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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星レイアー編
11/97

11 アデリアの武器

アデリアのおねだりがすげぇ



1時間後にアデリアが戻って来た

「只今戻りました~ご主人様ご結婚おめでとうございます~ついでにわたくしもお願いしますね~」


「軽いなお前は!それで何話し合ってたんだ?大体予想は付くけど」


「まぁそれは置いといて下さいな、それよりもわたくし今回頑張ったじゃないですか?なのでご褒美が欲しいです、高性能を生かして警備も出来るのに武器が無いんですよ!だから武器を作って下さい」


「ああ、確かにお前の性能があるなら武器は必要だな、まぁ引っ掻き回された感じだが確かにうまく纏まったから良いとしよう、で、武器はどんなのが良いんだ?」


「私に似合うレイピアが欲しいです、ミスリル銀で作られたレイピアを所望します」


「ミスリル銀か、まぁ良いだろう明日にでも上に行って作ってくるよ」


「あっそれなんですが、レブナント様を通して作業ドローンで3Dプリンターに材料を入れて、作って下に運べば良いのではないでしょうか?データ送信はこちらから出来るのですから」


「....その手があったか」


「もう、ご主人様は時々抜けてるんですから~そこが魅力でもありますけどね」


「うるさいな、それじゃその方法で作って良いよ、完成品を下に保管しておけばすぐに取って来れるしな」


「はい、ではミスリル銀製レイピア2本発注します~」


「は?なぜ2本だ?」


「それは二刀流剣士を目指すからに決まってるじゃないですか~ちなみに装飾のデザインも送信してあります出来上がりを期待してて下さいね」


「まったく、まぁ良い今回はほんとに感謝してる、だがあまり勝手な事をするなよ、分かったな」


「は~い、心得ました~」

夜も更けて来たので風呂に入って寝る事にした


・・・・・


「ご主人様、朝ですよ、起きて下さい」


「ん?ああ、おはよう」

何故こいつはそのままそこに居る

「起きたぞ部屋から出てってくれないか?」


「嫌ですわ、ご主人様のお着替えを手伝うに決まってるじゃないですか」


「いらん!とっとと出てってくれ」


「もう、メイドなのですから仕事させてくれても良いじゃないですか」


「だったら食事の用意を頼む、ほらほら」


「お食事の用意はもうすぐ終わりますよ、ですのでお着替えを.」

両手をワキワキさせながら近づいてくる

「良いから出てけ!」

全く油断も隙も無い

素早く着替える事にした

リビングに行くと良い匂いが漂ってきた、美味しそうな朝食が出来てるみたいだ

「サンタさんおはようございます、朝食の用意が出来てます、座って待っててください」

ポルテちゃんが居る、どうやらアデリアと一緒に作っていたみたいだ

テーブルの上に朝食が並べられる


コーンスープ

ハムエッグ

ジャガイモのチーズ焼き

葉野菜のサラダ


おおこれは美味しそうだ、早速食べよう

何でもアデリアの指導の下俺の健康を考え作ってくれたそうだ、ありがたい

美味しい朝食を堪能した

「さてと今日はどうしようかな」


「ご主人様、私の武器が完成してますので取りにって下さいな、わたくしでは時間がかかりますので」


「分かった、倉庫にしまってあるんだよな?」


「はい、いくつか物資も保管されているそうです、ついでに回収しておくと良いと思います」


「では行ってくる」


「「いってらっしゃいませ~」」


・・・・・


「アデリア、持って来たぞこれで良いのか?」

俺からひったくるように2本の剣を持って行った

「まぁ素晴らしい出来栄え!ご主人様見て下さいこの精巧な装飾、鞘には魔鉄を使い表面に茨の装飾を施しました、レイピアはこちらの赤いのが赤薔薇、青いのが青薔薇です、柄の部分にそれぞれ薔薇の装飾を施しそれぞれの色で着色したんですよ、剣自体にも古代語で強化の文字を施してあります、鋭利と強度が施されているんです、はぁ美しい...早速装備してみますね、腰ベルトに下げてっと、ご主人様どうですか?似合いますか?」


「...圧が凄い、確かに似合ってるな、格好良いぞ、それで言動がまともだったら淑女として申し分ないんだがな~」


「もう何を言ってるんですか、わたくしは立派な淑女じゃないですか、何処もおかしくありませんよ」


「淑女は裏で悪だくみなんかしないぞ、いきなり夜伽に誘ったりもせんし、いたいけな女性達をかどわかしたりもせん」


「それはわたくしの存在意義なのですから仕方ないでしょう、ポルテ様達はあの時点ですでにご主人様に好意を持ってたんですからわたくしのせいではありませんよ、細かい事は気にしないで下さいな」


「まったく、先が思いやられる」

そんなことを話してる時に来客があった

「は~い、どちら様でしょうか?」


「...ああ、俺は長老の使いで来た者だ、サンタさんを呼んできて欲しいって言われたんだよ、長老宅に来て欲しいそうだ」


「分かりましたすぐに向かいます」

男と別れてアデリアに留守番を任せて長老宅へやって来た

「すみません~三太ですが長老さんは居ますか?」


「おお、サンタさん良く来なすった、こちらへどうぞ」


「私に用事でしょうか?」


「お前さん箱を探してるって言っておったじゃろ?隣村の行商人がやって来てな巨大な箱があるって言っておったんじゃよ、特徴を聞くとどうやらサンタさんの探してる箱じゃなかろうかと思ってなお主に教えておこうと思ったんじゃ、今日行商人は隣村に帰るそうだからのう、詳しい話を聞いておいたらどうかと思って連絡したんじゃよ」


「ありがとうございます、その行商人の所に行ってみます、では失礼します」

長老宅を後にして行商人の元に向かった

「すみません、隣村の行商人の方ですか?」


「ああ、そうだが、あんたは誰だい?」


「私は三太・黒須と言います、隣村で巨大な箱があると聞いたのですが、私が落とした箱かもしれないので詳しい話を聞かせて貰えませんか?」


「あの箱か良いぞ私が拠点にしてるタムール村の更に向こうの荒野部にそれは巨大な箱があってな、身の丈の2倍は無いくらいだったが巨大な箱でな、どうやっても開けられなかったんだよ、今までこんな箱は見た事が無くてな村でも騒ぎになったんだが、開けられないし重くて運べないとなってはどうする事も出来なくてな、結局は放置するしかなかったんだがあんたの箱なのかい?」


「はい、そうです間違いないと思います、その箱の場所まで案内して貰う事は可能でしょうか?」


「箱の場所は村から半日ほど歩いた場所に在るんだが、荒野にポツンと置かれててな目立つから簡単に見つけられると思うぞ、ただあの辺りは稀だが狼や巨大な蛇が出る事もある、村の者は案内をしたがらないだろう、箱を見つけたのも村の者ではなく旅の探索者だったんだよ、村人と探索者が一緒に確認に行った後は手つけずになってるはずだ」


「なら村まで一緒に行って後は私が探しに行ってきます」


「一人で大丈夫か?さっきも言ったが危険な場所ではあるんだぞ」


「これでもかなり強いので大丈夫ですよ、村までの道案内はお願いします」


「分かった、そう言う事なら問題無い、強いって言うならこちらこそよろしく頼む」


「出発は何時ですか?後隣村に行くまでの時間はどのくらいかかりますか?」


「出発は1時間後、村までは5時間ほどかかる」


「分かった準備して戻ってくるよ」

急遽タムール村まで行く事になりアデリアに留守番を頼んでおいた、ついでに道中の食料も用意しておいた、これで準備は完了だ行商人の元に戻ろう

行商人名前をボルッタさんと言うそうだ、タムール村を拠点に色々な場所に行商に出てるらしい

もし行商で他の村や町に行ったら箱の情報を仕入れて貰えないか頼んでみた

俺にしか開けられないんでは他の場所でも邪魔にしかならないだろう、もしあるなら情報は集まるだろうと言っていた、ありがたい

タムール村には何事も無く無事に着いた、道中でコンテナの反応が無いか期待したんだが反応は無かった

流石に暗くなってきたのでコンテナの回収は明日にしよう

今日は村の宿に一泊しよう

宿で飯を食い質素なベッドで就寝した


次話はチート装備の1つが手に入るぞ~


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