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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星タルタス編
42/97

41 デスハーベスター狩り

アリジゴクこいつの餌はアリじゃないんだが見た目が似てるのでそう表記してるだけ

正式名称はデスハーベスター



翌日

「さぁ今日はアリジゴク討伐へ行くぞ~」

「「「「「はい」」」」」

「目的地はかなり離れた所にあるようだ、討伐が出来た時用に回収班を向かわせてくれ」


「了解しました、現地案でのルートは安全が確保されていますので問題はありません」


「よし、なら俺達は一足先に現地入りして来よう」


「行ってらっしゃいませ」

俺達はドラグドライドに乗り込みドローンの救難信号が出た地点へ向けて出発した

空を飛べばさほど時間はかからない、とはいえ結構な距離があるので途中で休憩をはさむ事にした

「よし、ここなら休憩できそうだ、あまり早すぎても回収班が来るまで討伐は出来ないしな」

「デスハーベスターはかなり強いと言う事ですが討伐はどうするのですか?」

「現地へ行ってみないと何とも言えないが、砂に潜っているとなるとあぶりだすしかないだろうな、発火材を使って燃やしてみようと思ってる」

「素材が駄目にならないのですか?」

「多少だったら大丈夫だと思う、あまりにも取れすぎると市場を混乱させる可能性があるからね、バイソンだけでもかなりの騒ぎになってるからな」

「そうですね~、そこへデスハーベスターまで持ってきたとなったら、大騒ぎ間違いなしですね」

「まぁある程度の日数は間を開けるつもりだ、デスハーベスターは食用には向かないから甲殻だけ回収すれば良い、甲殻は保存がきくからね」

「なるほどです」

目的地までは2日ほどかかった、回収班は5日後に到着予定だ

目的地上空から見ると辺り一面砂ばかりだ、見つけるのは大変だろうなと思っていた

どういう訳か砂漠の上でのたうち回ってるデスハーベスターが居る、見た目は頭から巨大なハサミを生やした芋虫っぽい姿だな、全身からトゲが生えているのも特徴だろう、何より口がキショイ!無数の牙が生えているのが見える、大きさは7メートルほどしかないな、まだ成長途中の個体かもしれない

「なぁ、あれなんだと思う?」

「「「「「デスハーベスター」」」」」

「そうだけど!、そうじゃなくて、なんでのたうち回ってるのかな?と思ったんだよ」


「キャプテン、恐らくですが、ドローンを食べたからではないかと推測できます、ドローンにはこの惑星にない金属が多量に含まれています、それらを消化できずに消化不良を起こして苦しんでいるのではないかと思います」


「食中りかよ!、まぁ見つける手間が省けたと考えるか」

「ご主人様、あのデスハーベスターを我々に討伐させてもらえませんか?」

「お前達でか?、なんでだ?」

「実践訓練と言うやつです、我々も普段の通常の訓練だけでなくきちんと実戦経験を積まないと身に付かないと思います」

「確かに実戦の経験はさせておかないととは思っていた、そうだな、あれなら実践訓練にはもってこいか、素材に関しては多少無駄にしても構わん、安全第一で行う事、危なくなったら俺が即座に介入する、それを踏まえてくれるなら許可しよう」

「「「「「ありがとうございます」」」」」

嫁達によるデスハーベスター討伐が開始されようとしている

アデリアが基本引き付け役でポルテとアエラが攻撃役、レノアとカリンがサポート役と言うフォーメーションでやるそうだ、なかなか良い配置だと思う、だが心配でもある、何かあったらすぐに殲滅出来るように高威力の武器を用意しておこう

準備が整ったようだ、嫁達が討伐に向かって行った

アデリアが頭側に回り巨大なハサミに切り付けている

腹痛でイライラしていた所に攻撃されたんだ当然怒るだろう、バッタンバッタン暴れまわっている

アデリアに気がそれた所をポルテとアエラが側面から攻撃を加えている、やや離れた所からレノアとカリンが頭部へ攻撃して動きを制限させている、良い連携だな

アデリアがハサミの攻撃をうまくいなして目の部分に攻撃を加える

GYAEEEE~~~!

かなりの効果があるようだな、側面から攻撃をしていたポルテとアエラが足を破壊して更に動きを封じにかかる、6本ある足のうち2本がすでに破壊されていてなくなっている、後は油断せずにダメージを蓄積していけば倒せるだろう、腹痛の効果があった為だと思うが動きがかなり緩慢で地上に出てさえいれば強い生物では無いのかもしれないな

GYABEEEE~~~!

アデリアの顔面攻撃と足が破壊されてバランスが取れなくなったデスハーベスターが横に転がった

見えた腹に集中攻撃が炸裂する!止めにアエラのドラコジョルトが放たれた

GYOEEEE~~~

ゴロン、ドサッ

デスハーベスターが動きを止めた、どうやら無事に討伐完了したようだ

「皆お疲れ、回収班が来るまで甲殻と本体の切除をしておく、皆は休んでて良いぞ」

「「「「「お手伝いします」」」」」

「休んでからで良いよ、それに割と簡単に出来るしね」

俺は手に持っているレーザーナイフを見せる、長さ50センチほどのナイフだがエネルギーを追加消費すると長さ2メートルほどのレイブレードに変化する、こいつなら解体作業も楽に出来る

「「「「「分かりました」」」」」

まずは頭とハサミ部分を胴体から切り離す、ズパンッ

良く切れるから簡単に切除出来た、中身は後で燃やして処理するので1か所に集めておく事にしよう

腹の部分は素材として適していないそうだから全部処分だな

「レブナント、こいつの素材で有用な物があるか調べといてくれ」


「了解しました、解析を開始します」

トゲの生えた甲殻は確かに強度が高く軽いから色々と使い道があるんだろう

ギルドに提供しとこう、デスハーベスターの解体は楽とは言え3時間ほどかかった

最後は休憩が終わった皆で解体作業を行った

途中でレブナントから他に有益な素材は存在しない事が分かった

しかも胃にあたる部分は慎重に処理をしないと危険である事が告げられた

なんでもデスハーベスターは獲物を捕らえた後に体液を吸う事が食事らしい

その為にドローンの体液に相当する潤滑油を多量に摂取して食中りになったそうだ

ドローンの潤滑油なんか摂取したらそりゃー腹を壊すわな~

化学薬品を数種類混ぜた物なんだからな、劇毒指定の化合物だ

胃の中で更に体液と混ざり危険性が増しているらしい、内臓の処理は慎重に行った

特に胃は穴を掘り高温で焼く事にした、少しでも残すとこの惑星の生態系に悪影響を及ぼしかねない

胃を含む内臓の処理は無事に終わった

回収班が来るまで数日あるのでここでのんびり過ごす事にしよう


数日後

回収班が到着した、一応周辺の探索も行って見たが他のデスハーベスターは存在していなかった

近くに複数生息してたら獲物の取り合いになるから当然と言えば当然か

回収班に甲殻を任せて俺達は先に戻る事にしよう、ゆっくりと風呂に入りたいしな

いったん拠点まで戻ってきた

デスハーベスターの甲殻はギルドへ少量ずつ落ちていたと言う事で卸す予定だ、運搬時も吹き曝しにして多少の劣化を促し要らぬ騒動に巻き込まれないように配慮する

よ~し、まずは風呂に入るか~、久々の風呂だ~

砂と汗まみれの体を奇麗に洗い流した、勿論毎日体を拭いてはいたがやっぱり風呂は格別だな~

嫁達も一緒だったのでゆったりと入ると言う事は出来なかったがな、多くは語らない

回収が無事に到着しギルドへ卸す量と部位を選ぶ、あくまでも拾ったと言う事にしたいから多くは出せないな、ハサミの1つと甲殻を2メートル四方分位を提供する事にしよう、これくらいなら拾ったと言う言い訳も通用するだろう、拾った場所は素直に方角を教えてやれば良いし、距離も教えれば行ける奴なんていないだろう、それでも行くと言うなら好きにすれば良い

よし、バンタンの町へ出発しよう


次話はデスハーベスターを納品と例の種を植えてみる


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