33 近隣住民との接触
隣のオアシスに行くぞ~
おお~
その日の夕食はサメステーキとヘビの揚げ物と魚の煮付けが並んだ
どれも美味そうじゃないか
サメステーキはサメだと言われなければ肉と勘違いしそうなほどうまかった
ヘビの揚げ物も鶏肉のから揚げと区別がつかんな
魚の煮付けは逆に歯ごたえがあるイカとかタコのような感じがする
どれも美味かった~
皆もこの味に満足してるようで何よりだ
この後はのんびり過ごして明日に備えよう
何やら女性陣はローテーションの事で話し合いがあるそうだ
ポルテと一緒に過ごす事になったようだ
翌朝
今日は一番近くにあるオアシスの集落と接触をしてみよう
行く前に手土産の一つも用意しておいた方が良いだろう
砂サメを1匹狩っておくとしよう
(キャプテン、オラクルより連絡がありました、チタニウムは依然見つかっていませんが未知の物質を見つけたそうです、水晶の粉のような物質で熱エネルギーを蓄える性質があるそうです、クォーツィリウムと名付けておきました)
(分かった、熱を蓄える性質か~、地熱発電か?、いやソーラーパネルが作れるんじゃないか?)
(その可能性は高いと思われます、もしかしたら古代文明のエネルギー源だったのかもしれませんね)
(もしそうなら色々と使い道がありそうだ、回収の方は頼んだぞ)
(了解です、オラクルに指示を出しておきます)
砂サメはすぐに見つかった、2匹居たが1匹倒されたとたんに逃げて行った、すごく状況判断能力が高い気がする
まぁなんにせよ手土産は手に入れた、それじゃ早速お隣さんの所へ行くとしますか
ドラグドライドで近くまで飛んでいく、周辺まで来たところで地上を進んでいく、いきなり空を飛んで行ったら刺激するかもしれないからな、ここは慎重に行こう
オアシスと集落が見えてきた
この集落は人口400人ほどの結構な大きさの集落だ
建築は大きく分けて3タイプのようだ
砂を押し固めて頑丈な壁を作った石材建築
ヤシの木材を利用した木材建築
布を使ったテントのような布材建築
なんかこれ童話か何かであった気がする....
だが石材建築は多くないし集落とオアシスを囲むように作られている、所々壊れているけどな
恐らくは古代文明の建築何だろう、技術が失われたから修復が出来なくなったとかじゃないかな
俺達はゆっくり近づいていく
集落を囲んでいる壁に大きな門が付いている、ここが入り口だろう、前に門番が立っている
「止まれ!何者だ」
「見た事が無い乗り物だな」
「「「なんだなんだ?」」」
門の横にある小屋から人が出てきた
「怪しい者じゃないがそれを証明できる物も持ってはいない、そちらに信用してもらうしか無いのだが如何すれば良い?」
「お前1人か?」
「いや、俺を含めて6人だ」
ハッチを開け皆を降ろして姿を確認させる
「ここで少し待て、隊長に確認を取ってくる」
門番の1人が門の中へ走っていった
しばらく後に数人の男を連れて戻ってきた
「私はこのバンタンの町の衛兵隊隊長のグレッグだ、お前たちは何用があってバンタンへやって来たのか?」
「我々はこの先のオアシスに仮の住まいを設置した者だ、今日は近所と言うには遠いが近くに来たのでな挨拶に寄ったんだ」
「そうなのか、あっちは確かにオアシスはあったが周りに危険な生物が多く生息していてな、とてもじゃないが住むには適していなかったと記憶してる」
「確かに危険生物が多かったな、だが俺達にとっては問題ないくらいだ、しかもどれもこれも美味しいとくればありがたいほどだよ」
「あの辺りはサンドガーパイクやジャイアントサンドボアにサンドシャークが多く生息しているのだが、問題ないのか?、もしそうなら提供してもらえたりはするのかな?」
「今日はとりあえずあいさつ代わりにサンドシャークを1匹持ってきた納めてくれ、今度来る事があったらいくつか提供しても構わんよ、勿論正規の値段で引き取ってほしいんだがな」
「それが本当ならこちらとしてもありがたい、サンドシャークは狩るのが大変なんだ、そんなに多くで群れない上に仲間がやられると即座に逃げに徹するからな」
「それは分かる、俺達も1匹倒すとすぐに逃げていくからな大量には狩れないんだよな」
「バンタンではギルドに依頼を出して定期的に町へ出回るようにしてるんだがなかなか数は揃えられないのが現状だな、なんにしても歓迎しよう、通行証は今回はサンドシャークを譲ってもらったので全員分無料で発行させよう、そうだもし興味があるならハンターギルドに登録すると良い、この道をまっすぐ行くと剣と盾の看板がある建物だ、色々と金を稼ぐのに役立つと思うぞ」
「それは助かる、ありがとな」
「こちらこそ、ようこそバンタンの町へ」
俺達は道を進みつつ今後の事を決める事にした、ドラグドライドは町の外に置いておいた、あれで移動するほどこの町の道は広くは無いようだったしな
「とりあえずハンターギルドってのに登録しようと思う」
「「「「「はい」」」」」
俺達はハンターギルドへとやって来た
「結構立派な建物なんだな、しかもこれ砂を固めて作った建物だ、これは砂岩っていうやつかな」
「砂なのにすごく堅いね」
「手触りも滑らかです」
「奇麗に模様が掘られてますね」
「古代文明の遺産ですね」
「...お昼まだ?」
「そうだな、皆も登録しちゃおうか、そのあとお昼にしよう」
「「「「「はい」」」」」
ハンターギルドの登録は惑星レイアーの冒険者ギルドと同じようなシステムだった、会話が通じたので文字も同じではないかと思った通り同じ文字が使われていた、何とも不思議な事だ別の惑星なのに使われている言語が同じものだった
そう言えばオケアスも会話が普通に可能だったな、この世界には言語が1つしか無いのだろうか?
まぁそれは今気にしてもしょうがないか
登録後説明を受けたが依頼として請け負うのは主に食料の調達らしい
農作物は育てているが十分な数を確保するのは難しいそうだ
人口も400人以上居るとなると確かにそうだろうな
そうなると外へ出て食料である生物を狩ってくる必要が出てくる
ハンター掲示板に買取の目安が張り出されている
ここでお金はどうなのか気になったので聞いてみた所、この惑星と言うかバンタンや周辺の町では同じ貨幣を使用してるそうだ、勿論惑星レイアーとは別の硬貨だった
単位は銅貨、銀貨、金貨、白金貨で、100銅貨で1銀貨、100銀貨で1金貨、100金貨で1白金貨と言うレートだそうだ
サンドシャークは1匹辺り銀貨20枚~30枚、状態や個体の大きさで多少変動するそうだ
ジャイアントサンドボアは1匹辺り銀貨10枚~20枚、こちらも多少の変動があるそうだ
サンドガーパイクは1匹辺り銀貨5枚前後だそうだ
他にも出会ってない生物の名前がイラスト付きで張り出されている
デザートクローラー、砂の中で小さい虫を捕まえて生活する体長50センチほどの芋虫、食用では無く体液が薬の材料になる
ジャイアントデザートスコーピオン、砂漠の景色に同化する擬態が得意で不意を突いて襲ってくる大きなサソリ、尻尾に猛毒の針があるので注意が必要、食用には向かず固い体が武器や防具に加工できる
そして気になったのがひときわ大きなイラストが描かれているやつがあった
デスハーベスター、突如流砂を引き起こし獲物を引き込み食らう全長10メートルの巨大なアリジゴク、生息地域が決まっているので絶対に近づかないように注意が必要、討伐懸賞金、白金貨10枚
と書いてあるな、これは空を飛べない乗り物だったらひとたまりも無いだろうな
バンタンだけじゃなく周辺の移動には砂上船を使用してるそうだ
こいつの流砂にはまったら船ごとバクッといかれそうだな
持ってきていたジャイアントサンドボアを3匹換金していこう、何かとお金は必要になるだろうしな
それじゃそろそろ食事に行くとするか、アエラが人が食べている料理をじっと見てよだれを垂らしそうになっているしな
次話は特産を食べて観光をしよう




