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浦川 日歌里ノウラジュウニシ【side:H】

as time goes by

作者: 日浦海里

短針は12の時を刻む

長針は60の分を刻む

秒針は60の秒を刻まないものがいる


連続して動き続ける秒針ならば

示す時は連なっていて

その一瞬一瞬は刻まれぬままに

ただ流れ続けている


しかしもしその一瞬一瞬が切り出せるのなら

刹那の時を刻んでいるとも

そう言える


それは1秒に対して

何分の1の時間なのか

何万分の1なのか

何億分の1なのか


連続する秒針は

一瞬の時も刻んでいないが

無限に時を刻んでいる


無限に時を刻めるのなら

それは人には叶わぬ永遠の時を

旅しているのではないだろうか

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても興味深いです。 人は客観的に認識するための時間を作り出すために、 主観的に時間を区切り、時の刻みのなかで生きているのですね。 人というものの面白さを、改めて感じました(^ω^) […
[良い点]  秒の概念に基する永遠を見る……  人が感じる時の速度も微妙に違う。  時の中のその1秒の中にさえ、新たな物語を思うその思考にも永遠は廻っているのでしょうか……  凄く突き詰めたくなる思考…
[一言]  確かに止まらないなと気付かされました。  1分=60秒。なのでそこで区切り。無意識に刷り込まれていました。  永遠を旅するものたちは、意外とたくさんいるのかもしれませんね。  
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