14 コンテナの回収ついでにウナギ
コンテナを回収にいくぞ~
おっ、こいつうまそうだ、捕まえろ~
朝日が眩しい
胸の辺りがくすぐったいフワフワの毛玉がある
昨日は、いや、今日か色々とした、詳しくは省く
そろそろ起きないとメイドがやって来そうだ
「ご主人様、朝でございます、起きていらっしゃいますか?」
うわっほんとに来た
「起きてるよ、準備するから待っててくれ」
「起きてましたか残念です、では朝食を仕上げてきます」
残念ってどういう意味だよ
「ポルテちゃん起きて、朝だよ」
「んん?後5分~」
「寝ぼけてないで起きて、起きないと悪戯しちゃうぞ~」
「はぇ?あっ!」カァ
顔が真っ赤だ
「はいこれ着替えね、俺は着替え終わったからゆっくり着替えて良いよ、朝食はもう出来るそうだよ」
「はい、ぅぅ、はずかしぃ」
俺はポルテちゃんを部屋に残し顔を洗いに行く
「おはようアデリア」
「おはようございます、昨日はお楽しみでしたね」
「余計なお世話だ!」
「ポルテ様も起きてこられたようですし朝食に致しましょう」
「おはようポルテちゃん」
「おはようございます、あの、正式にそのぉ、お嫁さんになったので、おかあさんもそうだし、名前だけを呼んで欲しいですぅ」
「ああ、分かったおはようポルテ」
「はいっおはようございます」
「朝からイチャイチャとまぁ羨ましい、取り決めで最後となりましたが一杯サービスして貰いますからね、ご覚悟くださいませ」
「はぁ、分かったその時になったらな」
「「頂きます」」
ポルテの番と言う事で、レノアとカリンちゃんは遠慮してくれたそうだ
朝食を食べ終わりポルテ達の家に行き今日の予定を決める事になった
「まずは落としたコンテナの回収に行ってくる、3個所在地が分かってるので早速回収しに行きたい、しかも1個は王都と呼ばれる街にあるらしい、後遠い山の地下に鉱脈があるので採掘もしておきたい、こっちは王都で勝手に採掘しても良いのか調べてからになる、それが終わったら戻ってくるよ」
「どれくらいかかるんですか?」
「夕方には戻って来れると思うよ、採掘も出来たとしても確認の為にちょっとだけするつもりだから、作業ドローンを確保してからじゃないと本格的な採掘は無理だからね」
「王都か~あたしも一緒に行きたいな~」
「ポルテ、空飛ぶよ?」
「うっ...遠慮しておきます」プルプルッ
「ほんとに高い所苦手だね~」
「お土産を要求します、美味しい物を買って来てね、ア、アナタ」ボッ!
すごく恥ずかしがってるがとても可愛い、頭をナデナデしてあげる
「期待してて良いよ、それじゃ行ってくるよ」
「「「「行ってらっしゃいませ」」」」
(レブナント、一番近いのは何処だ?)
(浮島の近くの山の向こう側、中腹辺りにあります、呼びづらいので山の名前を輝針山と名付けましょう)
(分かった、これからは輝針山と呼ぼう、その向こう側か、ドラグドライドが無かったら回収不可能だったか?)
(ええ、何しろ針のような岩に支えられる形で留まってますからね)
(なんとも大変な所に落ちたもんだ、コンテナの大きさは?)
(中型ですから資材か予備のドローンのコンテナである可能性が高いです)
(それはどっちでも良いな、ここら辺だな、あれか!何と言うかほんとに何であんなところに落ちてるかな~)
(回収には十分お気を付けください、微妙なバランスで乗っかってる様な物ですので)
(分かった、慎重に対処しよう)
解除コードを入力
コンテナが開いた時にバランスが崩れるのが一番怖い、だが重心が後ろ側にあるようで大丈夫そうだ
中身は予備のドローンだ、全部で6体分のパーツが収められていた
戦闘用はまだ必要性が無いだろう、不本意だがアデリアも居るし
修理は1体、作業を5体分作るので良いだろう、採掘するとなると数が欲しい
下見が終わって鉱脈が大きければ本格的に掘ることにしよう
許可が居るかどうかも同時に確かめる必要があるしな
(レブナント、次の目的地に移動する)
(次は先日行った町の割と近くの湖です)
(そうなのか、探索範囲が狭かったから見つけられなかったんだな)
(それもありますが、誰にも見つからないと思いますよ、何しろ湖の底に沈んでるんですから)
(はぁ!悪い予感的中してるじゃねぇか!)
(キャプテン、見えてきましたあの湖です、付近に人影はありませんが、動物もしくは魔物の影を探知しました)
(開けた場所に降りて様子見だな、襲ってくるようなら倒そう)
下に降りてハッチを開く
茂みの中に隠れてるようだな
距離を取りつつ湖の近くまで行く
茂みから飛び出して来た
これは見た事が無い、スキャンする
見た目はトゲトゲの亀のようだが亀にしては速すぎる
猛ダッシュで突っ込んできた
バシュン!
ブラスターで一発だが、数が5匹居る、一度に全部の対処は無理だ
避けて撃つ、避けて撃つ、避けて撃つ
最後のも撃つ!
ふ~こいつは意外と厄介だった
『ピアートータス』と言うのか
猛ダッシュで突っ込み赤い甲羅に生えているトゲトゲで刺し殺す戦い方みたいだな
魔石とトゲ?が落ちてる、拾っておこう魔石5個、トゲ25本
ではコンテナの確認と行こうか
水深約20メートルの水の底に落ちている
ドラグドライドのウインチで岸まで引っ張るしかないのだが、当然下まで行ってウインチを引っ掛けてこないといけない、水中に危険生物が居ないかの確認を先にしよう
水中探査の結果、水の中に危険生物は居る!
体長1メートルほどの細長い生物
スキャンの結果『エレクトリックイール』別名電気ウナギ、魔物では無いが危険生物には違いない
もっともタクティカルスーツは電気を通さないから電撃攻撃をしてくるウナギは危険ではない
肉質を調べると美味しいらしい、何匹か捕獲してお土産にしよう
絶縁体の入れ物に入れて置けば安全だろう
合計5匹ほど捕まえた
他に危険生物は居ないしコンテナの回収作業をするとしよう
ウインチの固定完了
後は巻き上げて浅瀬に引っ張って行けば良い
オーケーオーケー
解除コードを入力
おっこれはありがたい
予備のサブリアクターじゃないか
これを修復不能になったサブリアクターと交換すれば動力源は元通りだ
後は船体とエンジンが直れば一応、宇宙まで行ける
修理の目途が本格的に立つな~
次に行く前にフォレアの町に行ってウナギの捌き方を教えて貰おう
ドラグドライドは町から離れた場所に止めておく
町に入り冒険者ギルドへ向かう
「すみません、聞きたい事があるのですが良いでしょうか?」
ギルドカードを見せて尋ねる
「はい、何でございましょう?」
「エレクトリックイールって言うのを捕獲したんですが、捌き方を教えて貰える人を紹介して欲しいんです」
「えっ!電気ウナギ捕ったんですか?凄い、今ここに持って来てるのですか?」
「はい、この入れ物の中に入れてあります」
そう言って俺は足元を指した
「見せて貰っても良いでしょうか?」
「ああ、まだ生きてるんで危険ですよ」
「えええ!生け捕りにしたんですか?それはもっと凄い、ギルドに卸しては頂けないでしょうか?」
「帰って妻達に振る舞ってやろうと思ってるんですよ、でも3匹だったら卸しても良いですよ」
「それはありがたいです、解体場の主任が電気ウナギの捌き方を知ってるので紹介しますね」
解体場へ案内された、そこにはマッチョなハゲが居た
「俺はハーゲン・マツチヨってんだ、電気ウナギを生きたまま捕獲したそうじゃないか、上手に捌けばすげぇ美味いんだ、しかも血には毒があるんだがこいつが実は薬の材料になる、もし良かったらそれらも売ってくれんか?」
「薬って何の薬ですか?」
マッチョなハゲ改めハーゲン・マツチヨが近寄って来た、ちょっと怖い
「大きな声じゃ言えないが精力剤になるんだよ、その為に結構な金になる、生きたまま採らないと効力が無くなっちまうんで高値で取引されるんだよ、どうだ?」
「あ~1匹分の血を貰えるんなら後は売却します、ウナギ3匹と血を4匹分ですね」
「良いね~それじゃ捌き方を教えてやろう、まずは手本だ良く見てろよ」
それから捌き方を色々とレクチャーして貰った
「ありがとうございました」
「いやいや、こっちこそありがとよ、このウナギは納品クエストとして処理するようになってるから、受付で報酬を受け取ってくれ、それじゃな」
俺は解体場を後にして受付へと向かった
「すみません、ウナギの処理が終わりました」
「あっサンタさんでしたね、ギルドカードをお貸しください」
俺はカードを渡す
カードは大きな石の板に嵌めて石のあちこちを押してるようだ、魔道具と言うやつだろう
「お待たせしました、こちらカードと今回の納品クエストの報酬になります、お確かめください」
カウンターにカードと金貨が置かれていた
カードには貢献度と言う物が記載されていた、貢献度6万と書かれていた
そういや説明受けて無いと言う事に今気が付いたがまぁ今度で良いや
金貨はウナギ3匹で金貨3枚、血が4匹分で金貨6枚、合計で金貨9枚が置かれていた
いきなり小金持ちになった、これからも時々捕りに行っても良いな
そう言えばあの湖の名前聞きそびれてるな、聞いてみよう
受付嬢に教えて貰えた
あの湖はハインツ湖と言うらしい、うん覚えた
それじゃ次の目的地の王都に行くとしよう~
コンテナの回収がしきれなかった
だがウナギを手に入れたのでよしとする
次話もコンテナの回収と鉱脈の確認だ~




