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若隠居のススメ~ペットと家庭菜園で気ままなのんびり生活。の、はず  作者: JUN


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「ミキ×フミを見守る会」改め「貴婦人」のティータイム

 西野さんが連行されて行き、残った病院スタッフとフミ様は事情を訊かれている。

 私達は別のテーブルに移り、小声で乾杯をしてティータイムをしていた。お茶のお供は何と言っても、

「あんたに史緒はやれねえ」

「キャー!」

「ミキ様最高!」

「愛ね!」

これでお茶を何杯でもいける。

 病院スタッフの「魔物を実際に見てみるダンジョン体験会」の引率は、講習会で回る浅い比較的安全な所だけのものだったが、それでも完全な素人を引き連れて歩くので気は使った。しかも協会からの料金はそれほど高くはなく、ババを引いたという感じはした。

 しかしいざ話を聞くと、フミ様の元同僚がいる、前の勤め先だったとわかった。

 なので雑談も弾み、特に女性看護師とは同じ趣味の匂いもして、色々な話も聞けた。そう、西野さんの話である。

「フミ様になんてことをするのかしら、あの女狐」

「でも、ミキ様がバシッと!」

「決まったわぁ」

「いやあ、やっぱりミキ・フミよ」

「いいものを見させてもらったわ」

「ええ。依頼の料金以上の価値は十分あったわね」

「引き受けてよかった!」

 そうしてにっこりと、貴婦人のような笑みを浮かべた私達貴腐人は、フミ様とミキ様の座るテーブルへ目をやった。

「これからも、陰ながら見守りましょうね」

 我々の結束は固い。




お読みいただきありがとうございました。御感想、評価などいただければ幸いです。

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― 新着の感想 ―
達貴腐人は味方につけといて損はないね
[良い点] 貴婦人さん達が絶妙だし第49部分含めて言いたい事言ってくれるしで読んでいて気持ちがいいw 貴婦人(意味深)と言うか、苦手な人がいるのも知ってるし興味のない人や本人には絶対バレたくないけど、…
[気になる点] サブタイトルも貴婦人⇒貴「腐」人・・にした方が良いのではないかと思います。
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