魔王は死ねない
魔王。
文明の始まりから世界に恐怖を与え、世界を滅ぼそうとする怪物の中の怪物は勇者の身体を持ちながら、ただ呆然と立っていた。
「なぜ死ねない!」魔王は、怒気を孕んだ声で言う。どんなに怒っても、自分に起こったこの異常事態は解決しない。だが、魔王は死ねなかったことに怒りを感じるしかなかった。
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魔王はようやく冷静になる。死んでいる魔王の身体を見ながら、この異常事態について考える。
「確かに魔王の身体は死んでいる。だが、なぜ、我は生きているのだ?。魔王の魂が勇者の身体を乗っ取ったのか?、なら勇者の魂は?いや魔王と勇者の魂が交換されたのか?‥‥‥‥」と様々な考察を考えるが、そんなものに意味はない。それは、そもそも死んだことがないからである。しかも、魔王は自分の生まれも自分の力である闇を操る能力についてもよくわかっていない。
なら、未知の力が働いても仕方がない。
なんて、魔王は思えなかった。
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一通り考察を考えたが特にわかったことはなかった。時間を無駄にしたように感じ、少し落ち込む。すると、一つの思ったことがあった。
「これからどうするか」
それは、2つ目ぐらいに出てきてもおかしくないの疑問だった。魔王の目的は死ぬことだ。ただずっと生きているのに疲れたから死にたいのだ。
だが、強すぎて、自害もできず、殺されることもできない。
頼みの勇者の力でも死ねていなかった。
死ぬためにどうするかを考えていると、魔王の部屋の扉越しから声が聞こえる。
「まお‥‥し‥‥だろう‥ゆう‥‥ころ‥‥だ」
すると、扉は突然開き、レーザーで攻撃をされた。




