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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星オケアス編
31/97

30 戦闘用ドローンと指揮官の製造

一気に戦力増強だ~



ハ海はきつかった

流石にもう一度行くのは遠慮したい所だな

貰った植物の種の詳しい情報を見てみる事にしよう


名称:エターナルアクアプラント

発芽条件

1、湿度10%以下

2、気温40度~60度

3、日照時間10時間以上

4、10日以上雨が降らない事

5、水捌けの悪い土地(粘土層が望ましい)


何だこの植物にとって劣悪な環境は、これほんとに発芽するのか?

「レブナント、これほんとに大丈夫なのか?」

「おそらくとしか言えませんが、海神からの情報ですから間違いはないと思います」

「5つあるし適した条件の場所に植えてみるしか分からないよな、しかもこの条件だとこの惑星では確かに発芽不可能だな」

「そうですね、この惑星は湿度は高めですし、気温も平均的、日照時間だけはクリアできそうですが、水捌けの悪い土地は存在してなさそうですね、10日以上雨が降らないは何とか可能でしょうかね」

「そうなると惑星レイヤーかもしくは別の惑星を見つけるかになるな」

「この惑星を起点にして探査機を飛ばしましたのでもうそろそろ情報が入ってくると思います、少なくともあと2~3日ほどでしょうかね」

「ならその間にこの惑星の本拠点を作っておくとしようか、海神たちから追加情報で誰も近づかない空白地点があるって言ってたよな」

「3海にアクセスできる良い立地の場所らしいです」

「とりあえずは作ってもらっていた露天風呂を見に行くとするか」

「了解です」

露天風呂は簡単な造りだが景色は最高だし湯加減も申し分ない

しばし露天風呂を堪能した、皆が男女別にするはずもなく全員で一緒に入った

アデリアが暴走しないか不安だったが杞憂に終わって良かった

皆でマッドアングラーまで戻り目的地までやって来た

おお、これはすごい絶景が広がっている

丸みを帯びた3角形の窪地、3海へ続く浅瀬がその周りに広がっている

窪地の大きさはおおよそで直径1キロほどもある、水深は10メートルほどだ

ここに拠点を作りマッドアングラーの離着陸を可能にしよう

エアリフトで資材を下ろし建設開始だ

まずは土台部分だ、ここは水深10メートルの為作業ドローン達に作ってもらおう

その間に拠点が出来るまでの仮拠点を浅瀬に設置しておこう

この窪地には生物が何も居ない、小魚は勿論海藻類も一切生えてない

3海からの海水が混ざる事でどこの海の生物も生息できる環境では無くなっているようだ

俺達に影響は無いかと言うと全く問題は無い、3海に住む生物はその海に特別に適合した進化をしたために他の海では生きられなくなっただけだ、俺達は元々この惑星の生物じゃないし海水には有毒性は無いからだ、よってこの場所は俺たち以外は入る事が出来ない所謂セーフスポット的な場所だ

とりあえずの仮拠点の設置はすぐに終わった

作業ドローン達が基礎工事を進めている、材料が豊富に手に入ったからな、作業ドローンの数も揃える事が出来た

そうだな~、ここらで戦闘ドローンも揃えておくと言うのも手だな

拠点が出来るまで時間がかかるしちょうど良いだろう

マッドアングラーに戻った

戦闘ドローンの形状を決めて行こう

水陸両用タイプと飛行タイプの2種類用意しておこうか

どっちも一長一短があるし、備えあれば憂いなしと言う言葉もあったはずだ

アルテマ合金のおかげで高性能小型リアクターの製造も出来るようになったしな

水陸両用タイプは走破性を考え無限軌道車にしよう

武装は大きさを抑えつつ破壊力を求めて...これが良いな

主武装:60ミリチャージカノン

副武装:10ミリレーザーマシンガン

特殊武装:地対空&地対地、自動追尾式ミサイル(10キロ炸薬弾頭)×6発

こいつには高性能リアクターを乗せておこう、重量制限はかなり余裕があるし機動力と攻撃にリアクターのパワーが必要だ


よーし次は飛行タイプだ~

飛行タイプは攻撃力よりも制空権をとる事を主目的に機動性能と索敵性能を高く設定したい

見つけた獲物を地上部隊で攻撃するのが望ましい

だが制空権をとれないほど火力が無くては意味が無いからな

主武装:20ミリスポットレーザー×2

副武装:100グラム焼夷爆弾×30

高性能小型リアクターでも十分機動性を確保できるだろう


それぞれを10機ずつ作成しておこう

コントロールはレブナントに一任しておく

「私の仕事をそんなに増やさないで下さい、出来るならドローンを管理する個体を作成して欲しいものです」

「アデリアみたいに困ったのが出来そうで怖いんだが?」

「あの時はベースに使った魔道人形の影響が色濃く出た為と思われます、ですので一から作れば問題は起きないと思います、今ならそこらのノウハウはすべて取得できましたし」

「それじゃドローンの管理個体も作ってみるか~」

「お願いしますね」

う~ん、そうはいってもどうするかな~

あっ、なんか昔の動画作品に高性能のアンドロイドが登場する作品があったような?

確かサテライトウォーズだったか?高速演算機能にデータリンク形成機能に全宇宙6万語の言葉を話すとか色々できたとかって言うのだった気がする、うろ覚えなのでよく分からんが

データリンク形成ってのがドローンのコントロール機能だろうか?

それをまねて作ってみようかな

名前はT3P(O)だったな、タクティカルサードプロトタイプ(オラクル)

名前そのままじゃまずい?何百年も前の動画作品だから著作権は無いはず

名前はオラクルで良いか

材料は勿論アルテマ合金を使用して高性能小型リアクター内臓、人工知能に高性能AIチップ搭載、データリンク用に高性能端末も内蔵しておこう、基本的に攻撃能力は無く指揮官として船で活動してもらおう

全ドローンの統括管理者として作成しよう


それから数日

拠点の土台が出来上がった、現在はマッドアングラーの発着場の建設中である

一方マッドアングラーではオラクルの作成が完了した

ピー!ピピピッ!ピガーッガガピー!

<上位知性レブナント様へご主人様のデータ閲覧及び取得の許可を申請、受理!>

<データダウンロード完了!>

<全ドローンへのデータリンク開始、完了!>

<全機能起動シークエンス開始、完了!>

<これより起動します!>

「おはようございます、私はオラクル、私をお創りになり誠にありがとうございます、以後宜しくお願い致します」

「おいレブナント、なんかまた俺のデータが抜かれてないか?」

「気が付きました?まぁたいした事ではないのでご安心ください」

「それを判断するのは俺じゃないのか?」

「大丈夫ですよ、キャプテンの交友関係の情報を取得しただけです、オラクルにはキャプテンの奥様達の情報が入ってるので何かあった時はオラクルがフォローしてくれますよ」

「...大丈夫なんだろうか?」

「お任せください、ご主人様のサポートも私の業務です、何なりとお申し付けください」

「そうか、それじゃ何かあったら頼むな」

「はい!」

少々不安だが気にしたら負けな気がする

そしてレブナントから新たなる惑星の情報が手に入ったと報告があった

新たな惑星は3つ見つかった

1つ目は惑星全土が氷で覆われた死の星に近い状態だった、危険そうだパスだな

2つ目は惑星全土が砂で覆われた砂漠の星だった、大気はあるし生物も生息しているようだ、加えて文明の栄えている場所も存在している様子、アリだな

3つ目はガス惑星で核の重力により引き寄せられたガスが集まって構成されているようだ、ガスが未知の成分だったらアリだったがありふれた物だった、なのでパスだ

行くとしたら2つ目の砂漠惑星か、他に探索中の探査機が新しい惑星を見つけてくるかって所か

それでも砂漠惑星は行ってみたい所ではあるな


更に数日後

ついに拠点が完成した

マッドアングラーも着陸して仮拠点は撤去しておいた

それと新しい惑星が1つ見つかったそうだ

陸地が9割、海が1割のかなり水が少ない惑星だった

だがこの惑星は広大な陸地にかなりの文明が複数存在していてかなりの人口があるそうだ

これは行ってみたいな、勿論アリだ


次話は一時帰還します~


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