用か

広場を通り大きめの部屋に通された、そこには3人の男性と2人の女性がテーブルの向こうに座っていた

「初めまして皆さん、私はこのシェルターの責任者をしているアンドリューと言います、宜しくお願いします」


「私は三太・黒須と言う、宜しくお願いします」

「妻のポルテです」

「妻のレノアです」

「妻のカリンです」

「妻のアデリアです」

「妻のアエラ」

全員しばし無言が続いた

「ごほんっ、サンタさんまず最初にどうやってここの扉を開けましたか?、暗証番号によるロックがかかっていたはずですが」


「それについては私の優秀なAIがハッキングして解析後解除しました」

辺りがザワザワしだした

「ハッキング!、そのような高度なAIをお持ちだと」

「もしそれが本当なら協力してもらいたい事があるのですが、構わないですか?」


「内容にもよりますよ、何をして欲しいと言うんですか?」


「実はこのシェルターには2か所、暗証番号の不具合で使用できなくなってしまった扉があるんです、その扉の解除をしていただけないかと思いまして」


「解除だけなら協力しても構いませんが、扉の奥には何があるのか伺っても良いですか?」


「その扉の奥には製薬所と薬品保管庫がある地区と長期保存を目的とした食糧庫の2か所です」


「それは重要な場所のように聞こえますが、いつから使えなくなってるんですか?」


「もう3年前だ、幸いにして手持ちの薬品で事足りてはいる、が、そろそろ手持ちが怪しくなってきた」

「それに食料の方もです、1月に1回ほど外へ出て食料の調達は行ってきました、ですがこのシェルターの全員に十分な食料が回らなくなってきているんです」

「外へ出るのは危険が伴う、ミュータントどもに襲われるし何より大気汚染がひどい」

「協力して貰えないだろうか?」


「そうですね、こちらの出す条件を飲んでくれるなら協力しましょう」


「条件ですか?、それはいったい何でしょうか?」


「この地域の詳しい情報と今までの歴史、それから外で見つけた素材の所有権ですね」


「情報と歴史は大丈夫です、外で見つけた素材と言うのは何を指しているのでしょうか?」


「この惑星にあるレアメタルや貴金属、宝石などですね」


「う~む、サンタさんはそれらを見つける事が出来るのですね、そして汚染を除去できると言う事ですか?」


「多少の手間はかかりますが出来ますよ」


「もしや外の土壌の除染も可能でしょうか?」


「やればできなくは無いですが、ミュータントが居る以上うまくは行かないと思います」


「ああ、そうですね、ミュータントが外の世界を汚染し続けている、外での暮らしは絶望的ですね」


「.....そうですね、ものすごく手間と時間がかかりますからね、ミュータントを全滅させ、土地を隔離して、汚染を除去する、そこまでしなければ外での暮らしは不可能ですね」


「分かりました、サンタさんの条件をのみますので扉の解除をお願いします」


「分かりました、それでは案内してください」

俺達は2か所の暗証番号ロックを外しに行った


次話は開拓のような感じだ


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