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宇宙探検家~サンタが異世界の星に落ちて来た  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
惑星レイアー編
1/97

1 不時着

私の2作目の小説です

まだまだ拙い文章ですが皆さんよろしくお願いします

1作目とどっかで繋がらないかな~とか思ってます

どっちも宇宙に行ける設定ですし

今作の主人公も装備によるチートです

暇つぶしだと思って読んでくれると幸いです



・・・テン!

キャプテン!


「うあ?」

「レブナントか?ここは何処だ?」


「サンタキャプテン、無事覚醒出来て良かったです、ここはマッドアングラー号のコールドスリープルームです、現在不慮の事故により未知の惑星に不時着いたしました、船体の損傷が激しく一時生命維持装置も機能停止状態になり、キャプテンの生存も危なかった所です、速やかに緊急覚醒プログラムを実行しました、改めまして無事の覚醒おめでとうございます」

どうやら死ぬ所だったようだ、生きてるって素晴らしい!

とりあえず現状の確認が先決かな

「レブナント、現在の状況は何処まで把握してるんだ?」


「その事で報告が多数ありますので、ブリッジに来てください、そこで現在置かれている状況と今後の活動について報告いたします」


「分かった、ブリッジに移動する」

俺はクローゼットから衣服を纏い部屋を出た

起きたばかりのせいか足元が少しふらつくな

体の状態を見極めつつブリッジに向かった


「レブナント、報告を頼む」


「はいキャプテン、まずは現在の状況に陥った経緯について報告いたします、事はキャプテンがコールドスリープで眠りについて8年目に起きました、突如磁場の乱れを計測し確認しようとした時でした、磁気嵐が本船を包みました、ハイパードライブ中の本船が磁気嵐に包まれるなどありえない事が起き次の瞬間本船のすべての機能が停止してしまいました、生命維持装置もリアクターも高性能人工知能である私でさえ機能停止してしまいどれだけの時間が経ったか計測できませんでした、機能が回復した時本船は今居る惑星の重力圏に捕らわれ姿勢制御に全機能を費やし大気圏突入による空中分解を回避、安心する間もなく空中に無数の障害物が浮いており回避行動に全力を傾けなければいけない状態になりました、ですがすべての障害物を回避する事が出来ず本船が重大な損傷を受けました、不時着できる一番近い場所を見つけやむなく現在地に落ちました、これが現在の状況になる経緯の報告です」


「磁場の乱れから磁気嵐、気が付けば惑星に落下中、更に障害物による船体の破損で不時着か、フルコンボでの死亡フラグを良く回避できたもんだな」


「その後、メインリアクターが壊れ主電源が使えなくなり、キャプテンのコールドスリープの生命維持装置も破損していて緊急蘇生により無事に生還と言う流れになります」


「ほんとに良く生きてたよ、危なかった、それはそうとメインリアクターは修復できるか?」


「では次に被害状況の報告をしつつ現状の確認をしてください、現在メインリアクターは修理ドローンと交換パーツの予備を使って出力の30%で稼働中です、2基あるサブリアクターの1基は完全に大破していて修復不可能です、残りの1基は無事でしたので問題はありません、この惑星の大気はキャプテンが生存するのに適した気体配合であり空気中の病原体も抗体があるタイプの物だけですので生命にかかわる事態にはなりません、ですが障害物に衝突した際に格納庫が大破してしまい物資の殆どが何処かに落下してしまい回収不能な状態です、ドローンも戦闘用ドローンは3機とも大破し修復不能、修理ドローンは3機中2機が大破し修復不能、作業ドローンも3機中2機が大破し残りの1機も破損していて修理パーツが必要なのですがパーツが何処かに落ちてしまい現在修復不能状態です、キャプテンの生存に関わる水と食料も5日分はありますが残りは落ちてしまった為何処からか調達する必要が出てきます、更に問題なのがビークルのコンテナが落ちてしまいこの惑星での探索が困難なものになると予想されます、それ以前に現在地がとても問題がある場所なのです」


「これだけ問題だらけなのに更に問題があるのか?どれだけ厳しい状況なんだよ」


「現在私達が居る場所は地上から標高1000メートル上空に浮いている浮島に居ます」


「はぁ?上空1000メートルの浮島に居んのか?詰んでないか?なぁ?どうなんだ?」


「衝突の影響でほとんどの機能が低下中のため情報が少ないですが、浮島から50メートル下に高い山に到達できる場所があり、そこまでロープを使い降りれば山を下山して地上までいけます、更にこの浮島には水源と植物が存在してますので、水と食料を調達できる可能性が十分にあります、現在地からでは詳しいスキャンが出来ず水と植物が飲食に適しているか判断がつきかねます、キャプテンに現地まで行ってもらいスキャンゴーグルによるスキャニングをお願いしたいです」


「水と食料が確保できそうなのは良いが俺の装備は無事なのか?」


「本船の主武器は残念ながら大破して修復不能です、20ミリパルスキャノンは4基とも無事です、キャプテンの武器はブラスターが1丁とカートリッジが6個と携行型レールガンオメガタイプ3が1丁、他にはレーザーナイフ1本、タクティカルスーツのレイダースマークⅠが無事です、残りのスーツは残念ながら落ちました、他の装備はエアロバイクが1台損傷はしてましたが修復完了してますので使用可能です」


「えっ?スーツのシューティングスターマークⅢ落ちたの?まじで?」


「キャプテン、お気持ちは分かります、非常に残念ですが....ご愁傷さまです」


「ノー!アレにどれだけお金と材料と時間を注ぎ込んだ事か!ああぁぁ、はっ!落ちただけだよな?なら見つかる可能性はゼロじゃないよな?」


「....可能性はゼロではありませんが、この惑星の何処に落ちたか不明ですし、コンテナに入ってるとはいえ高高度から落ちてますし、無事に見つかる可能性は限りなくゼロに近いです、それでも諦めなければ見つかるかもしれません....多分」


「俺は諦めないからな!絶対に見つけてやる、良しやる気が戻った、他の被害状況はどうだ?」


「先ほども言いましたがコールドスリープ装置は使用不能です、ですが万能3Dプリンターが無事でしたので材料さえ調達出来れば各種パーツや新たな装備を生産できます、リアクターの電源が少々心許ないですが修復パーツさえ出来れば元通りに直せます、キネティックシールドは破損してしまいパーツが無いので修復不能です、高感度広範囲レーダーも大破し修復不能です、外部レーダーが無事でしたので最低限の観測だけは出来ます、メインエンジンも破損してパーツが無いので修復不能です、こうして見るとほんとに良く生き残りました」


「全くだな、どれか後1個壊れてたり失われてたら終わってたかもしれんな」


「現状で被害状況を報告出来るのは以上になります、次に現在我々が居る場所の報告を致します、現在我々の船が不時着した浮島は横520メートル縦370メートルの楕円形の頂上が平面構造になってます、恒星の動きからおおよその方位を決め、不時着したのは中央部分から南へ120メートル東へ220メートルの地点になります、勢いが落ちなければ浮島から落ちてました、中央から西に30メートルほどの場所に湖があるのが観測出来ました、その周辺に樹木が乱立してるので果実が生っていれば食料に出来るかもしれません、それと私の観測データで該当項目の無い未知のエネルギーが検出されてます、この力が何か現在も不明のままです、人体や船体に悪影響の可能性は無いようですが今後どうなるかも不明です、キャプテンどう対処するか決定してください」


「未知のエネルギーってのが何か分からないんじゃ手の打ちようが無い、ダークマターの一種か?」


「いえ、ダークマターには質量がありますが、このエネルギーには質量が検知されてませんので全く別の物でしょう」


「それじゃ素粒子か何かか?」


「素粒子とも性質が違うので別の物であると言わざる負えません、おそらくですが、この浮島を浮かせているエネルギーでは無いかと推測されます、また水源ですが水が溜まってるいるだけでは無いのです、湖から南北に川が流れていて、絶えず水量が増えているようです、川は浮島の端から地表に流れ落ちています、未知のエネルギーが関与しているのでは無いかと思われます、更に大気中にも僅かに含まれているようなのです」


「マジかよ、未知のエネルギーって魔法の力とでも言うのか?ホントに悪影響とか無いのか?」


「それは現時点では何の影響も無いので問題無いとしか言えません」


「うーん、悪影響が無いんなら対処はしないで良いだろう、とりあえずは水源と食料になりそうな樹木まで行って調査するのが先決だろう、行くついでに周辺で何か材料になりそうな資源の確認と収集って所だろう、これしかないだろう?」


「そうですね、キャプテンの行動方針で行くしかなさそうです、準備を整え調査をお願いします」


「良し、ちょっくら行ってくるぜ~」


更新は1週間に1本くらいにしたいと思います

ストックが足りなくなるのは怖いので

ではまたの機会に~


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