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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星レイアー編
21/97

20 南の島でバカンス

バカンスだ~

遊ぶぞ~



今日は修理が完了したマッドアングラーの試運転をする

「マッドアングラー発進!」


「メインエンジン始動、重力制御装置稼働率100%、マッドアングラー浮上します」


「おお、以前より動作がスムーズじゃないか?」


「はい、この星の未知の資源により各パーツが強化されましたからね、コンテナもほぼ回収が終わりましたしこの星での目的もほぼ達成したのではないかと思います、後はミスリル銀などを回収するくらいでしょうか」


「そうだな、ミスリル銀はチタニスリル合金に使うしな、ある程度確保しておきたいな」


「チタンの在庫の方が心許ないですね、この星では見つけられませんでしたし、別の星で見つかれば良いのですが、もし見つからないと色々と不便になりますね、幸いミスリル銀で代用出来るものが多く危機的状況では無いですがね」


「そうだな~別の星の情報が手に入らないもんかな~」


「現在無人探索を飛ばしています、1か月くらいは最低かかると思います」


「それじゃ何か見つかるまではこの星でのんびり過ごすとしようか、魔王とやらも居なくなった事だしな」


「そうですね、当面の危機は脱したと言っても良いですね」

俺は試運転を終えたマッドアングラーを浮島に着陸させた

しばらくはのんびり過ごすのも良いだろう、下で待ってる嫁達の元へ戻る

「「「「お帰りなさい」」」」


「ただいま」

そうだな~今度暖かくて景色の良い場所でのんびりバカンスでもしたいな~

(レブナント、この星で気候が温かく景色の良い場所でのんびりしたいんだが良い場所はあるか?)

(それでしたら南の海に無人島がございます、島自体が広くなく危険生物もいませんし、雄大な海を見ながらのんびり過ごし、ゆっくりと沈む夕日を皆様と眺め、夜には夜空に満点の星々が輝きます、食事も用意して運べば手間要らずです、どうですか?)

(すごい魅力的じゃないか、近いうちにそこへ行こう、皆にも話しておこう)

「皆、今度一緒に南の島へバカンスに行こうか」


「わぁ素敵です~行きたいです」

「私も行ってみたいです」

「旦那様のお勧めなら良い所でしょうね」

「南海の孤島でとても穏やかでのんびり過ごせるそうです」


「近いうちに行くとしようか」


「「「「賛成~」」」」

現地での食事の用意と寝泊まりする場所の用意をしておきたい

寝泊まりは大きなテント式住居を持っていこう

ウナギは外せないとして、肉と野菜と魚介と飲み物、その他諸々を確保しておくか

ウナギを取りに行くので皆にハインツ湖見学をさせたいと思う

ポルテはだいぶ慣れたようで飛んでも落ち着いている様子だな

ハインツ湖到着した

他には誰もいないようだな

「この湖にはエレクトリックイールと言うウナギが生息しているが、生身で触るとビリビリと痺れて最悪死ぬ事もある危険な生物だからね、スーツを着ていれば守られるけど十分注意するように」


「「「「はい」」」」

俺は湖に入りウナギを探す、おっいたいた

そんなに数はいないが3匹捕まえる事ができた

皆と湖の眺めながらのんびり過ごした後に王都へ行く、ウナギを2匹売却しに行く

1匹分は保存しておいてバカンスの時に食べよう

次は肉だな~牛豚鳥、後は羊や鰐なんてのも売ってたはず

ステーキ用、炒め用、煮込み用と色々買った

野菜は直前の方が良いだろうから出発前に買うとしよう

魚介も直前の方が良いらしいのでそっちも出発前にする

寝泊まり用のテントの用意だな、これは上でプリンターを使って作る特別制だからな

準備はこんなもんかな~

バカンスが待ち遠しいね~


そして待ちに待ったバカンスの日がやってきた

「皆、準備は終わってるかな?」

「「「「はい」」」」

「では一度王都によって新鮮な野菜と魚介を買ってから現地へ向かいたいと思います」

「「「「は~い」」」」

王都で野菜と魚介を買い付け一路南海の孤島へ飛び立った

しばらく飛ぶとようやく見えてきた

高い山は無く、せいぜい200メートルほどの丘があるくらいか

上から見るときれいな砂浜ときれいな海、平坦な場所が多くテントや調理器具を設置するのも楽だな

ヤシっぽい気がいくつも生えている、ヤシなら実が取れるかもしれないな、後で調べてみよう

到着して皆は水着に着替えて海へと遊びに行った

俺はまず調理器を出してそれからテントの設営をしておく

ドローンも居るから作業がすぐに終わる

よ~し俺も海へ行くぞ~

海に入り皆と水の掛け合いや砂で城作りなどを楽しんだ

レノアはビーチパラソルを設置してのんびりとビーチチェアで寛いでいた、色鮮やかなカクテルを飲んでいた

ひとしきり遊んでお腹がへった、食事にしよう

「それじゃまずはバーベキューにしよう、肉と野菜と魚介をグリルだ~パンもあるから食べたかったら言ってな~」

「「「は~い」」」

わたくしも食事という行為をしたかったです」

「高性能メイドロイドなんだから仕方ないだろう?」

「高性能なら食事くらい出来るようになっても良いと思います」

「食事した所で何も効果が無いだろうし、食べた物を分解してエネルギーに変えるという必要もないしな~」

「そうですが何か物足りないというか、わたくしだけ仲間外れにされてるようで寂しいです」

「まぁそれは確かにあるな~今度何かできないか調べてみるか」

「お願いします」

その後バーベキューを少し食べ過ぎて皆食休みに入った、ポルテはベッドに座ってたと思ったらいつの間にか寝ていた、実にポルテらしい

夕方になり日が傾くと辺りは赤く染まってとてもきれいだった

皆集まり夕陽を見ながらのんびりと過ごす、これが贅沢な時間の過ごし方ってやつじゃないかな~

日が沈むと辺りが薄暗くなり空には満天の星が煌めいていた

この星の星座なんて知らないしこれだけ星が多くては星座がどうとか分からないだろう

(キャプテン、右側に見える赤い星が探査機を送った星の一つです、それから左の白く光る3つ固まったような星も探査機を送った星です)

(ほう、人が住める環境だったら寄るかもしれない星なんだな)

(赤い方は惑星表面が高い温度のようなので望みが薄そうです)

(そうか~それは残念だな~)

「今ここから見えてる星の内人が住める環境の星があったらそこへ行こうと考えている、まだ見つかってないし見つけるのには時間がかかるだろう、だがそのうち見つかると思う、前にも言ったが一緒に来てほしい、良いかな?」

「「「「はい、一緒に行きます」」」」

「その言葉が聞けて安心したよ、それじゃ夕食にしようか」

「「「「はい」」」」

夕食はウナギのカバヤキを食べた、やはりウナギはうまいな

そして夜、皆集まり順番を決めているようだ、何の順番かは明記しないでおこう

夜はとても長かったとだけ言っておこう、すごい疲れたが満足だ


翌朝レノアとアデリアは居なかった、朝食を作っているんだと思う

前にも似たシチュエーションがあったな、隣を見てみるポルテとカリンが寝ているな

ここはお約束だろう、ポルテとカリンのケモミミをモミモミしてやる、柔らかくて良い毛並みだな、邪魔が入る前にケモシッポもナデナデしておく

反応を見るにほんとに寝てるようだ、これくらいにしておこう、俺は起きて着替える

メイドも来ないようだし良かった良かった、調理器の方へ行くとレノアとアデリアが料理そしていた

「おはよう二人とも」

「おはようございます」

「おはようございます、寝ている二人に悪戯してきましたか?」

「うるさいな、別に撫でただけだよ」

「それはようございましたね」

「二人とも良いな~今度私にもしてくださいね」

「別に撫でただけだからね、特にこれと言う事はないからね」

少し焦った、でもレノアにもしてやりたいな

少ししてからポルテとカリンも起きてきた

皆揃ったので朝食を食べるとしよう

いただきます~


次話は何かを見つける


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