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6.初めての夜

「実はサフキル様から、侍祭の資格を持つあなたからは特に、

 魔法の教導をしっかり受ける様に申しつかっています。

 使徒である事を考え合わせると意外と思われるかもしれませんが、

 私は諸般の都合により現時点で魔法が使えません。


 まぁ、ぶっちゃけて言ってしまえば、魔法に頼る事が出来ない環境下で育った為、

 根本的に魔法に関する訓練を受けた事が無く、

 また、知識もほぼ持っていないだけなんですけどね。

 魔法の修行にあたり、あなたの教導を受ける事で、

 より効率的に魔法を習得出来る可能性が高いとか。

 また、魔法を習得する事で、より効率的に務めを果たせるとの事ですので、

 よろしくお願いします。」


そう告げて頭を下げる。

すると、彼女は慌てて、


「どうぞ、頭をお上げください。

 それと、私はマサト様の僕、奴隷でございます。

 私に何か御用がある際には遠慮なくお命じください。

 丁寧なお言葉使いも無用です。」


と告げ、頭を下げた。


「分かりました。

 お互いの立ち位置などについては、追々妥協点を見つけて折り合いを付けていく事にしましょう。

 それよりも、今日のところは、これからの大まかな予定等を決めて、

 時間に余裕がある様であれば、こちらの事について、

 具体的な風土や歴史などの事をお教えください。」

 

そう言って、こちらで暮らして行く為に必要な当面の予定や行動規範、常識を身に着けるべく、行動を開始する事にした。


まぁ、予定と言っても、今の段階で言えるのは、この街を基点にしてこの世界に慣れて行き、状況に応じて色々と見て廻る必要が出て来るかもしれない、程度の話しかでしかないので…

・お勤めを果たす為にこの街以外の彼方此方を見て廻る必要が出て来る可能性があるので、

 それが不自然では無い職に就く方が良いだろうと言う事で、

 行商人などの幾つか上がった選択肢の中から、冒険者を職業とする事を選んだ。

 冒険者と言うと、ちょっと語感がかっこいい感じがするが、要は冒険者ギルドに登録をして

 公認された何でも屋の事だ。

 ギルドを通して依頼を受け、魔物の討伐や素材の採取等を行ったり、

 商隊の護衛などを請け負ったりする、と言うのが一般的なイメージだが、

 低レベルの冒険者になると、戦闘能力も高く無い場合が多く、魔物の討伐などは危険なので、

 街の中の雑用(家の草むしりや、届け物の配達、他のギルドの臨時のお手伝い)等で

 糊塗を凌いだりしている者も多いのだそうだ。

・冒険者としてやっていく為にも、使徒の務めを果たす為にも、強靭なの身体を持ち、

 高い戦闘力を持つ事が望ましい様なので、身体能力を強化する修練を行う事にした。

・身体的な修行と同時に、天界から命じられた魔法修行も行うこととし、その概要の説明を受けた。

・この町は王国の中でもかなり栄えており、治安もかなり良い方ではあるが、

 それでもこの規模の街になれば、スラムなどの危険なエリアもあるので、

 地理にある程度明るくなるまでは、極力一人で勝手に出歩かないことの申し合わせた。

等の事を取り決め、その後、この世界で暮らしていく上で必要になる常識等の勉強もする事となった。


曰く、此処、ドミサイルズの街は、この世界で2番目の広さを誇るノルド大陸の東方中央部を領有するエステ王国の南方ある平原地帯に位置し、2本の大河、ウォーノ川とモジョー河の恵みにより国内はもとより周辺地域一の穀倉地帯として栄えているダブリン伯爵領の繁栄の一端を担っている中堅都市である。

曰く、この世界には、5つの大陸と2つの大島嶼地域、1つの大島等があり、ノルド大陸は二つ目に大きい大陸である。

曰く、この世界は、原初の巨神の体から生まれたと言われている。

曰く、エスタ神は、原初の巨神から最初に生まれたとされる6つの元素(エレメント、光・闇・火・水・土・風)の内、火の元素を司る神である。

曰く、魔法とは、魔力を媒介に、この世界に存在する事象に干渉する事で、何らかの現象を生じさせる技術の総称である。

曰く、4大元素(火・水・土・風)に干渉した結果生ずる現象を4大(属性)魔法と総称し、それぞれの元素に由来する魔法は、それぞれの元素の名を冠して、火(属性)魔法、水(属性)魔法等と呼ぶ。

曰く、魔法の属性とは、…

等々…、話題は多岐に渡り、また、一つの説明中に出てくる用語が、更なる疑問を呼ぶなどして、どんどん話題は広がっていった。


どの位経ったのだろうか…

ふと気が付くと、辺りは薄暗くなり始めていた。

こちらでは、基本的に、夜明けと共に起き出し、仕事を始めて、

日暮れと同時に仕事を終え、夕食後は余分な夜更かしなどせずに就寝する、

と言うのが基本的な生活サイクルだったはず。

勿論、居酒屋など、日が暮れてからの営業が重要になってくる店などの例外もあるが、

庶民にとっては、夜更かしなどしても無駄に灯火代が嵩むだけで良い事など無い事から、

めったにする者は居ないらしい。


俺は、今日の話を終わらせるべく彼女に向かって


「話が弾んで気が付きませんでしたが、随分と時間が経ってしまった様ですね。

 日も大分傾いてきた様ですので、今日はこれ位にしましょうか。」


と水を向けと、彼女は、


「かしこまりました。

 それでは、今日の勉強は此処までとしましょう。


 夕餉の支度をしてまいりますので、そのまま少々お待ちください。」


そう言って、台所に向かって行った。

暫く待っていると、食欲をそそる、中々良い匂いが立ち始め、

更に暫くすると、支度が出来たのか、ワゴンを押しながら彼女が戻ってきて、テーブルに食器を並べ始めた。

こちらでは食事の支度に、どの程度の手間がかかるものなのか、今一つ分からないが、馴致訓練中にこちらの機材を使って料理をした経験を基準にすれば、中々の手際だと考えて良いだろうな、などと考えていると、


「申し訳ございません。

 本日は、お話が弾んでしまった事もあって、有り合わせの材料しか用意できませんでした。

 明日からはきちんと用意をいたしますので、本日はこれでご容赦ください。」


と謝ってきた。


「とんでもない、十分ですよ。

 それよりも、冷めてしまってはつまらない。

 早速いただきましょう。」


そう言って食卓につくと、鍋から暖かいスープをカップによそってくれ、

自分は立ったまま、


「さぁ、お召し上がりください。」


と促して来る。


あー、しまったな。そう言えば、そうか…


どうやら、奴隷が主人と同じテーブルで一緒に食事をしたり、同じものを食べる習慣は無さそうだな、と当たりを付けて、


「あなたも一緒に」


と促すと、やはりビンゴだった様で、その辺の作法の説明を始めようとしたので、


「その辺の話は後程、食事の後でさせてもらうとして、

 今日は一緒に同じものを頂きましょう。

 座ってください。」


と命じた。

すると、俺の言葉が『誘い』では無く『命令』だと分かったのだろう、

不承不承ながらもテーブルについたので、一緒に食事を始める事にした。


今日のメニューは、キッチンに予め準備してもらっていた野菜類や干し肉等を使ったサラダや炒め物などの料理数点と、主食の固焼きパンとスープだった。

固焼きパンは、人(ヒューマン種族)がそのままで食べると歯や顎を痛める事があるので、

一般的には、スープに浸して柔らかくしてから、食べるのが作法らしい。


また、その他の料理の材料についてだが、検分の際に一通り目視確認だけは済ませていたが、VRシステムを通して行った調理訓練ではともかく、実物を口にするのは初めてものばかりだった。

そんな事情もあり、始めのうちは、特に生の野菜が盛られているサラダを食べる時には、それぞれの野菜を少量づつ、恐る恐る口に運んで、味を確認する様な事を繰り返した。

最終的に、大丈夫そうだと確認出来た段階で、普通に食べ始めたのだが、まともに考えれば、料理をした人を目の前にそんな態度をとったのは、聊か、いや、かなり失礼な話で、後で理由を説明して、只管平謝りに謝ったのだった。


因みに、実際の食材の味はどうだったかと言うと、

一見プチトマト風の野菜が、実はラディッシュの一種で、かなり辛味を持ていたり、

どう見てもジャガイモにしか見えない野菜が、煮ても焼いてもしゃきしゃきの食感を持っていたり、

と自分の中の常識とこちらの現実の乖離が激しく驚く事も多かったが、

味自体はどうしても受付れないと言う程のものは無く、

なかなかセンス・オブ・ワンダーに富んだ食事となった。


なお、聊か料理の味付け自体が薄味の様に感じられたが、

考えてみれば、現代日本の様に多種多様な調味料が簡単に手に入る方が異常な訳で、

その分、食材の味を引き出す事を主眼にした料理と言う感じに仕上がっていて、

味自体は悪くなかった事を書き添えておく事にする。


食事が終わり、食後のお茶(日本茶や紅茶では無く、ハーブ茶的な独特な香りのするもの)をいただきながら食事のマナーに関する常識のすり合わせを行った結果、

この家の中、若しくは、屋外での野営等に際して、二人だけで食事をする場合のみ、

同じものを一緒に食べる、と言う事で双方の同意を得る事が出来た。


個人的には、それ以外の条件であっても、一緒に食事をしても良いと思うのだが、

他者が同席する様な場合、奴隷を同席させたり、同じものを食べさせたりすると、

その人を侮辱していると言う意味にとられる事があり、

トラブルに発展する事も多いという事なので、

そこは譲歩せざるを得なかった。


その後、この街にはどんな店があって、どんな人たちが住んでいるのか等々…

お茶を啜り、まったりとしながら彼女と話をしている流れで、明日、買い物がてら、

彼女に街を案内してもらう事になった。


そんなこんなで、聊かどたばたしながらも、異世界一日目の夜は更けていき、

就寝時間が近づいてきた。


先ほども記したが、この世界では、コストの問題から、

無意味に夜更かしをする人間は殆どいない。


当然の事ながら、この世界には簡単にかつ恒常的に手に入る電気やガスは無い。

正確には、現象としての電気や物質としての(天然)ガスは当然あるのだが、壁コンセントに差せば取り出せたり、元栓を捻れば出てくる様な生活インフラとして整備された電気やガスは存在しないのだ。


手軽に灯りとして利用できる電球やLED照明はもとより、ガス灯などもあるはずも無く、日が落ちれば、家の中はもとより、辺り一帯すぐに暗くなってしまう。

もちろん、照明用として、獣脂や植物油を使った油皿や松明、蝋燭等があるが、

獣脂は燃やせばかなりひどい臭いがするし、植物油は高い。

松明では木材によっては煤がすごく、暖炉の中でならともかく、

家の中で照明として使うには向かない。

蝋燭は高価な上にそもそも数が少なく、中々庶民の手に入らない。


裕福な家であれば、魔法具(魔力を消費して特定の魔法を発現させる事ができる道具)の中に、魔光ランプと呼ばれる魔力を使って光を灯す事が出来る製品があるので、それを使う事があるらしい。


また、油皿や松明、蝋燭は可燃部分が燃え尽きれば当然光は消えてしまうし、

それほど長時間は持たない。

魔光ランプは、使う為に魔力のチャージや魔石(魔力が篭っている石)が必要となる。


街中の大通りの主要な場所では、治安維持の意味もあり、街灯(大型の魔光ランプ)が設置され、

領軍が定期的に魔力を補充したりしているそうだが、そんな中を無意味にほっつき歩いていれば、

不審人物として捕まり、牢獄送りになるそうだ。


うちの場合、幸い、全室完備とまでは言わないが、幾つか手持ち型の魔光ランプを用意してくれていた事と、魔力の補充は彼女が出来るとの事なので、多少の夜更かし位なら問題ないらしい。

とは言え、無意味に夜更かしをしても意味は無い事は言うまでも無い。


そう言う訳で、寝る前に一風呂と思って、彼女に聞いてみると、

今日、風呂を使う用意していないので、出来れば明日以降にしてもらいたいとの事。

そもそも、この世界では、庶民が風呂に入る様な贅沢な習慣は、あまり無いのだという。

この家には風呂があるが、それは俺の住まう家を探すのにあたって、

ネイヴァからの資料に風呂を好むと特記されていたので、

それを踏まえて探したからなのだそうだ。


まぁ、風呂に入らないとは言っても、あくまでも『あまり』であって、

全く入る習慣が無い訳でも無いらしく、

さほど多くは無いが、風呂がある家も無い訳ではない。

そこで、風呂のある家の中から、その他の条件を踏まえ、

この家を用意してくれたと言うらしい。


では、風呂に入らない場合、どうやって体を清めているのかと尋ねれば、

風呂桶こそ無い事が多いが、沐浴用に水はけの良い室があったり、

庭の片隅に沐浴用のスペースを用意しておいて、

体を清める時はそこを利用したりするらしい。


なお、体を清める際、甕に沐浴用の水(季節によってお湯)を用意しておいて、

その水(湯)を利用して頭を洗ったり、体を拭ったりするらしい。

ちなみに、石鹸はあるがかなり高価で、基本、嗜好品扱いになるので、

庶民は糠袋等を利用するのだそうだ。


「沐浴の用意をしてまいります。」


そう言って、彼女が部屋を出て行ったので、その時間を利用して通信室に篭って、サフキルからの追伸が無いかを確認する事にした。

結果、先のチャット以降、サフキルからは何も言って来て無い様だったので、こちらからも簡単なリポートを送った。


内容は、今日の大まかな出来事と、彼女と会話の概要だ。

何か問題があれば、向こうから何らかの反応があるだろう。

時間も時間だし、朝になったら返信をチェックしておけば良いだろうと判断して、

本日の業務を終了する事にした。


PCを落とし、通信室を閉ざして、リビングに戻って暫くすると、

沐浴の準備が出来たらしい。


「お湯が冷める前にどうぞ。」


と言われたので、急いで浴室へ向かう事にした。

脱衣所で服を脱いで、浴室に入ると、浴槽の隣に大きめの甕が置いてあり、湯気が立っている。

お湯に手を差し込むと、丁度良い具合だ。

手桶にお湯を汲んで、

軽く頭からお湯をかぶって、

社からの支給してもらった石鹸を使って髪や体を洗う。


シャンプーやリンス、コンディショナーだなんて無茶は言わないから、これ位の贅沢は許して欲しい。

そう言ってもぎ取った数少ない贅沢品の一つだ。


鼻歌交じりに髪を洗っていると、浴室に人の近づいてくる気配…

現在、この家には二人しか人はいないはずなので、

当然、ここに来ようとしているのは残りの一人になるはずだ。


扉の前で一呼吸置く様な間をとった後で、

脱衣所のドアを開けて、彼女が入って来る。

浴室の扉の前で、


「お体をお流しいたします。」

 

と声がかかり、

俺の反応を待つ間も無く、扉を開けて、彼女が入ってくる。

裸では無いが、先程までとは違った、薄衣だけ纏った彼女が、

頬を染め、覚悟を決めた様な表情で浴室に入って来た。


そんな彼女の姿を見て、俺の方がとっさの事に硬直して、反応が出来ない。


彼女は、泡まみれの俺の髪を見て、

少し驚いたような表情を浮かべた後で、


「先ずは、御髪を洗いますね。」


と言って俺の背中に回り、頭へと手を伸ばして来た。

暫く、髪を泡だてた後で、

 

「お流しします。」


と頭にお湯をかけ、泡を流していき、

頭が済むと、


「次は、お背中をお流しします。」


と糠袋を濡らして、俺の背中をこすり始める。


この段階で、ようやく、俺の硬直が解けて、少しだけ頭が回り始めた。

が、頭が働く様になって、反応ができる様になったが為に、

違う意味で色々まずい。


何分、この家は、俺の好みの問題もあって、

庶民の住む家としては格段に風呂場が広い。

一人で利用するには、十二分に寛げる程度には広いのだが、

二人並んで楽々洗い場でゆったり出来る程とまではいかない。


それを無理に前後に並んで体を洗ってもらったりすると、

色々と擦れたりする訳だ。

特に、上半身の女性特有の出っ張っている処なんかが、

体の動きに合わせてプルンプルンゆれたりすると、

俺の背中にぶつかったりする訳で、

背中越しに何やらぽっちりした感触なんかを感じずにはいられない。


すると、解けたはずの硬直が、局所的に再発したりなんかする訳だ。


これ以上、この気持ちの良い拷問が続いたら理性の糸がブチ切れそうだ、

どうにかせネイヴァ、などとバカな事を考えているうちに、

後ろを洗い終えたのか、背中にお湯を掛けられた。


「次は、前をお洗いいたしますね。

 こちらをお向きください。」


と言われて、半ば無意識に体の向きを変えた処で、

今度は彼女が硬直した。


視線はバッチリ、斜め下、俺の下腹部の辺りに向いている。

特に、元気の良く硬直している辺りに向いている様な気がするのは、

気のせいじゃないだろう。


当然、彼女の乱入を想定していなかった俺は、

一人で風呂に入るのに、腰にタオルを巻く様な真似はしていない。


どうやら、彼女は大人のこう言うものを見るのは初めてらしい。

たぶん、それ以上もそう言う事なのだろう。

恐らくは、ダーレン辺りから色々入れ知恵されてきたんだろうが、

教会の孤児院育ちで、碌に性教育も受けずに真面目に修行してきた侍祭さん

(多分処女、御年18才)には、これはさぞきつかろう。


そう考えて、この場から解放してあげようとした処で、

彼女が震えている事に気が付いた。


やはり、彼女的にも色々、一杯一杯らしい。

取りあえず落ち着かせてあげようと、

子供をあやすように彼女を抱き止め様とたら、

彼女の方が先に限界を突破してしまったらしい。


いきなり体を投げ出してきたので、

いよいよ覚悟でも決めたのかとも思ったが、

そう言う事では無く、気を失ったらしく、

そのまま、くたくたと体ごと倒れこんできた。


このまま放り出して、風邪でもひかせては、幾ら何でも寝覚めが悪い。

俺は、彼女を取りあえず浴槽に横たえて、

さっさと自分の体を洗い、

彼女の薄衣を剥ぎ取って、

濡れた体を拭いてあげ、

俺のベッドに放り込んで、

上から布団をかけ、

別の場所で寝るために、寝室を後にするのだった。


因みに、彼女の濡れた体を拭く際に、どうしてもあれやこれや色々見えてしまったわけだが、それくらいの役得はあっても良いと思う。

ついでに言えば、異世界のはずなのに、彼女の体のあれやこれやに全く違和感を感じなかった。

勿論、そんなにしっかり見た訳ではないのだが、俺との間に子供ができたとしてもおかしくは無い

と思える位に違和感を感じなかった事は、暫くは俺だけの秘密にしておこう。

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