3 サンタ大地に立つ(ヒロイン登場)
ヒロイン登場回
いずれ良い仲になります
もふもふですよ
リフトアンカーを設置する場所を決める所が重要だ、なるべく山の近くに降りられる場所に設置したい
「レブナント、この場所でどうだ?」
「そこで問題無いです、そこからなら最も山に近い場所にワイヤーを降ろせます、リフトアンカーの設置を行ってください」
浮島の端にリフトアンカーを設置し下にワイヤーを垂らす、落ちたら助からない高さだな
「山肌に取り付けそうだ、下に降りて確認してくる」
「了解しました、風はそれほど強くは無いですが煽られると思います、ご注意ください」
電動リフトでワイヤーを降りて行く、かなりスムーズに降りられるな
ほどなくして山肌に到着した、割と広い足場があっていったん荷物を置いておくのに良いな
固定式の物資保管棚とか置けば作業ドローンを使って物資の運搬が出来そうだ
物資がもっと手に入ればここから地上までラダーレールで経路を繋げば上下の物資輸送が楽になるんだがな
それには作業ドローンを増やすところからだしな~材料が全く足りない
一番良いのは落ちたコンテナが見つかってくれると楽なんだがな~
ラダーレールで地上までの経路を敷いていく、ラダーレール足りるか?
このペースだと足りないな、途中の険しい所までラダーレールを敷いて後はそのまま降りて行くか
今度金属を手に入れたら追加で作っとこう
その後3時間かけて山を下りた、タクティカルスーツがあってもしんどい
ふむ、この場所に拠点を作っておくと後々楽そうだな
今は材料が無いから無理だがここに拠点を設置するのを覚えておこう
「とりあえず下まで到着した、これより川沿いを下って行ってみる、川沿いになら人里があるかもしれないし、もしかしたら橋が架かってるかもしれない」
「そうですね、何かしらあるとは思います、ですが友好的か現時点では判断できません、十分お気を付けください」
「分かった、出発する」
出発してから2時間経過
長閑な風景が続く、見渡す限りの平野部遠くに山は見えるが川沿いには何も無い
グルルゥゥ~
ガウガウ
ん?犬?前方の木が何本か生えてる辺りから犬っぽい吠え声が聞こえて来た
遠くて分からんもう少し近づいて見よう
木の周りで3匹の黒い犬が木の上に向かって吠えている
あっ人だ!犬に追われて木に登ったのか
ここは助けるしかないだろう、犬は脅かして逃げて貰うか
ブラスターを構えた
バシュン!
ギャン!
グルルルル
おや?こいつら随分好戦的だなって目玉3つある!何だこいつら気味悪いな
(レブナントこいつら普通の犬じゃないっぽい、スキャンするぞ)
(了解しました、解析を開始します)
ガウガウガウッ
一斉に襲って来やがったか、あぶねぇ、速いなおい!
バシュン!
一匹の頭にヒット!仕留めた
バシュン!
もう一匹の頭にもヒット!仕留めた
ガウッ!ガチンッ
飛び込んで思い切り噛みついて来た、噛まれるとやばそうだ
(解析完了しましたが、未知の生命体です)
とりあえずあぶねぇから仕留めよう
バシュン!
頭にヒット!仕留めた
むっ死体が消えてく、何か光る物が落ちてるな、小さな水晶のような石が3個落ちていた、回収しとこう
(解析結果は後回しにしよう、木の上に人が居るから助けよう)
「おーい、犬は仕留めたからもう大丈夫だぞ~」
「はわっはわわ!ありがとです、すごく強いのですね、光がバシュンって飛んでブラックドックを仕留めちゃいました」
「こいつらはブラックドックと言うのか、気味の悪い犬だな」
「只の犬じゃないんです、悪い魔素を取り込んだ魔物なんです、怖かったです~あのすみませんが降りれないので手を貸して下さい」
「なんだ登ったは良いけど降りれなくなったなんて猫じゃあるまいし」
「むー猫と一緒にしないで下さい、あたしこれでも狸人族なんですから」
(はっ?狸人族ってなんだ?レブナント分かるか?)
(スキャンして下さい、只の人間じゃないみたいです、より正確な情報が欲しいです、解析開始します、解析完了、狸の耳と尻尾が生えた人間、所謂獣人の狸人族と言う種族みたいです、このような生命体が存在しているとは思いませんでした、とりあえず降ろしてあげた方が良いと思いますよ)
「良し、捕まってくれ降ろしてやる」
「はい?どうするのですか?」
「こうするんだよ」
抱え上げてぴょんと飛び降りた
「キャーーーシヌーーー」
「大げさだな~この程度の高さじゃ頭打たない限り死なないよ」
「もーいきなり何するんですか!死ぬほど怖かったんですから~私高所恐怖症なんですよ!」
良く見るとケモ耳がプルプル揺れている、尻尾もピコピコ動いてる、案外和むな
「そりゃしょうがないだろう降りなきゃ一生あのままだったんだから」
「やり方と言う物があると思います~女の子の扱いが雑過ぎます~そんなんじゃ絶対にモテないです~」
「余計なお世話だほっとけ、ほらこれやるから機嫌を直せ」
荷物から白桃を取り出して渡した
「ああ!これ白甘の実!何であんたが持ってるの?これ拾ったの?何処にあったの?ねぇ教えてよ!」
突然はじかれたように質問を投げかけて来た
「白甘の実って言うのか?美味しそうだったから拾ったんだよ、実際美味しかったけどな」
「これは万病の治療薬になる貴重な物なのよ!美味しいからって食べるなんて勿体ない事出来ないわよ、それに集落では病気の人が一杯でこの実が必要なんだから、だから何処にあったの?教えてください」
「病気の治療薬の材料か、いくつくらいあれば足りるんだ?まだ持ってるから数が足りるのであればあげても良いぞ」
「ほんとに?数は5個くらいあれば足りると思う、集落の薬師に詳しく聞かないと分からないけど、あの、集落まで付いて来てくれませんか?お礼は可能な限りします、お願いします」
地面に這いつくばってお願いされた、そんなに切迫してるのか、ここは交流のチャンスだ集落に行くとしよう
「構わんぞ白甘の実も数は十分ある集落まで行ってやろう、それとブラックドックだっけ?あんなのはここいらじゃいっぱい居るのか?」
「いえ、あんな魔物はこの近くでは出現した事が無いんです、こんな平野に魔物なんて居ないはずなのに、何かの前兆かもしれない、なんとなく嫌な予感がします、集落の病気だって突然だったし広がるのも早かった、この辺りで何かが起きてるのかも...でも何が起きてるか分かんないんです」
「嫌な予感か、その感覚は大事だと思う、とりあえず集落まで案内してくれまずは病気の人の治療をするのが先決だろう」
「はい!集落はあっちです、案内します、あっまだ名乗ってませんでした、あたしポルテって言います」
「俺は三太だ、三太・黒須ってもんだ、よろしくな」
それから1時間ほど徒歩で進んだ川沿いに木製の壁で囲まれた集落が見えて来た
集落は5メートルほど崖の下にあり川が集落の周りをぐるっと堀の様に囲んでいた
川の内側が高台になっており木製の壁が設置してあった、さながら城壁の様に見えた
石材で作れば完璧な城壁だったろう
移動時間中に解析結果も調べて置いた、なかなか興味深い結果になっているようだ
この星の生態系は我々の知識が通用しないかもしれない
だがそれゆえに未知の発見が多くあると言う事だろう、非常に楽しみだ
「サンタさんこっちです、おーい、サラディーさん~橋降ろして~」
「おお、ポルテちゃん!無事戻ったか、今橋降ろすぞ~下がってろ~」
ギシギシ言いながら木製の橋が降りて来たかなり立派な集落じゃないか?
「サンタさん行きましょう、薬師の所に案内します」
「ポルテちゃん、そっちの男は誰だい?見た事無い恰好してるけど」
「この人はサンタさんって言ってあたしがブラックドックに襲われてるのを助けてくれた人なんです、それと白甘の実を譲ってくれる人です、これから薬師の所に連れて行く所です」
「なんだって!?ブラックドックに襲われたのか!怪我は無いかこの近くか?討伐隊を組まないといかんか」
「あっブラックドックならサンタさんが退治してくれましたから大丈夫ですよ、サンタさんものすごく強いんです、3匹のブラックドックがあっという間に退治されたんですよ!」
「おおお、そうなのかそれはありがたい、ポルテちゃんの窮地を救ってくれてありがとな、それと白甘の実を提供してくれるそうじゃないか、そっちも恩にきるよ」
それから薬師の家に案内された
これは薬師と言うより魔女の家と言った方が良いのでは?
ここに入るのか~結構勇気が居るな~
次話「薬師がこえ~」(タイトル決めて無い)
一か所表現間違いがあったので修正しました