as time goes by
短針は12の時を刻む
長針は60の分を刻む
秒針は60の秒を刻まないものがいる
連続して動き続ける秒針ならば
示す時は連なっていて
その一瞬一瞬は刻まれぬままに
ただ流れ続けている
しかしもしその一瞬一瞬が切り出せるのなら
刹那の時を刻んでいるとも
そう言える
それは1秒に対して
何分の1の時間なのか
何万分の1なのか
何億分の1なのか
連続する秒針は
一瞬の時も刻んでいないが
無限に時を刻んでいる
無限に時を刻めるのなら
それは人には叶わぬ永遠の時を
旅しているのではないだろうか