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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星レイアー編
16/97

16 見つけた!!

ついに我が手に...



自宅へ戻ると皆が迎えてくれた

「お帰りなさい、あ、あなた」ぽっ

「お帰りなさいませあなた」

「お帰りさない、サンタ兄さん」

「お帰りなさいませ、ご主人様」

実にイイ

俺は早速お土産のウナギを取り出し調理して貰う事にした

ウナギとウナギのカバヤキと言う調理法を記したメモを渡す

しばらくすると物凄く旨そうな匂いが漂って来た、これは凄く期待できそうだ

ウナギのカバヤキとキノコのスープの食事はとても美味しかった

明日は今日手に入れた荷電粒子砲をマッドアングラーまで運んで取り付けを指示しておくとして

後は皆の身の安全を守れる装備と作業ドローンを連れて採掘しに行くとしよう


夜になるとレノアがやって来た

今日はレノアの番らしい

例によって他の人は居ない

何でも嫁会議と言うのを毎日開いているそうだ

その夜は色々とすごかった、特に何がとは言わないがすごかった

レノアも1人でポルテとカリンちゃんを育てるのが大変だったらしい

甘えられる存在も無く、頼れる存在も無い、そんな中で日々を過ごし子供を育てて来た

強い人だと思った、同時に可愛い人だとも思った

俺の腕にすっぽりと収まり丸くなっている、ケモミミをモフモフさせて貰う、良い手触りだ

朝になるとまたうるさいメイドがやってくるんだろう、早めに起きないとな

お休みレノア、チュッ!


朝になった、メイドの気配はまだない、勝ったな

まだ寝てるレノアを起こさないよう着替えを済ませる

コンコン

「ご主人様、起きてらっしゃいますか?」


「ああ、起きてるよ」

素早く部屋から出て対応してやる

「今日はすいぶんとお早いお目覚めですね、ふむ、昨日もお楽しみでしたね」


「余計なお世話だ!」


「朝の予定調和みたいなものですよ、流してくださいな、お食事の用意をしてきます」


「そっちは任せたぞ~」

俺は再び部屋に入る

「レノア、朝だぞ~」


「んっあなた、おはようのキス」

こういう所はポルテと同じで可愛いな、おはようのキスをしてあげる、チュッ!

「おはようレノア」


「おはようございます、あなた」


「朝食の用意はもうすぐできると思うから着替えて支度してな、俺は先に行ってるよ」


「はい、私もすぐに行きます」

俺は部屋を出てテーブルに着いた

「ご主人様、朝食の準備が出来ました、今日の朝食はウナギの残りを工夫してみました、お試しくださいな」


「ほうそうか、レノアももう来るだろうからな」


「お待たせしました、まぁすごく豪勢な朝食ですね、とても良い匂いです」


「それじゃ食べるとしようか」


「「頂きます」」


「タマゴとウナギって合うんだな、ウナギをタマゴで包んでるのが面白い」


「メモにウナタマと呼ばれるレシピが載ってましたよ、良いお出汁と混ぜる事で美味しいらしいので試してみました」


「とても美味しいですね、私も色々なお料理を考えてみますね」


「レノアの料理も期待してるよ、ごちそうさん」


「お粗末様でした」

俺は一度上へ行き荷電粒子砲を置いてくると共に作業ドローンの何体か持って行こう、外部からの侵入を防ぐ壁材も持って行きたいし、現地で精錬も出来たら今後が楽になるんだがな~

まぁ戻ってからプリンターを見てみるか

マッドアングラーまでやってきた

「レブナント、持って来た荷電粒子砲の取り付けを頼む」


「了解しました、これで主砲が元通りですね、パーツが無いからどうにもできませんでしたしね」


「まぁこれはオマケみたいな物だな、まずは外壁の修復が出来ないと飛ぶことすらできないからな、材料を集めに行く前に色々と準備をしておこうと思う」


「何が必要ですか?」


「プリンターのカタログを見て決めたい所だ」


「今はかなり出来るものが増えましたよ、こちらがカタログです」

俺は表示されたホロ情報を見て行く

「おっこれ良いんじゃないか?現地で採掘してその場で精錬出来そうじゃないか?」


「これですね、炭化ケイ素質煉瓦を使った精錬炉ですね、材料を積み込み現地で建造すれば使い放題ですね、作業ドローン達が居れば半永久的に作業し続けますから船の材料が集まるのも時間の問題ですね」


「だが現地は危険な場所だからな、防御用の外壁の設置もしておきたい、防御壁も積み込み防衛用の兵器もいくつか持って行った方が良いだろう、材料は岩の魔物から取れた魔鉄が沢山あっただろう?」


「そうですね、それでしたらこれが手ごろですね、設置型レーザータレット、エナジーパック1つで50発射撃出来ますし、材料が比較的手ごろですから作るのが簡単です」


「それじゃそれを4台作ろうか、後ポルテ達の身の安全を守る装備もついでに作りたい、靴と腕輪と首飾りでパワーアシスト出来るのが作れるようになってるみたいだしな」


「ではもろもろ制作していきましょう」

暫くプリンターがフル稼働していた、その間にマッドアングラーには荷電粒子砲が取り付けられた


プラズマキャノン・マークⅡ

一撃放たれたら山が吹き飛ぶとまで言われた高出力兵器の改良型だ

メインリアクターの電力が無ければ発射は不可能なほどのエネルギーを消費する

本来これはマッドアングラーの主武器では無かったがリアクターの強化を行った後に換装するつもりで積んでいた兵器だ、まさか落ちて使っていたマークⅠが大破してしまうとは思って無かった

リアクターのバージョンアップをしないと使い勝手が悪いからしばらく出番は無いだろう

下手をするとリアクターがブローしかねない


さて、色々と作っていた品が出来上がったようだ、ドラグドライドに積みこみ一旦下へ行きプレゼントしてこよう

ポルテ達に装備を渡して説明をしておいた

靴は姿勢制御や脚力強化などのアシスト機能が付いている

腕輪は腕力強化と通信回路が内蔵されている、発信機の役割も担っている

首飾りは周辺の現状解析回路が内蔵されていて魔素の濃度などが探知できるようになる

武器も考えたがまだ持たせるには危険だろうし、アデリアが居るから大丈夫だろう

俺は採掘をしに出かける事にした

ほどなく採掘場予定地に到着した

周りを見てみると生体反応は無い、開けた場所に降り積み荷を降ろしていく

作業ドローンに指示を出し防壁の設置、防衛兵器の設置、製錬炉の設置、採掘用ラダーレールの設置、出来上がった物を置く保管庫の設置、後は採掘と精錬を指示しておく、ここでどれだけのミスリル銀が掘れるのか実際に掘ってみないと分からないが、相当な量になるとレブナントは言っていた期待して待つとしようか


とりあえずここの作業は任せといても良いだろう

前はあまり探索しなかったし周りの探索をしてから帰路に着こうかな

この周辺は高い山と深い森に覆われた未開の地だ

この地には強い魔物が生息していて簡単には近づけない場所だと言っていたな

強い魔物=金になるって事らしいので年に何組か遠征する人達が居るらしいが、ほとんどがひどい被害にあって逃げ帰ると言う結果になったらしい

俺にはこいつがあるしそう簡単にはやられないだろう


ビービービー!

アラートだ上空に敵機多数!

全長3メートルほどの鳥と思われる生物、数は8

数は多いがドラグブリッツで撃ち抜けるだろう

まずは上を取る、しかるのち上からドラグブリッツ発射!

ヒュパッ!

ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!

ヒュパッ!

ボヒュッボヒュッボヒュッボヒュッ!

体中に穴が開いた鳥型の魔物達は落下中に消えて行った魔石の回収は....無理だな

鬱蒼とした森から落ちた魔石を探すなんて不可能だ

食える鳥とか飛んでないもんかな~

ピコンッ!

おっ?これはビーコンの反応!どこだ!

あっちか、近くまで行ってみよう

あった!山の斜面に引っかかってる、しかもあの大きさスーツが入るには丁度良い大きさ

慎重に近づいて水平飛行を維持してコンテナを回収!

よっしゃ!さぁ中身は何だ!

ピピピッ!

プシューーガコンッ!

おおおおお

あった~~~

シューティングスターマークⅢだ~

これはうれしい、これで本来の性能を発揮できるぞ~

早速着替えだ~

今までのスーツは大切に保管しておこう後でポルテ達用のスーツを作る時に活用しよう

うむ、これだよ、このスーツの能力半端ねぇ

(キャプテンおめでとうございます、まさかこんな場所で見つかるとは思ってませんでしたね)

(まったくだな、だが見つかった以上もう安泰だな、これですべての射撃兵器は使用可能になった)

(そうですね、それと新たな材料が手に入った事で、今までよりも能力の高い兵器に改造出来るみたいですよ、今度詳しく調べてみましょう)

(それは良いな、今度色々と調べて試してみよう、それじゃこっちはこのまま任せて戻る事にする)

俺は意気揚々と家路についた

自宅では嫁達が出迎えてくれ、暖かな食事が待っていた


次話でとんでもない事になる

もはや世界征服レベルの...


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