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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星レイアー編
23/97

22 未確認飛行物体

あっさりと終る



海の中で思わぬ拾い物をしたがバカンスを楽しもう

時間も良いので昼食を作る事にしよう

さっき捕ってきたアワビを焼いてみよう

豪快にグリルしていく、おをっ!アワビがグネグネしだした

うわ~なんじゃいこれは、熱いんだろうか?焼かれてるんだから熱いだろうが、そこへウナギのカバヤキにも使われているショウユと言う調味料をかける

ジュワァァ~~良い音と香ばしい香りが漂う

「みんな~焼けたぞ~食べてみよう」

「「「「は~い」」」」

「これうまいな!歯ごたえがあるけど決して固くなく程よい感じだ、ショウユの香ばしさとアワビの濃厚さが合うな」

「おいしいです~」

「ほんとに良いお味ね~」

「私これ好きになりました~」

「...美味」

その他にも捕ってきた魚介や持ってきた肉や野菜を焼いて食べた

夕食後にアエラに俺の素性を話して聞かせた、アエラと同じ世界から来てこの異世界へと転移した事を話す

アエラも同じように来たようだが、俺と同様寝ていた為何も覚えていないそうだ、もう種族が自分一人しか居ないのなら自分の役目は決まったと言った

それは種族の血を絶やさない事

俺にお願いしますと言われた

まぁ助けた手前受けるのは問題ない、むしろありがたい

その夜は少しだけ長くなった

翌朝は流石に眠い、もう少し寝ていよう

だいぶ遅くなってから起きた、朝食はすでに用意されていた

「皆おはよう」

「「「「「おはようございます」」」」」

「今日1日バカンスを楽しんだら戻るからね~」

「「「「「は~い」」」」」

今日は砂浜でのんびり寛ぐ事にしよう

時々皆と水遊びと砂遊びをする、ビーチチェアで酒を飲みながらゆったりと過ごす

良いね~周りを見れば可愛い俺の嫁達が居る、贅沢だね~昔の俺では考えられないほどの贅沢だ

昼食を取り休憩を取った後帰り支度を始める

「忘れ物はないね~」

「「「「「はい」」」」」

「それじゃ出発~」

自宅へと飛んでいく、帰りは何事もなく無事に到着する

「帰ってきたぞ~いや~バカンス楽しかったね~」

「楽しかったです~」

「とても素敵な場所でしたね」

「また行きたいね~」

「なかなかに興味深い場所でした」

「おやつ~」

アエラはマイペースだな、お菓子をあげる

「ありがと」


戻ってからは平和な日々が続いた

最近は魔物の襲撃も少なくなり規格的安全になったようで、交易も盛んに行われるようになった

1か月ほどが経ちマッドアングラーに強化したアネモネをドッキングした、いざと言う時は切り離して別行動が取れるように改造した

チタニスリル合金のおかげでかなりの能力アップが見込めた

コールドスリープカプセルはアネモネに設置しておこう、基本寝室のような扱いだ

そして待ちに待った惑星探査機からの情報が送られてきた

最初に送られてきたのは赤く光る惑星の情報だった

この惑星の表面温度は180度にもなりとても普通の生物が住める環境ではなかった

残念だがこの惑星に行く事は無いだろう

次に送られてきたのは白く光る3つの惑星の情報だ

こちらはさっきと逆でどの惑星の表面温度も-90度にもなり、こちらも普通の生物が住める環境ではないだろう、だがもう一つ情報が手に入った惑星があった

この惑星は表面の95%が水で覆われ、陸地が5%しかない海洋惑星のようだった

表面温度は-10~+30度位の為、生物が多く生息している可能性が高い、実際巨大海洋生物は確認できたそうだ、全長凡そ500メートルにもなる巨大な生物が生息している、まじかよ、流石にそんな生物からの攻撃はマッドアングラーでもきついかもしれない

しかも海の深さは探査機からでは計測できなかったそうだ、少なくとも1000メートル以上はある計算だ、陸地に限って言えば人口の建造物があるそうだ、人もしくは知的生命体が生活しているのは確定だろう、友好的かどうかの判断は接触してみないと分からないが、ここは行ってみるしかないだろうな

皆にも新しい惑星へ向かう事を告げておいた、ここへ帰って来ないと言う訳では無い、ちょっと長旅になるかな程度である、俺は出発までミスリルの回収やウナギの捕獲、関係各所へ長期旅行に出かける事を告げて回った、ギルドからは良質なウナギの確保が出来にくくなるのは残念だと言われた、それは他の人に頑張ってもらうしかないな、サイリン村では別れを惜しむ声が多かった

ちなみに鉱山はもう閉めておいた、魔物が入れないようにして誰か人が来たら開放手順を書いた石碑を設置して保護しておいた、これで数年くらいなら放置しても大丈夫だろう

後はここでしか手に入らないような素材をいくつか手に入れておきたい所だ

特にこの前吹き飛ばしたから一切手に入ってない巨大生物の素材とかな

あらかじめ調べておいた巨大生物の生息地へ行ってみよう

勿論皆は留守番しててもらう

ドラグドライドに乗りはるか遠くの山脈へ

しばらく飛んでいるとレーダーに感あり、右前方に巨大生物が居た、巨大な蛇と言うよりトカゲじゃないか?まぁ巨大生物で間違いはない、アレを仕留めて素材を持って帰ろう、消し飛ばしちゃまずいからなブリッツにするか、これなら強すぎると言う事も無いだろう

巨大トカゲの上を取り攻めようとしたらヤツが急に上空へ舞い上がった、飛べるんかい!

こちらの気配を察知したようだ、これは空中戦にもつれ込むな

右に左に上に下にかなりの機動力を持ってるじゃないか

だが追い詰めたぞ、そこ!

ヒュパッ!ヒュパッ!

ボボボボッ!

ヒット!

墜落していく、仕留め切ってないかもしれないな、追撃を加えておく

ヒュパッ!ヒュパッ!

ボボボボッ!

辺りの木々をなぎ倒しつつ目標に止めを刺す

どうやら仕留めたようだ、こいつは体が消えないんだな

大きさはドラグドライドより2周り位大きいか、スキャンしてみよう

ほうっこいつドラゴンって言うのか、いくつもの物語に出てくる最強生物の筆頭じゃないか

そうか~ならこいつの頭は持って帰りたいな、後は鱗と爪と肉は積めるだけ持って帰ろう

かなりの高級肉らしい、ギルドにも少し卸しておくか

ドラゴン素材を積めるだけ積み込み王都へとやってきた

ギルドへ行き珍しい素材が手に入ったと伝えた

ギルドの会議室を貸してもらう事にした

会議室にはギルドのサブマスターと受付嬢がやってきた

「私はこのギルドのサブマスターをしている、ハンクと言うよろしくな」


「初めまして、三太と言います、手に入れたのは偶然ですがかなりの物だと思います、こちらです」

俺は箱から鱗と牙を取り出した

「なっ!これはまさか、拝見しても良いかな?」


「どうぞ確認してください」

サブマスターは手をかざし何やら呟いた

少し手が発光したようだ

「これはとんでもない物が持ち込まれたぞ!ドラゴンの鱗と牙じゃないか」

「ええっ!ドラゴンですって!鱗と牙があると言う事は討伐されたのですか?」


「いえ、偶然死体を見つけまして、回収できたものはそんなに多くはありませんでした」


「と言う事はまだあるのかね?」


「確かにありますが全部は駄目ですよ、私だって自分の分が欲しいですしね、でもある程度は卸したいと思っています」


「そうか、どれくらいの数可能なのかね?出せる分は買い取らせてもらうよ」


「それでは鱗を10枚と牙を2本と爪を3本と肉もあるんですが、こちらは2キロだけですね」


「それだけあれば十分だ、買取の値段はマスターと話し合いたいので少し時間をくれないか?10分ほどで良いんだ」


「分かりました、ここで待ってれば良いですか?」


「ああ、そうしててくれ、行ってくる」

サブマスターは部屋を飛び出していった

「相変わらず良い品を納品してくださいますね、遠出してしまうのが実に残念です」


「まぁどれくらいかかるか分かりませんが戻っては来ますよ、その時に手土産になる物も持って帰れるんじゃないかな~とは思います」


「ふふふ、それは楽しみですね」

サブマスターは10分と言っていたが3分ほどで戻ってきた

「待たせたな、買取の値段を決めてきた、全部で白貨2枚だ、これでどうだ?」

白貨って金貨100枚分だったよな?金貨200枚相当か、まぁ良いだろう

「良いですよ、それでお譲りします」

残りの素材を出してお金を受け取る

俺は帰りに王都で食材とお土産のお菓子を買って帰る事にした

さぁこれでほぼやる事は全部やり終えたな

旅立ちの時だ


次話は出ます


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