閑話 アールス=ワンダーの場合
今回はナギの固有能力だった自動翻訳の例です。
上半分と下半分は翻訳前と翻訳後なので上半分は無理に読まなくても大丈夫です。
ナギはやっぱりすごい! ナギのゆーとーりにしたらルゥネイトさまからしんたくがおりた!
しんたくはむらのしすたーのいってたとーりだ。なんかぽややんってあたまのなかでまほーがでてきた!
ナギはむかしからあたまがいい。たしざんとかひきざんとか、かけざんにわりざんをナギからおしえてもらった。
どうしてそんなにあたまがいいのってきいてもへんなわらいかたするだけでおしえてくれなかった。
おとーさんはナギはてんさいだっていってた。てんさいはすごいひとだって。たしかにナギはすごいからてんさいなんだ。
ナギのすごいところはあたまがいいだけじゃない。ナギはレナスちゃんとふつーにおはなししてた。
レナスちゃんはちょっとへんなしゃべりかたでしゃべっててさいしょのころはなにいってるのかわかりにくかった。ぜんぜんわからないってわけじゃなかったけど、ただときどきわからないことばがまじることがあった。さいきんはすくなくなってきたけどね。
レナスちゃんにきくとよーせーさんのことばなんだって! レナスちゃんのむらじゃみんなよーせーのことばでしゃべってるっていってた。けどレナスちゃんはふつーのことばをシスターにならったんだって。でもなれなくてさいしょはあんまりしゃべれなかったんだって。
だけどナギはさいしょからふつーにレナスちゃんとおはなししてた。だからやっぱりナギはすごい! レナスちゃんもナギすごいっていってた!
それにナギはすっごくやさしい。だれかがないてたらすぐにとんでいってなぐさめてあげるの。
わたしがばしゃにのったときだって、わたしがきもちわるくてげーってしちゃってはずかしくてないちゃったときもナギはやさしくしてくれた!
レナスちゃんにもやさしいんだ。レナスちゃんはすぐにせきしちゃってたいへんなんだ。でもナギはレナスちゃんがせきをだしたらすぐにせなかをさすっておみずをあげるの。わたしもさいきんまねしてるんだ!
でもナギはへんなところがある。おんなのこなのにおとこにうまれたかったーてよくゆーんだ。なんでだろ? ナギもかわいいんだからおんなのこでいいのに。ナギはほんとーにふしぎなこだ。
—————————————————————翻訳完了
ナギはやっぱりすごい! ナギの言う通りにしたらルゥネイト様から神託が降りた!
神託は村のシスターが言ってた通り頭の中に魔法が思い浮かんだの。
ナギは昔から頭がいい。足し算と引き算と、掛け算に割り算をナギから教えてもらった。
どうしてそんなに頭がいいのかと聞いても曖昧な笑い方をするだけで教えてもらえなかった。
お父さんはナギは天才だと言っていた。天才っていうのはすごい人の事らしい。確かにナギはすごいから天才なんだと思う。
ナギのすごい所は頭がいい所だけじゃない。ナギはレナスちゃんと普通にお話をしていた。
レナスちゃんは少し変わった喋り方で喋っていて、何を言っているのか分かりにくかった。全く分からなかったっていうわけではないけど、ただ時々分からない言葉も混じる時があった。最近は少なくなったけどね。
レナスちゃんに聞くと妖精さんの言葉なんだって! レナスちゃんの村じゃ皆妖精の言葉で喋っているって言っていた。けどレナスちゃんは普通の言葉をシスターに習ったらしい。でも慣れなくて最初はあんまり喋る事が出来なかったみたい。
だけどナギは最初から普通にレナスちゃんとお話していた。だからやっぱりナギはすごい! レナスちゃんもナギすごいって言ってた。
それにナギはすごく優しい。誰かが泣いていたらすぐに飛んで行って慰めてあげてる。
私が馬車に乗った時も、私が気持ち悪くて吐いちゃって恥ずかしくて泣いた時もナギは優しくしてくれた!
レナスちゃんにもすごく優しいんだ! レナスちゃんはすぐに咳をして大変なんだ。でもナギはレナスちゃんが咳をしたらすぐに背中を擦ってお水をあげてるの。私も最近真似してるんだ!
でもナギは変な所がある。女の子なのに男の子に生まれたかったってよく言うんだ。なんでだろ? ナギもかわいいんだから女の子でいいのに。ナギは本当に不思議な子だ。