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人名事典 ~十八・十九眞紀


斐界の大陸で、眞暦(しんれき)1795年から1899年の間に生存した史上の重要人物を掲載する。なお、物語の進展に応じて、例えば没年など、あえて記載を伏せる箇所もあるので了承されたい。


※ 年号はすべて眞暦



【あ】


昱右 いく・ゆう

1784〜xxxx 女

(みん)州出身。「穣南龍鱗(じょうなんりゅうりん)」。塊協半(かいきょうはん)のもとで農本主義政策を展開、塾夢塾(じゅくむじゅく)事業は「坡州夢郷(はしゅうむきょう)」と賞される。


諳幟 いん・し

1775〜xxxx 男

(しょう)州出身。證州王諳禾歯(いんかし)の次男。塊協半の支援で父と兄を追い、1813年1月に證州王に就く。


媼蠱 おう・こ

1779〜xxxx 男

(よう)州出身。妖州王。皇帝女硯(じょけん)の身柄を預かり、また妖天の上洛を結果的に支援した。



【か】


塊協半 かい・きょうはん

1784〜1820 男

坡州出身。容貌より「褐剣髯(かっけんぜん)」の異名。塢宜(うぎ)の貧民の出、のち培梅(ばいばい)の傭兵。1807年6月、世に言う「剣髯狩坦(けんぜんしゅたん)」で壘渋(るいじゅう)から坦陸(たんりく)を奪取して後、穣界(じょうかい)随一の雄にのし上がる。


芥揚 かい・よう

1756〜1820 男

(そう)州出身。葬州王。薫越(くんえつ)を本拠とす。1820年10月、莞包旅礼甦(かんぽうりょれいそ)に討たれる。


河天 が・てん

1851〜xxxx 男

(えい)州出身。州王泳村(えいそん)家に仕える水軍の将。のち、碧原三傑(へきげんさんけつ)の一。


峨帛政廷 がはく・せいてい

1791〜xxxx 男

(さん)州出身。峨帛丼准(がはくどんじゅん)の長男。三籠公(さんろうこう)峻江彩(しゅんこうさい)の臣、のち(じょ)州王。


莞包旅礼甦 かんぽう・りょれいそ

1778〜xxxx 男

葬州出身。荊舒林(けいじょりん)を本拠とする騎馬民族の一部族長。美獣(びじゅう)から塊協半に、陣営を変えて拡大、葬州の雄となる。


莞包侮礼覧 かんぽう・ぶれいらん

1861〜xxxx 男

葬州出身。葬州王。(ぜん)の次男。穣界中原に伸張す。


危頑弉 きがん・じょう

1830〜xxxx 男

()州出身。女牙(じょが)の臣で、六牙将(りくがしょう)の一。のち()相。籠城戦、守備戦の達人。「蹄牙春代(ていがしゅんだい)」の後も都州守護を継続する。


奇赦 き・しゃ

1787〜xxxx 男

(いん)州出身。「穣北龍鱗(じょうほくりゅうりん)」。商人から因州龍鱗。美獣のもと掖市(えきし)を本拠に穣河以北全体に重商政策を展開、人呼んで「掖市の幻燈師」。


妃轢些些時允 キレキ・ササジーン

1795〜xxxx 女

渤方(ぼっぽう)出身。大(ぼつ)帝国皇帝、「些帝(さてい)」。「論帝」論兆来(ロンチョーライ)の長女。呪軍占辮(ジュグンセンベン)巴雷醒袖屯(ハライセイシュウトン)を擁し、「双瘤(そうりゅう)」の一つとして、帝国を安定運営した。


窶房長 く・ぼうちょう

1772〜xxxx 男

(てい)州出身。定州王。因州王美獣の陣営に付き、庇州()家の制圧等実行す。


号炸蹉蹉 ゴウサク・ササ

1785〜xxxx 男

渤方出身。大渤帝国龍牙。美獣同盟国として出兵頻繁、大功数知れず。


湖優 こ・ゆう

1853〜xxxx 女

泳州出身。州王泳村家の作相、湖英(こえい)の長女。両湖(りょうこ)地方の雄として碧原三傑の一角を為す。



【さ】


燦拓来 さん・たくらい

1769〜xxxx 女

(えん)州出身。炎州王。州都炎勢里(えんせいり)を本拠に海洋、内水流通を駆使して高い国力を維持す。


山仙 さん・せん

1794〜xxxx 男

山州出身。州王(しゅん)家の武官、山敬(さんけい)の長男。「山三籠(さんさんろう)」。


山耗 さん・もう

1803〜xxxx 男

山州出身。州王峻家の武官、山敬の次男。1821年10月、父と協働して峨帛政廷を討つ。


呪軍占辮 ジュグン・センベン

1752〜1829 男

渤方出身。大渤帝国龍眼。帝国を強権的に牛耳った「氷尖眼(ひょうせんがん)」。


峻江彩 しゅん・こうさい

1761〜xxxx 男

山州出身。三籠公、山州王。治世前半は優秀な人材により、「双瘤」の一つとして卓越した国力を誇った。


女懿 じょ・い

1745〜1808 男

都州出身。女硯の従兄。「脂権大帝(しけんたいてい)」。大姚帝国(けい)相、龍眼等を歴任し、1804年11月、皇帝女硯を放逐して帝位に就く。


女牙 じょ・が

1835〜xxxx 男

妖州出身。女硯の孫、女溢(じょいつ)の長男。類い稀な軍才を持つ。


女硯 じょ・けん

1750〜1816 男

都州出身。大姚帝国皇帝。1804年11月、従兄の女懿の圧力に屈して禅譲。その妖州落ちを称して「硯帝惨落(けんていさんらく)」。


穂泉煎 すい・せんせん

1751〜1807 男

(しん)州出身。秦州王。穂佑聯(すいゆうれん)の夫。美獣の傀儡となり、1807年6月「剣髯狩坦」の敗走中、美獣の策で戦死。


水鳳 すい・ほう

1863〜xxxx 女

泳州出身。泳州西部の小領主の生まれも、若年にして碧原三傑の一角に駆け上がった「天才」。


穂佑聯 すい・ゆうれん

1782〜xxxx 女

因州出身。因州美宜粽(びぎそう)の長女、美獣の妹。秦州王穂泉煎に嫁ぎ、兄との共謀で秦州を乗っ取る。


数銃 すう・じゅう

1753〜xxxx 女

(てつ)州出身。大姚帝国(さい)相府の高官を歴任、百科全書「当惑星大観(とうわくせいたいかん)」を編纂。退官後、大然学(だいぜんがく)を創始。


蜥春尽 せき・しゅんじん

1775〜1828 男

(ちゅう)州出身。(こう)州龍牙。闔州王(ばつ)家の譜代、宿老。1827年10月、州王閥檜(ばっかい)に謀叛。


閃言彫 せん・げんちょう

1745〜1810 男

闔州出身。盈橙(えいとう)を本拠にして、闔州西部に勢力を張った豪族。硯帝惨落の際、女硯擁護派。1810年5月、弟の閃戴と閥野翫(ばつやがん)の前に落城、斬首。


閃戴 せん・たい

1751〜1820 男

闔州出身。閃言彫の弟。塊協半陣営について兄を滅ぼし、闔州王閥養と抗争。


【た】


瞠牝 どう・ひん

1773〜xxxx 女

(るい)州出身。賦彼(ふひ)を本拠にする豪族。1806年、妖天の策に応じ、州王僚敞(りょうしょう)に対して謀叛。のち類州北部に自立。


瞠靺 どう・まつ

1796〜xxxx

類州出身。瞠牝の長女。賛楓(さんふう)を本拠に類州北部に盤踞した豪族。のち類州を統一した「賛楓の陽花」。


土哭 ど・こく

1785〜xxxx 男

坡州出身。土考の弟、塊協半の臣。1815年6月に独断で穣河を渡河し美獣に宣戦布告、称して「先鋭土突(せんえいどとつ)」。のち、闌城を守護して「孤闌王(こらんおう)」。


【な】


尼乎磊 に・からい

1799〜xxxx 男

庇州出身。庇州王尼竺(にじく)の次男。1810年に自家が崩壊、諸国流浪。1821年4月、辱落峡(じょくらくきょう)で塊協半の残軍を奇襲にて破り、穣界東部の雄にのし上がる。「透刃軍祖(とうじんぐんそ)」。


尼竺 に・じく

1763〜1810 男

庇州出身。庇州王。1810年4月、坡州塢宜からの撤退戦で同盟軍の定州王窶房長に置き去りを喰らい、塊協半に討たれる。



【は】


培梅 ばい・ばい

1743〜1807 女

坡州出身。坡州王。富国を誇ったが、1807年7月、坡州坂隷(はんれい)で塊協半に討たれた。


閥檜 ばっ・かい

1795〜xxxx 男

闔州出身。閥養(ばつよう)の長男、闔州王。1822年3月、伯父の閥野翫と組んで父を弑逆、闔州王に就くと、翌月盪関(とうかん)で美獣を討って穣界西部の雄に躍り出る。


閥野翫 ばつ・やがん

1778〜xxxx 男

闔州出身。閥家虫州総督、閥養の弟。1806年9月閥養を見限り、虫州に独立、塊協半陣営に立つ。


閥養 ばつ・よう

1770〜1822 男

闔州出身。闔州王。因州王美獣に従い、塊協半と抗争。1822年2月、嫡男檜と弟野翫により、殺害される。


美宜粽 び・ぎそう

1749〜xxxx 男

因州出身。因州王。1806年10月、嫡男美獣に幽閉され、州王座を譲る。


美獣 び・じゅう

1774〜1822 男

因州出身。因州王、美宜粽の長男。公子時代の1806年10月に秦州侵攻、反対した父と州龍眼を更迭して州王に就いた。以降、穣界の覇者への道を歩む。「穣界皇」。


美豕 び・し

1802〜xxxx 男

因州出身。美獣の長男。1822年4月、盪関で美獣軍が壊滅する中、離脱に成功し、名家美家の嫡流を守った。


必黄站 ひつ・おうたん

1750〜xxxx 男

(ねん)州出身。捻州王。1809年9月、州龍牙代の掬巴且(きくはしょ)に裏切られ、美獣に降伏。


郿令 び・れい

1771〜1805 男

都州出身。大姚帝国都相。1804年11月、龍眼女懿に籠絡され都州城衛の軍を催し、女硯帝を宮廷で拘束した。



【ま】


朦罠 もう・みん

1767〜xxxx 男

明州出身。坡州龍牙、明州領総督。坡州王培梅の重臣、のち塊協半に仕える。明州晃を本拠にした、「斜晃(しゃこう)将軍」。


門東衫 もんとう・さん

1780〜xxxx 女

妖州出身。大姚帝国祭相。史上の大軍師、門東蝕(もんとうしょく)門東叟(もんとうそう)の末裔。妖天の上洛行に貢献。「狂眼嫂(きょうがんそう)」。



【や】


妖天 よう・てん

1778〜1853 男

妖州出身。大姚帝国玉睨(ぎょくげい)。もと遊び人、妖州王媼蠱に妹の(ばい)が嫁いで上洛の援を得る。1805年に奸計により上洛し、以降帝国の宮中を牛耳る。「狡玉睨(こうぎょくげい)」。


【ら】


僚敞 りょう・しょう

1769〜1806 男

類州出身。類州王。1804年11月、女懿の「硯帝惨落」に協力、女硯の護送兵を組織。1806年2月、帝城を攻めるも嫋害(じょうがい)に敗れ、戦死。


僚羚 りょう・れい

1792〜xxxx 女

類州出身。類州王、僚敞の長女。父の戦死で州王を継ぐ。賞芸(しょうげい)を本拠に類州の戦乱に翻弄される。


壘渋 るい・じゅう

1745〜1807 女

坡州出身。坡州の巨城、坦陸を本拠に州東部に盤踞した豪族。州王培梅と渡り合ったが、1807年6月、世に言う「剣髯狩坦」で坦陸城に死す。


零揮甕 れい・きよう

1765〜xxxx 男

()州出身。懦州龍眼・龍牙。州王(そう)家に仕える。()城を本拠にする地方豪族から州王家を傀儡化する実力者に成り上がり、「零老龍(れいろうりゅう)」と呼ばれる。


烈風蹄 れっぷう・てい

1820〜xxxx 男

(けん)州出身。剣州王。女爛(じょらん)の遺志を継ぐとして、中原の覇王を目指す。女牙と対峙。





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斐界全図


挿絵(By みてみん)




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